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2023年12月

2023年12月31日 (日)

今年の漢字は「税」「暑」「戦」「虎」…

Img_3236 Img_3237 Img_3238 Img_3239 Img_3240  大晦日だ。振り返って今年はどんな一年だったろう。そりゃあ、暑かった。観測史上最高に暑かった。また戦争が始まった。ウクライナからパレスチナへ。戦争はしたらあかん。もう一つ、ほれ、あれ、あれや。虎や虎。そう、岡田監督の阪神タイガース38年ぶりの日本一。

 

 そして~、漢検の公募「今年の漢字」1位は「税」。やれ増税、やれ減税、それにインボイスと税がゼイゼイ、世の中を騒がしたからと。「暑」は2位、「戦」は3位、星野阪神でセリーグ制覇以来、18年ぶり2度目をめざした「虎」は4位。京都・八坂神社前、西行きバス停前の日本漢検ミュージアム。入り口壁面に「今年の漢字」応募結果が20位までが出ている。

 

 投票が始まって、早めにバス降りて、この場所で代理投票含め、3度も「虎」と書いた。阪神が日本一になったのは、応募公示から。ずいぶん追い上げたらしいが、及ばなかった。1位の「税」は、縦1・5、横1・3㍍の大きな和紙に清水寺の舞台で、森清範貫主が一気呵成に書き上げた。毎年恒例、ことしで29回目。墨痕したたる書は、今、漢検ミュージアム1階フロア奥に飾ってある。今年は「税」になったが、来年はまた「虎」がトライアル?。これ、洒落納め?。

 

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2023年12月30日 (土)

歳末風景あれこれ

Img_3204 Img_2863 Img_3009Img_2834_20231226085301Img_3000_20231226084401Img_2958_20231226085801 Img_2482 Img_2899_20231226085401Img_3212 Img_3200 Img_2893 一年の終い天神の北野神社へ行って、本殿前に撫で丑さん。頭をナデナデ、もう正月か?とウメいたような。北野さんは梅、洒落うめい?。地下鉄烏丸五条の壁面イラスト。来年の干支「辰」を再来年の「巳」が追う。来年はパリ五輪、再来年は大阪万博…、一年が早い。

 

 年の暮れも♪~少しもやすまず足音高く~♪の町の歩き屋さん。一日6千歩から1万歩。歳末、師走の風景を見て、一年納めの写真撮り。寺町三条上ル、矢田地蔵尊は冬至のかぼちゃ供養。お供えのかぼちゃが3個、デッカイ。南座は顔見世。今年は市川團十郎と新九郎の襲名披露。勘亭流招き上げ見上げて、その名はどこどこ。掛け声復活、成田や!になりたや?。

 

 河原町通り、カラオケ屋さん。サンタんいっぱい。数えてヨンタ、ゴンタ、ロクタ…いったいナンタだ?。京都駅地下のポルタ。人気のうどん屋さんが「冬の白カレーうどん」。その白はじゃが芋ムースを蒸す?と。松原通りの招き猫。右手も左手も同時にあげて、金運、幸運の呼び込み、なるほど、うんうん?。弘法さん、天神さんの屋台で、おでん炊きのおばさん、どっちでも、おでんでデンデン?。出店で大谷思う兜あり、羽子板あり…年明けが近い。

 

 

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2023年12月29日 (金)

京都タワー正面、絵馬奉納催事

Img_2932_20231222074501 Img_2937 Img_2939_20231222074601 Img_2949 Img_2952 Img_2930_20231222074501 京都タワー正面で人だかりがしている。信号渡って、ナニとみると、下鴨神社祈願の絵馬祭事だという。来年の干支・辰を描いたジャンボ絵馬の前。衣冠装束の神職が祝詞を読みあげ、ゆるキャラ「たわたちゃん」が神妙に頭を下げている。これも出会い、野次馬になった。

 

 暮れ、京都タワー毎年の行事のようだ。絵馬は高さ1・7㍍、幅2㍍。龍がうねって、滝つぼの渦とともに描かれている。タワービル内に置き、来館者が来年へ願い事書きこんだあと、下鴨神社へ奉納という。神職さんら祭事すんで、たわわちゃん率先垂範の書き込みは「60周年タッセイ!」。昭和39年、東京五輪の年に建ったタワー、来年がもう還暦なのだ。

 

 京都タワーは高さ131㍍。建設時の京都市の人口に合わせている。展望台までは100㍍。古都・京都にふさわしくないなど建設是非、侃々諤々だったが、いまや、京都のシンボルのひとつ。客室あるホテルのタワーは、国内でここだけという。経営者が代わり、地下大浴場なくなった。あれだけ通った地下食堂街はいまはフードコート、内部は様変わりだ。これも歴史だろう。夜、タワーは禁煙デーなどで七色に輝く。昼、タワーの白さは晴れた日、青い空に伸びて美しい。

