紫式部の弾いた和琴???
ここ掘れ!ここ掘れ!で、1200年前の平安京、遺跡に遺物が出てきて、その掘り出しもの、メインは和琴という。京都市考古資料館はいま「紫式部の平安京」~地中からのものがたり~と題し、発掘パネルとともに和琴を特別展示している。
大河ドラマ「光る君へ」絡みの企画だ。考古資料館は、今出川大宮のバス停真ん前、西陣のど真ん中。どこでだったか、和琴が載った紫色のチラシを見て、ぶら歩きで行った。鳥羽離宮跡から出土した和琴はヒノキ材、孔6つで、平安中期の六弦琴という。ガラスケースに横でなく、ビルマの竪琴?縦の展示だった。
~風の涼しき夕暮れ…独り琴をかき鳴らしては…~は、紫式部の一句。琴を弾く紫式部の絵巻物写真も出ている。五島美術館所蔵の国宝で、写真撮影は禁止。発掘の和琴を紫式部が弾いたかどうか不明も、関連を意識づけした写真のようだ。別のところで発掘、「ことじ」と読む小さな琴柱も2個展示してある。琴の胴に立て並べ、弦の音を調整する柱だ。コトコトコットンは水車、この和琴は誰が弾いて、どんな音だったのだろう。
※ 紫式部の生没年は不詳も、生きた時代は平安京建都から200年後、源氏物語書き始めは24歳、全54巻完成は8年後で、没年は44歳という。 ※ 特別展示は6月23日まで。光源氏モデル、源融や、藤原道長邸宅跡発掘パネルほか、かな文字の器なども展示。
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