大きなスイレン
春に咲くスイセンではない。朝に開くハスではない。仏の印象派、クロード・モネが描いたスイレン。「野生のスイレンではこれが最大」と京都府立植物園が新聞紹介、見に行った。覆うように水面に葉が浮かび、綺麗な青紫の花が幾つも幾つも咲いている。いや、大きい。
スイレンは水温が高いと、一日じゅう花が開く。自宅の庭池に咲かせて、毎日のように描いたモネのスイレン。岡山・倉敷の大原美術館で見たおり、学芸員がこのスイレンは朝か、昼か、夕方か、いつ開いた花でしょうか?と問いかけていたのを思い出す。モネのスイレン連作、しだいに形かなくなる。まして朝か、昼か、夕方か、モネに聞かないと~である。
植物園が紹介したスイレン、一周430㍍の観覧温室入ってすぐジャングル室の中だ。京都新聞5月18日掲載「植物園つうしん」拡大コピー、赤い→で池のスイレンを示している。オーストラリアなど原産の「ニンファエア・ギガンデア」という種類。ギガンデアはラテン語で巨大な~とか。モネのスイレンは温帯性だが、これは寒さに弱い熱帯性。植物園は水温28度で絶えず咲かす。朝昼晩、年じゅう、いつも大きく~。疲れないのかなあ。
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