 

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2023年12月28日 (木)

白ヤギさんと黒ヤギさん

Img_3042_20231224070401 Img_3048_20231224070401 Img_3054_20231224070801 Img_3055 Img_3030_20231224070301 Img_3036 ~ねえねえ。いや、メエメエ。白ヤギさん、あんたこの間の手紙、読まずに食べたでしょ!。メエメエ、黒ヤギさんだって、読まなかったし、また書いたよ!~。白ヤギさんと黒ヤギさん、園舎の中、上と下で、頭をこすりあって、そんな会話をしているような場面に出会った。

 

 東門から入り、京都市美側の正門へ通り抜ける京都市動物園。動物園は英語でZOO、最近ずっと?そうしている。師走、今年最後に行ったおり、おとぎの国で白ヤギさんと黒ヤギさん。お互いに出しあった手紙のことで、直接向かい会って、話しあっているような。柵ごしに見つけて、なんとも微笑ましい。さらに北側の疎水沿い歩いて、今度はカバのツグミちゃん。

 

 昼間はプールに潜ったままなのに出てきて、こちらにお尻を見せている。さすかにカバ、バカでかい?。お尻に比べ、しっぽが小さく、それが可愛い。ことし36歳のツグミちゃん。お尻?そんなこと知りません。新年へ、福が来るフクロウも見た。真っ白、まるで雪だるまのようなシロフクロウ、もっと知ろう?。神戸市動物園生まれで、京都へ移住し9年目のオス。名前は「イワン・トー」。あまり、可愛い可愛い!と言わんといてえ?。よいお年を。

 

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2023年12月27日 (水)

終い弘法、食を見る

Img_2872_20231223072701 Img_2874_20231223072701 Img_2879 Img_2880 Img_2899 Img_2900 Img_2910_20231223073201 Img_2911 Img_2914_20231223073301 Img_2919_20231223073701 Img_2923_20231223073401 まあ、なんでもある。たこ焼き、ベビーカステラ、たい焼き、スルメ、串焼き、おでん、お好み焼き、から揚げなどなど。庶民好みの食、ないものはない。そこで口にしたのは、焼きそば500円、玉こん1串3個250円、それと、ちょっと一服でコーヒー350円!。

 

 いや、もう一つあった。持ち帰り用に鯖寿司1500円。ここ、どこかと言うと、空海さん入寂の3月21日ご縁で、毎月21日に露天が並ぶ東寺さんの弘法市。この間、一年最後の終い弘法へ。北大門から入って、最初に売り切れ寸前の鯖寿司買って、次が金堂前で、人気の焼きそば。大きな鉄板、二つテコ、巧みな二刀流の手さばき、見ているだけで屋台の味がする。

 

 紅生姜と青海苔入り、テント内の床几で、皆さんと一緒、これも庶民の味。琵琶湖産わかさぎの天ぷら、ええなあも、列が長すぎる。国宝・五重塔が見える重文・南大門前へ行って、好きな玉こん。串の3個刺して「玉三郎」と名乗る。辛子つけ、鼻にツ~ンと来るのがいい。南大門屋根の下の床几コーヒー。熱い紙コップ、手が温まる。伊勢うどん、ちりめん山椒、干し柿、明太子、巻きずし、パン、漬けもん…、食だけに絞っても、あるは、あるは~の弘法さん、庶民の味方?。

 

 ※ 12月21日の弘法さん、翌日の京都新聞によると、露店数はコロナ過前と同じ1200店、訪れた人は10万人と。

 

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2023年12月26日 (火)

高校駅伝、花の1区を撮る

Img_3123 Img_3131_20231225074801 Img_3134_20231225074801 Img_3135_20231225074901 Img_3144_20231225075301 Img_3145 Img_3147_20231225075401 Img_3162 Img_3152_20231226061301 Img_3167_20231225075501 Img_3178 来た!来た!。高校NO1のランナーが来た。須磨学園の折田壮士くん。淡路島出身、青山学院の入学が決まっている。埼玉栄・松井海斗くんも競りあう。第一中継点のタスキリレーへ、二人のラストスパート。松井くん、苦しい。やはり折田くん、速い。力強い。

 

 高校駅伝、花の1区。西京極から烏丸鞍馬口までの10㌔。明日の日本長距離界を背負うエースランナーの競演。NHKのラジ中継、耳に当て現場へ行った。中継点のどこで写真を撮るか、それが難しい。ランナー走行側の歩道、中継点はいいけど、観客でいっぱい。向かい側歩道に行って、中継へあと300㍍、タスキを外した付近に陣取り、ランナーを待った。

