« 祇園名物、江戸焼きウナギ | トップページ | 水墨画、双竜の迫力… »

2024年2月 8日 (木)

あの世とこの世「六道の辻」

Img_5721_20240203072201 Img_5720Img_5648_20240208070101 Img_5737 Img_6265 Img_5740 Img_5717_20240203072001 Img_5722_20240203072901 Img_5724_20240203072001Img_5732_20240203072601Img_5733   どう言う訳か、この頃、歩き行くあの道が妙に馴染んできた。あの世とこの世の分かれ道だという「六道の辻」だ。年のせいだろうか、ときどき、ひょいとあの世の方へ一歩、踏み出している。ぶら歩きコースの一つ、驕れる平家の~六波羅探題があった六原界わいである。

 

 バス停五条坂降りて、西北へ建仁寺境内を通り抜ける道筋。お盆に精霊の迎え鐘で賑わう六道珍皇寺あたり。昭和の初めまで、市内を上京と下京に分けた松原通り。東側が葬送の地・鳥辺野、そこが生死の分岐点の道だという。口から「南・無・阿・弥・陀・仏」と息を吐き、食うや食わずの聖、空也上人像の六波羅蜜寺、安いスーパー・ハッピー六原などもある。

 

 町名は髑髏みたいな轆轤町。京名物という幽霊飴も売っている。真言宗・西福寺は六道の辻の石碑、額などがかかる。別れ道はここか~と思うのは、やはり建仁寺の塔頭でもある六道珍皇寺の門前あたり。門が赤くて、目印になるゴツゴツした石碑が立つ。寺の中、閻魔さん、そばに仕える小野篁の像、あの世に通じる井戸など、役者は揃っている。近くの書店、六道の辻ウオーク本が人気だという。この世からあの世の道へ、見境がつかなくなってきた。

 

 ※ 六道とは、地獄、飢餓、畜生、人間、修羅、天上で、生前の行い裁く冥界の道。
 

 

 

 

 

 

|

« 祇園名物、江戸焼きウナギ | トップページ | 水墨画、双竜の迫力… »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 祇園名物、江戸焼きウナギ | トップページ | 水墨画、双竜の迫力… »