大正時代、京都の街頭風俗
ええっ、蛍売りってあったのか。籠の中に蛍がいっぱい、ピカリピカリ明るい。♪~蛍の光、窓の雪、書よむ月日、重ねつつ~♪。卒業式を思いだす。これは、テケテンテケテン~の猿回し。こっちは。タコや船やの飴細工、風船屋に氷屋…、今は昔も、どこかゆったり、風情がある。
京都市歴史資料館へ行って、「人々は京をどう生きたか?」。文化庁京都移転の特別展という。寄託品多く、いつもは写真撮影ができないのに、今回はどうぞと。展示のその一つ、大正から昭和初めの京都街頭風俗絵。経歴など不詳の画家中島荘陽さんが描いた画帳。回り回って国際日文研が所蔵、ホームページでも公開というが、画帳そのものが直々の展示である。
ガラスケース覗いて、これも、これもと~デジカメ撮り。移動販売の屋台は、小腹がすくころ、チャルメラの音で蕎麦の「夜なき」。ちょっといっぱいの「関東屋」はおでん。元祖立ち食いか。栗屋に寿司屋、あめ湯にあま酒。占いは、手相で八卦、歩きの辻占い、飼いならした山雀(ヤマガラ)のおみくじ引き。虚無僧、按摩、托鉢、チンドンの東西屋。御詠歌流し、軍服姿の薬売りは千金丹、何が見えるか覗き眼鏡…どの絵も見ていて飽きない商い?。
※ 京都歴史資料館は寺町丸太町上ル。この特別展は12月24日まで。
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