 

 ラジオは1区中間点、左大文字が見える北野中学前で、折田くんらトップ集団が過去最高と同タイムで通過とアナウンスしている。まだかまだか。先導車が来た。パトカーも来た。ちょっと遠い向かい側。デジカメズームいっぱい。今や、今!、その一瞬、トップの折田くん撮った。復路の第4区へも。頼山陽の庵があった山紫水明処、丸太町橋北西。ここもラスト300㍍の向かい側。ランナー最後の頑張り一枚また一枚、デジカメも汗をかいていた。

 

 ※ 第74回全国高校男子駅伝は12月24日開催。優勝は長野の佐久長聖。大会新の2時間1分0秒で6年ぶり3回目。1区の区間賞、折田くんは28分48秒で、日本人選手過去最高記録。

 

 

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2023年12月25日 (月)

京の台所、錦市場のいま!

Img_2699_20231221082401 Img_2769 Img_2748_20231221082601 Img_2716_20231221082701 Img_2754 Img_2711_20231221082301 Img_2720_20231221082401 Img_2721 Img_2724_20231221082701Img_2726 Img_2725 Img_2729 cucumber、英語表示のキュウリ串がある。漬けもん樽、円形に並んで1本200円。こっちはeel+sea urchin。訳すと、鰻串にウニのせ。ハイボールをセット1500円。変わった!変わった!と言われる京の台所、錦市場。確かに確かに~である。

 

 その歴史、江戸から400年。幅3・3㍍、両側に123店舗、アーケードあって390㍍。かつて青物問屋営んだ伊藤若冲がいて、京野菜、川魚、乾物モノなど多かった錦のお店が、いま、変貌している。歩く人々、7割は観光客、その半分は外国人。食べ歩きは禁止になり、その代わり、店前で立ってか、店舗改装した店内でイートインするか~である。

 

 若冲の絵看板が新しくなった京都大丸側から歩いた。タコの中にうずら玉子入れたタコたまご1串400円、あぶります~という。世界一辛い一味、七味は狂辛、舞妓はんひい~ひい。屋台村が出来た。酒ダルで、立ち飲みどうぞ。蟹天、鱧天、海老天…アツアツという。まだある。1串1000円は牛サーロイン天。出汁巻き実演販売、湯葉クリームのコロッケ。たこ焼きでハイボール、カキ、餃子、寿司の店…、時代とはいえ、昔の、あの店はどこへ?。

 

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2023年12月24日 (日)

赤紫の葉は「ベニバスモモ」

Img_2589_20231220082501 Img_2592_20231220082601 Img_2612_20231220083001 Img_2607_20231220083101 Img_2608_20231220082601 Img_2598_20231220083001 Img_2614_20231220083001 Img_2626 Img_2628 Img_2633_20231220083201 Img_2647 Img_2640 Img_2650 Img_2656_20231220083801 Img_2664_20231220083801 Img_2665  あの赤紫色の葉がいっぱいの樹木は?~と近づいた。幹に掛かっている樹名札を見ると「ベニバスモモ」という。紫蘇のよう、紅葉しているのだろうか。バラ科で、スモモも成り、別名で「アカバザクラ」(赤葉桜)ともいうらしい。冬の空にどこか神々しい。

 

 これだけ行っているのに初めてだ。開園100周年ロゴも決まり、正門にはカウントダウンの花文字が出た京都府立植物園。「ベニバスモモ」は、北山門入って東側、時計塔と隣り合っていた。樹高10㍍はある。今さらながら「はじめまして」である。冬枯れと言っても、なんのなんの~、ベニバスモモしかり、今しかという草木との出あいが多い。

 

 葉が落ちたメタセコイヤ、黄色と緑色が裏返しの葉はカエデ、樹木回りをレンガ色に染めたヌマスギ、フウの落葉。目立つ色もある。赤い実の鈴なりは、ウメモドキか。冬陽に透けるカミヤツデ、雲南ロウバイの思わぬ黄葉。赤いサンゴミズキ、いつも同じ時間のトケイソウ、ピンクのサザンカ、いい色だ。枝から落ちる最後の1枚は?無情さ思うソメイヨシノの枯れ葉、ここはどこ?南国か?裸婦像とヤタイヤシ…、冬なればこそ~と勢揃いしていた。

 

 

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2023年12月23日 (土)

冷えたときは「鍋焼きうどん」

Img_2580 Img_2573 Img_2572 Img_2581_20231219065301 Img_2578_20231219070001 Img_2583 出歩いて、この冷え込み。ひとりでも、フーフー?してみたい。鍋や鍋、ひとつでも、フタとって、ふぁっと湯気が上がる鍋焼きうどん。山科から地下鉄へ乗る前、千成餅食堂へ行った。覚悟の相席、前へ前へ行って、黒板に今日の日替わり定食、ブリ大根が見える席へ。

