« いま「仁丹」町名板はどこ? | トップページ | 植物園ミニミニガイド »

2024年3月 6日 (水)

老舗の「かぶら蒸し」

Img_7550 Img_7317 Img_7530 Img_7533 Img_7534 Img_7535_20240303073101 Img_7536_20240303072901 Img_7537_20240303073001 Img_7543_20240303073001Img_7532_20240303074001 京都の冬料理と言えば、これこれ、これどす。鉢の蓋に葉付きのカブラ絵、真ん中の小さな輪にワサビ。そっと蓋をとると、白く丸く、こんもり、雪のよう。ねばっとした餡が全体にかかっている。これこれ、これがかぶら蒸し。「冷えたおりは、ようあったまりすえ。」

 

 京料理・一平茶屋はかぶら蒸しが名物。四条通り、大きな提灯かかった南座、にしん蕎麦の松葉の角を曲がって、南へ5,60㍍。鴨川の向かい、川端通り。大正時代から続く老舗だ。簾が二階に掛かって、表側は茶色の壁。風が吹いて、暖簾がめくれて、表札は佐々木さん。エプロンのお母さんは三代目の奥さん、いまは息子の4代目が継いで100年という。

 

 先付けが出た。ごま豆腐だ。八寸が来た。タコだ、フグの煮凝りだ。凍った煮凝りは好物、それがフグとは初めてだ。造りだ。来た、来た、かぶら蒸しが来た。京野菜の聖護院かぶら。漬けて薄く切って千枚漬け。これは皮を剥いて、すりおろし、蒸して、蒸して…。ふんわり、柔らかいなあ。あっ!中から煮穴子や。これまた好物、ええねえ。赤出汁、香の物、小さなお茶碗にご飯。少し、ちりめん山椒が乗っている。一平茶屋初見参、これぞ、老舗のかぶら蒸し!。◎◎◎。

 

|

« いま「仁丹」町名板はどこ? | トップページ | 植物園ミニミニガイド »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« いま「仁丹」町名板はどこ? | トップページ | 植物園ミニミニガイド »