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2024年3月26日 (火)

東福寺の「塔頭」

Img_8482_20240321075301 Img_8481_20240321074101 Img_8478_20240321074101 Img_8484 Img_8485 Img_8487 Img_8500 Img_8501 Img_8506 Img_8509 Img_8512 Img_8514 Img_8520 Img_8503_20240321075801 「塔頭」には、墓がある、庭園がある、歴史がある。「たっちゅう」と読む塔頭。手元の国語辞典をひくと、禅宗で祖師など墓(塔)がある所とか、本寺の境内にある小院と出た。臨済宗東福寺には、その塔頭が境内に25もある。謂れなど、門前の駒札に書かれている。

 

 釈迦をしのぶ涅槃会(ねはんえ)の東福寺。本堂に縦11㍍、横6㍍の巨大な涅槃図が掛かり、無料の特別公開と新聞で知って行った。東山の第一日赤あたりから歩き入って、本堂までの道筋、塔頭また塔頭である。退耕院は安国寺恵瓊のお寺、ここで恵瓊と三成らが関ヶ原の戦いを謀議という。明暗寺は、尺八の根本道場。雲龍院は九山八海の庭園があるという。

 

 藤原道長が由緒の同聚院、手水前の不動明王像が怖そう。芬陀院は雪舟の庭がある。八重の桔梗が咲く天徳院。駒札よく読むと、大坂冬の陣、方広寺の鐘に「国家安康・君臣豊楽」と撰文した清韓僧正のお寺と知った。即定院、龍吟院、大機院…どの塔頭も駒札で知識が膨らむ。本山では、紅葉の通天教、国宝の三門、本堂天井は堂本印象の蒼龍図…、ねはんサービスで甘茶。猫もいる珍しい涅槃図は写真不可、ポストカード買って、猫はどこ?と見た。

 

 ※ 東福寺涅槃会は3月14日から3日間開催。

 

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