 

 鍋焼きうどんは900円。何でも値上げの世の中、相場からいって安いし、どういう仕掛けか、注文して出て来るのが早い。赤いエプロンのおばさん、どうぞ!とフタを取ってくれる。どこか、家庭的な感じがする。恒例、食べる前のデジカメ撮り。湯気でレンズが曇る。待っていて、熱いうちに~と気もせく。熱い出汁、レンゲでフーフー、ああ~あったかい。

 

 鍋の中でもつれたうどん、2、3本ひっぱり出す。これもぬくたい。ぬくたい?これ京都弁。鍋焼きと言えば、具。なにがどんだけ入っているか。ほうれん草、ポパイの力こぶ思い出す。蒲鉾は4個、厚切りや。海老、コロモふやけて、赤い筋が丸見え。大きさは中。尾っぽ、食べるか、残すか、悩ましい。揚げ麩も一枚。玉子は半熟。ころっとした鶏モモ肉、底にもあって4個。シイタケ、味がしみている。海苔も1枚。具は8種、ハッシュタグ?。◎◎◎。

 

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2023年12月22日 (金)

景色をかえたイヌビワの黄葉

Img_2500 Img_2510_20231218081701 Img_2506 Img_2504_20231218081601 Img_2512  いつもよく歩くコースなのに、なんだ、なんだ、あれはナンダ?!。歩道角っこの植え込みから黄葉した低木が突き出ている。斜向かいを歩いて、よく目立っている。いつもと同じ景色でない。見惚れて、なんの黄葉だろうと、信号のない三差路、右と左と確認して渡った。

 

 二条寺町東北かどだ。北へ歩くと京都御苑。両側は、お茶の一保堂、囲碁の本因坊跡、鯖寿司の末広、西国巡礼の革堂などがある。東側よし、西側よし、どちらも歩くとほっこりする。二条寺町商店街の縄張り。角地の植え込みは、生活文化博物館をめざす商店街の始まり。石碑に「通ひ路は 二条寺町 夕詠(ゆうながめ)」。井原西鶴がこの辺りで、詠んだ句だという。

 

 京都市内歩くと、その昔がよくヒョイと出て来る。このあたりもそのようだ。絵入り読み物を販売する絵双紙屋が多かったらしく、夕涼みで歩く人々の様子を西鶴の才覚?で苦も無く句?にしたらしい。そんな説明板があった。師走半ば、寒い日だった。美しく黄葉した低木はナニと、グーグルレンズをかざした。イヌビワと出た。葉が細長くて、その中のホソイヌビワだという。一年に一度、景色まで変えた黄葉、いいな、いいな~となんども見た。

 

 ※ 歩きは12月17日、昼間の気温が5度、6度。

 

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2023年12月21日 (木)

宮内庁職員ガイドの京都御所

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 京都御苑に門は九つ。老舗饅頭・虎屋がある烏丸今出川南側が乾門。そのずっと南へ行くと、長州と薩摩など戦った禁門の変で日本史登場の蛤御門。ガイド同行するには乾門が近い。手荷物検査に始まり、全体説明の次の次は、諸大夫の間。襖の絵は、虎、鶴、桜。身分によってちがう。畳に縁も色がちがうという。御所内、明治まで500年間、代々の天皇が住まわれた~と。

 

 宮中行事は三日に一度もあり、多忙という。儀式一覧表も見た。御所のまんなかに紫宸殿。右にあっても左近の桜、左にあっても右近の橘。天皇御座からの視点、京都市内の右京、左京もこれにならっている。檜皮葺の紫宸殿はビル7階の高さ。前は建礼門。即位式などめったに開かない。来年大河で脚光浴びる紫式部の清涼殿、王政復古の大号令の御学問所、天皇の寝室ある日常生活の御恒御殿などなど。宮内庁職員ガイドあって詳しく知る京都御所、案内50分は無料である。

 

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2023年12月20日 (水)

「いりこ」

Img_2201_20231216074901 Img_2197_20231216074501 Img_2200_20231216074901 Img_2198_20231216074601 カリカリ、ムシャムシャ…、頭から丸ごとの「いりこ」が好きだ。食べたくなると、京都駅地階東側の「つくもうどん」へ行く。「いりこ」がサービスで出る。小皿に取り放題の「いりこ」を盛って、注文したうどんメニューとともに食べる。うどんもだが、それがおいしい。

 

