一条戻り橋、満開の河津桜
ピンクピンクしたサクラだ。橋下の堤から太い幹が出て、橋を覆うように咲いている。1本のサクラ樹。出歩いて、こんなところにこんな見事なサクラ。知らないこと多いが、この満開サクラも初めてだ。ソメイヨシノに先がけて、濃いピンクが目立って咲く河津桜だ。
日本で初めてのチンチン電車が橋を渡った堀川の一条戻り橋。近くに陰陽師・安倍晴明祀る晴明神社がある。この戻り橋、謂れが多い。戦時中は出征兵士が戻って来るようこの橋を渡り、かと思うと、嫁に行く娘は戻って来るなと橋を渡らずだ。安倍晴明はここで亡き父を祈りで甦らせ、渡辺綱はここで鬼の腕を切ったなど、伝説の橋は、いま、満開のサクラだ。
少し寒かったが、春感じさす好天。オープン戦9連敗の阪神、いつか好転と思いつつ、同じ歩くなら清流が戻った堀川端を~と歩いた。二条城へ向かって、今出川通りから南へ500㍍で、この戻り橋。日曜の昼下がり、長さ10㍍ほどの橋がひときわ明るい。ご近所か、何かで知った皆さんか、橋の上から下から眺めている。河津桜、三条大橋西側でも伏見の淀堤でも咲いてニュースに~だが、ここ一条戻り橋のピンク咲きは鮮やかだ。来年も戻り咲き、まちがいない。
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コメント
懐かしいなあ、一条戻り橋とチンチン電車。。生まれ育った家が、この近くにあり、遊び婆だった。私の名前「泰宏」は、晴明神社で姓名判断をしてもらって命名した、と父から聞いていた。チンチン電車が堀川の中立売橋を渡っており、よく利用した。戻り橋の桜は知らないので、さっそく見に行こう。
投稿: 泰さん | 2024年3月13日 (水) 12時41分