花の名は「クレマチス」
青紫の、パッと開いた花弁、何と大きいことか。その花弁、何枚かなと数えると、1,2,3…8枚、八重だ。真ん中、ファッと白いのは雌しべ。植物園で見て、知ってはいるが、花の名前は何だったか~と、いつものスマホ、グーグルレンズで確認して、そうか、そうか~だ。
キンポウゲ科のクレマチス。園芸品種で「テッセン」、和名にして「カザグルマ(風車)」ともいうらしい。花弁の形、なるほど「風車」、言い得て妙だ。三十三間堂前から京都駅への七条通りの歩き、高倉との交差点。平安時代、仏師の祖・定朝らがいた七条仏所跡、いまは田中堯さん宅で、その庭先である。5月に入って、次から次へ、幾つも目立って咲いている。
調べると、クレマチスは「つる性植物の女王」という。北半球に広く分布、原種は300以上で、日本でも25種はあるらしい。その咲きよう、一重あれば、八重あり、下向きで釣り鐘みたいなのあり、色も白に赤に、ここに咲く青紫など様ざまらしい。花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」などと出たが、ここでは「旅人の喜び」がふさわしい。歩いて花と出会い、信号待ちで寛いで、スマホで調べて、覚えて「クレマチス」…、もう忘れないよっ!。
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コメント
クレマチスは自分も好きな花です。我が家の庭にも女房植栽のものが2,3か所に。白、紫、ピンク…。まだ蕾ですが開花が楽しみです。健脚さんの足と確かな目による自然描写は寒冷地に住む自分にとって季節を2度楽しめる感じです。
投稿: 道-中 | 2024年5月 4日 (土) 09時15分