 西日本では「いりこ」と言い、東京など東日本では「煮干し」。カタクチイワシのことで、大きいのは出汁になる。小さいのはおやつ。カロリーはそんなに高くなくて、栄養価が高い。カルシウム、鉄分、それに頭かよくなる「DHA」などをふくんでいる。女性の骨粗鬆症対策にはピッタリともいう。~おやつはカール~とCMは言うけど「いりこ」のおやつもいい。

 

 「つくもうどん」はコロナ過前に開店した。長崎九十九島いりこを冠にしている。9月9日生まれで、「9」に縁があり、「いりこ」好物なのでよく行く。この間は、あんかけと刻み揚げの「京風たぬきうどん」で入った。自販機購入は、調理場へのオーダーになっていて、並んでいる間に注文のうどんが出来る。うどんが人気か、「いりこ」か、流行っている。鉢盛の「いりこ」は好きなだけ取れるのがいい。小皿に10尾以上、うどんより、入れ込んで、まず「いりこ」。

 

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2023年12月19日 (火)

京都で晩白柚の実が成る木

Img_2429 Img_2431_20231215073501 Img_2427 Img_2426_20231215073401 Img_2432_20231215073501 えっ、これ、晩白柚(バンペイユ)かな。うん、そうや、まあ、まちがいない~。臨済宗・相国寺境内を通り抜け、東門を出て、民家の塀越しに高木。見上げて、大きな黄色い実が幾つも幾つも成っている。一緒に歩いていた宮崎の知人夫妻がその実を見定めて、驚いている。

 

 晩白柚と言えば、大きさで柑橘類の王様。名前の由来は、晩生で果実が白いからで、ザボンの一種、まあでっかい。特産地は熊本の八代。暖かい所で育つ。平均して直径20㌢、重さ4㌔。バレーボールぐらいになる。宮崎の知人は庭木でその実を成らせ、2年前、写真を送ってもらったことがある。その知人が京都へ来て3日目、出町枡形商店街へ行く道筋だった。

 

 暖冬傾向とはいえ、冬は底冷えの京都で、まさかの~晩白柚の木である。樹高にして5、6㍍、実がイエローイエローして成っている。枝のあっちにこっちに50個以上も。柚子、夏蜜柑よりすでにうんと大きいのに、知人はまだ大きくなりますよ~と。どうして、京都で晩白柚か、受粉はどうしているのか、そんなこんなを聞きたかったのか、知人は玄関先へ回り、ピンポンピンポンも、お留守のよう。晩白柚の花言葉の一つは「楽天家」。まあ、いいか???。

 

 

 

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2023年12月18日 (月)

大正時代、京都の街頭風俗

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 京都市歴史資料館へ行って、「人々は京をどう生きたか?」。文化庁京都移転の特別展という。寄託品多く、いつもは写真撮影ができないのに、今回はどうぞと。展示のその一つ、大正から昭和初めの京都街頭風俗絵。経歴など不詳の画家中島荘陽さんが描いた画帳。回り回って国際日文研が所蔵、ホームページでも公開というが、画帳そのものが直々の展示である。

 

 ガラスケース覗いて、これも、これもと~デジカメ撮り。移動販売の屋台は、小腹がすくころ、チャルメラの音で蕎麦の「夜なき」。ちょっといっぱいの「関東屋」はおでん。元祖立ち食いか。栗屋に寿司屋、あめ湯にあま酒。占いは、手相で八卦、歩きの辻占い、飼いならした山雀(ヤマガラ)のおみくじ引き。虚無僧、按摩、托鉢、チンドンの東西屋。御詠歌流し、軍服姿の薬売りは千金丹、何が見えるか覗き眼鏡…どの絵も見ていて飽きない商い?。

 

 ※ 京都歴史資料館は寺町丸太町上ル。この特別展は12月24日まで。 

 

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2023年12月17日 (日)

「ツワブキ」について

Img_2019 Img_2030 Img_2025_20231212075101 Img_2031_20231212075001 Img_2024 Img_2027  島根県の小京都・津和野、その地名ルーツは「ツワブキが生い茂る野」からという。ツワブキは、キク科の常緑多年草。初冬にキクのような花が咲き、葉はフキのよう。岩と石の間に生えるので漢字で「石蕗」。色んな呼び方、沖縄では方言でなぜか「ちいぱっぱ」という。

 

 京都市役所西北、寺町側に憩いのスペース。そう広くないが、ベンチが二つ。その回りに季節ごと、草花が咲き、今はツワブキが回りを囲んでいる。あっちにもこっちにも、まあ群生と言っていい。庁舎改築のおり出来た出入口。市民向けというより、職員が所用、昼食などよく利用している裏口だ。御池通りから寺町通りをよく歩くので、この場所を知っていた。

 

 ツワブキ由来は、艶葉蕗(つやはぶき)、「艶のある葉を持ったフキ」から転じたという。葉は20㌢ほどで、地面を這うように多い。黄色い御紋章のような花は、茎から真っすぐ伸びて、今が見ごろ。いつもの歩き、花を見ると、足が止まる。スペースの一角に「間部詮勝寓居跡」(まさべまさかつ)の石碑。安政の大獄で奔走した老中、京都別邸。ツワブキの花言葉は「謙譲」「困難に負けない」。そして、沖縄で「ちいぱっぱ」。やはり、その名が気になる。

 

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2023年12月16日 (土)

駅のホームに忍者参上!

