芸大生作品「穴があったら」
これが、若さの発想というのか。いや、感性かな。完成した作品に加え、そのタイトル、キャプションがまあ、ユニークだし、洒落気があるような。古木を磨いて立てて、真ん中あたりをへこませて、作品名「穴があったら」。作者はその作品がよほど恥ずかしかったのか。
京都市立芸大の卒業記念作品展。洛西から京都駅の隣に移転して4か月、その学舎で初の開催だ。人気のラーメン店、いつも長い列が出来ているJR高架のすぐ東、塩小路通り。出歩きコース、ぶらり見に行って、鑑賞の始まりは芸大通り。そこで木彫の展示。台車に椅子を乗せて、ときどき二人がかりで動かして「運ばれる座標」。深く意味を求めないのがアート。
学舎2階あたりから四角な布が下がっている。7,8㍍。そのタイトル「ただ見えているだけ」。これ中井賞を受賞という。見えているだけでいいのだ。油絵、日本画はD棟。7階まで行って、屋外展望がいい。南側にJR走り、東側は山々。アート心が沸きそう。作品いっぱい、頭がこんがらがる。「最期の晩さん」はカレーうどん、中トロ、餃子。最期でなくても~。陶芸は黒い手。腕から中が見えて、タイトル「手のうち」。洒落がよく効いている。
※ 作品展は2月7日から11日までだった。
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