出土した江戸前期の下駄
ガラスケースの中、土器と下駄が並んでいる。古い土器はときどき、ドキドキ?してみるが、古い下駄とは珍しい。武家か、町人か~誰が履いていたのか、江戸時代前期の下駄だいう。陳列、一つや二つではない。履き古して、捨てられたのか、沢山、沢山、出土して発見という。
京都市地下鉄烏丸御池駅、改札口へ降りる構内の東側だ。烏丸線と東西線の乗り継ぎ駅、乗降客は多い。自宅ある山科、行くも帰るも、よく利用している。ガラスケースは烏丸線を通したおり、事前の埋蔵文化財の発掘調査で出て来た遺物展示だ。「烏丸線の文化財」~粋なタイトルがついている。その中の下駄だ。いつも通り抜けるのにあっしの足がとまった。
地下鉄の前の市電変電所のひとつ、姉小路通り車屋町の敷地から出て来た土器と下駄。江戸前期のゴミ捨て場では~と。江戸前期と言えば、家康から5代将軍綱吉の1700年の頃。草履に代わって下駄が日常化してきた時代。展示の下駄、大きいのや、小さい子どものや。並べきれない分は写真がある。「これほど大量の下駄の発見、極めて珍しく貴重」という。地下鉄工事で、眠りから覚めた300年前の下駄、カランコロンとよう出た、よう出た。
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