Img_2218Img_2214 Img_2220 Img_2211_20231211072601 Img_2212 Img_2219 Img_2223_20231211073001 柱の陰、だれかいる。だれだ、だれだ。あっ!忍び。えっ!女忍者、くノ一。手裏剣シュシュしている。あっ!その向こうの柱の陰にも。男の忍びや。両手を結んで指を一本立てている。構えはドロ~ン。空へドロ~ンか。姿を隠すのか。忍者ドロ~ンも、今は二刀流?。

 

 JR京都駅嵯峨野線ホーム。駅正面改札から西へ、だいぶ歩いて、亀岡や園部へ行く32番線と33番線。ホームは狭くて、なおかつ混む。通勤ラッシュ、京都サンガの亀岡ホームゲーム、観光で嵐山、保津渓…、ピーク時は人が溢れ、加えて本数も少ない。その対策で、「前へ、前が空いています」と柱に大きな看板が出ている。それに加えて忍者参上!である。

 

 看板どおり、抜き足差し足、前へ前へ行くと、通路に踏んでも痛くはない手裏剣マーク。最初の柱が、くノ一。赤い忍び服、ちょっと小柄。その次が黒い服、こっちは背が高い。背中の刀が格好いい。これ、JR西日本が東映太秦映画村の美術部に発注した忍者人形という。混雑緩和対策その2、ホーム先端のフォトスポットという。新聞に載っていたようだが、見落としていた。円町駅へ行くおり、ホーム歩いて、初めて忍者ハットリくんと対面だった。

 

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2023年12月15日 (金)

翔んで埼玉、そうだ滋賀へ行こう!

Img_8357Img_1980Img_1981Img_1979Img_1982 Img_8409Img_8412_20231209113301Img_1978 ハチャメチャ、おへそでお茶がわく茶番劇…。ダサイたま~で大ヒットした映画「翔んで埼玉」の第2作は、飛んで飛んで滋賀へ。サブタイトルは~琵琶湖より愛をこめて~。JR大津駅前に県民向けPRの大看板。三日月県知事、赤コン、鮒ずし、タヌキ、とび太くんらが登場している。

 

 看板は「翔んで埼玉」の主役二人が白馬で「そうだ滋賀へ行こう」。大津駅から歩き1分の居酒屋「林屋」へ行ったおり、その看板を見た。我が住まいは京都の山科だが、洛中洛外の洛中人から~あそこは、滋賀や!、大津や!~。たしかにJR4分で、大津駅だし、山科は滋賀になじみが深い。滋賀勤めも長かったし、滋賀ツウとしては~で、翌日には映画を見に行った。

 

 あらすじは、鮭のアラ、牛のスジ?として、滋賀がどう出るか。ヤマ場は、滋賀解放戦線と、たこ焼きの大阪コナモン軍団の戦い。琵琶湖の水を南郷洗堰で止め、彦根城で采配ふるう滋賀勢は、先陣に飛び出し坊や、敗れると、第二陣に発酵また発酵の鮒ずしを配置、大阪を撤退させる。風に弱い湖西線、マイアミ浜、忍者、学習船うみのこ、ゲジゲジナンバー、県の旗、サラダパン…、滋賀のアイテムが、出るわ出るわ。フフフ、フフフと2時間見て、「そうだ滋賀へ行こう!」。

 

 

 

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2023年12月14日 (木)

竹内栖鳳展の図録から

Img_2187Img_2188Img_2203_20231211073201Img_2186Img_2189Img_2204_20231211073201Img_2192Img_2206_20231211073401Img_2208_20231211073301Img_2191 Img_2193Img_2194 表紙は獅子だ。岩に前足を掛け、前を静かに見ている。裏は舞妓さん。腰をかがめ扇子をかざしている。京都市美開館90周年記念「竹内栖鳳展」の図録。この一冊で、栖鳳の生涯と代表作がわかる決定版という。ページ捲り捲り、会場であの日あの時見たあの作品が甦る。

 

 栖鳳さんと言えば、京都近代日本画のカリスマ画家。その筆致、見て見て、見抜き切って描く。京都市美はそれら作品の所蔵が多く、周年イベントで必ずのように登場する。今回も10年ぶり、開館80周年いらい。~破壊と創造にエネルギー~をテーマに各地からの作品も集め130点を並べた。展覧会の閉幕間ぎわに鑑賞して、良かった~と買った図録だ。

 

 図録の始まりは龍と鯉。京都画壇の祖、円山応挙の影響を受けた栖鳳さん若いころの作品だ。雲間からリュウ~と顔出す龍。池から飛び出る色濃い鯉。明治20年の作品、精緻さ際立つ。次に獅子と虎。欧州旅行の動物園でホンモノを見て。ウオッ~見る方が唸りたくなる。一本一本の毛が見える。扇を持った骸骨。美しくても、ひと皮むけば~と。府立病院で老婆の骸骨描写と。軍鶏のケンカ、富士山、潮来の海、鯖にカツオ…何度見てもいいものはいい。

 

 ※ 展覧会は12月3日で終了。 ※ 写真は図録、その部分アップなど。

 

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2023年12月13日 (水)

駅ナカアート、優秀作は?

Img_8690_20231207125101 Img_8181Img_8185Img_8703 Img_8199Img_8202 Img_8260_20231207123001 Img_8612 Img_8642Img_8627_20231207124501 Img_8637_20231207124401 頼まれもせず、勝手に審査するのも審査する方だが、そうはいないのでは~と、駅から駅へ乗り降りした。京都市内の8大学が参加する地下鉄駅ナカアートプロジェクト。どの駅のどの大学作品が良かったか。作品見て、テーマ読み、写真を撮り~、暇や?ダシの素である。

 

 印象度一番は、国際会館駅の京都精華大だ。作品テーマは「ユートピア」。小学生が描いた動物、植物など70作品を一つにして壁面いっぱいに貼り付け、理想の町とした。虹が出て、クジラにスイカにサクランボに観覧車…、夢が壁面に広がっている。大学生と子どもたちの共作、これは最優秀賞だ。作品は東西線で5駅、南北線3駅。見に行くには時間がいる。

 

 京都駅は秋に移転してきた京都市立芸大。JRと重なり、混雑して、駅員さんに聞いて聞いて、南口の階段上がった壁面でやっと見つけた。作品は万華鏡に乗降客を写して変わり行く風景。着想よく、次点にはなりそうだ。五条駅は京女作品。フロアに干支イラストを描く。来年はええっと?辰さん、立って歩いて、巳さんが続いている。これは、佳作というところかな。各駅の大学作品は頑張りあり、みんな入選か。駅を回り切った審査員には努力賞?!。

 

 

 

 ※ 太秦天神川駅は嵯峨美術大のは色相環(しきそうかん)。東山駅は京都芸術大の素敵な一日。三条京阪駅は京都美術工芸大が踊り場に色飾り。椥辻駅は京都橘大、紙テープのなぎの木。六地蔵駅は京都教育大のQRコード。 ※ アートプロジェクトは12月20日まで。

 

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2023年12月12日 (火)

紫カリフラワー、キレイでしょう!

Img_8746 Img_8747_20231208074501 Img_8745_20231208074501 Img_8751 Img_8756_20231208074601 Img_8753 Img_8755 Img_8754_20231208074701 なんと、なんと、こんな色のカリフラワー見たことがない。紫のパープル、もっこりと膨らんで「めちゃキレイでしょ!」と書き込みがある。たしかに、たしかに…ええ色やなあ。お隣は、橙のオレンジ色。これもそうはない。その隣りによく出回っている白のホワイトだ。

 

 ぶら歩きの日々、これも我が発見と言えば発見か。京都市御池の地下商店街ゼスト。今年開店した野菜屋さんの前を通りかかって~である。店名は「ONE DROP」~farm spirit~。八百屋の一滴、農家魂~という意味だそうだ。現地仕入れ、無農薬野菜などのせいか、お客さんが増えている。紫カリフラワーも京都の宮本ファームからだという。

 

 店内はチンゲン、里芋、赤キャベツなど、野菜野菜している。カリフラワーと比べたいなあ~と、ブロッコリー探したらあった。モコモコした緑黄色、カリフラワーとよく似ている。どちらもアブラナ科アブラナ属の一年草、キャベツの仲間で、ビタミンCなど栄養価高いけど、原産地など違いはあるようだ。カリフラワーは蕾が丸ごと、ブロッコリーは小さい蕾の寄り合いだ。通りががり、写真を撮っての色比べ。紫、橙、白、緑黄…、どれも新鮮、色が生きている。

 

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2023年12月11日 (月)

京都御苑、見納めの紅葉

Img_2101 Img_2104_20231209064601 Img_2112 Img_2114 Img_2115 Img_2117_20231209065101 Img_2121_20231209065101 Img_2124_20231209065101 Img_2128 Img_2134 Img_2138 Img_2139 師走に入っても、この晩秋景色である。暖冬、小春日和の一日、京都御苑へぶらりぶらり、またぶらり…。憩い、のんびり、ゆっくり、ゆっくり。今年もデジカメ持って、歩き発見の日々。春夏秋冬、あちらでパチリ、こちらでパチリ。秋、集大成の景観まだここにあり。

 

 春は桜がいい、夏は雲がいい、秋は紅葉がいい。冬は雪がいい。四季折々の景色がいい。日々のご飯、飯は「いい」とも読む。それもまたいい。そうそう、思い出した。飯田さんは「いいだ」さん。脱線、ときにいい。京都御苑、秋景色の見納めがいかった。いや、良かった。広い京都御苑どこからか。同志社の祖、新島襄旧邸を通りすぎて、寺町門から入った。

 

 門を入って、すぐイチョウだ。銀杏。公孫樹。もう一つ、葉が家鴨の脚に似て「鴨脚」。下鴨神社の社家の一つ「鴨脚」(イチョウ)さん。舞妓さん描く日展の光風会の女性作家、鴨脚さんは末裔と聞く。また脱線。ややこしく、胃腸が痛い。イチョウ大木の下、砂利道が黄色の絨毯だ。プーンと酸っぱく匂って、銀杏の実が落ちて、モザイク模様。西へ南へ歩き進んで名残りの紅葉が芝地でキラリキラリ。また洒落たくなる。晩秋・見納めの紅葉、こうよ!。

 

 ※ 写真撮りは12月8日午後。 

 

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2023年12月10日 (日)

「たい焼きおにぎり」デビュー

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 地下鉄蹴上降りて、南禅寺、永観堂、動物園への出口。地下に琵琶湖疎水があって、駅が深く、エスカレーターなんども乗り換え、地上にでて、そのお店は「けあげ・あかりばさん」。胡蝶蘭飾りの新店舗で、フードメニューの一つが「たい焼きおにぎり」。日本初、いや世界初では~と思うが、京都初と控え目だ。いつもの好奇心、足が止まる。どんなんですタイ!?。

 

 プレーン、チーズ、明太子、それにチーズ・明太子のミックスの4種類。どれにするかで430円の明太子。お店は九条山から下りの三条通り、蹴上インクライン(傾斜鉄道)の下だ。調理場、一度に20尾は焼ける鯛型鉄板。醤油で味付けしたお米の焼き上げという。紙包み、泳げたい焼きくんみたいにアツアツで出て来た。尾っぽからガブリ。カリカリして香ばしい。お腹もガブリ。アンでなく明太子がまじり、オオッ、うまい。なかなかの~デビューになりそうだ。

 

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2023年12月 9日 (土)

ポスターは「わん碗ONE」

Img_8653 Img_8656_20231205064601 Img_8657 Img_8658_20231205064601 Img_8660_20231205064601 その年の「歩き発見ポスター大賞」というのがあれば、今年はこれではなかろうか。阪神Vのあれではなくこれ。京都やきものウイーク「第12回わん碗ONE」。京焼・清水焼の振興めざすイベント。開催日は毎年、11月1日から11月11日。数字はみんな1、ワンだ。

 

 清水寺の紅葉狩りで賑わう五条坂でバス降りて、六波羅蜜寺、建仁寺へ斜めに歩く道筋だ。大きな登り窯がある藤平陶芸、杉の焼き板塀にポスター2枚。イベントがすんで、1か月経っていても、まだ貼ってある。そのポスター、頭に赤いリボン、赤い着物の犬がワンワン!と本を読んでいる。その回りにお椀がワンツースリーと並んでいる。お椀づくりは、NOワンだという。

 

 その1のこだわり、開催日にもで、11月の1日から11日。あれもこれもで、イチイチ気になる。遠いむかし、東京でゴルフ始めて2年後、11月11日、スコア111、36のハンディあり1位。愛媛の知人に「1祝いの会」やってもらったのを思い出す。「わん碗ONE」イベントは、陶器の町、五条坂一帯で開く。陶芸作家100人が1人1碗展示したり、市民対象の茶碗づくりやったり、茶席を設けたり…。それは、ワンダー、ワンダフル!。

 

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2023年12月 8日 (金)

銀杏黄葉、フィナーレは西本願寺

Img_8728 Img_8727_20231206074401 Img_8726 Img_8724_20231206073901 Img_8723_20231206073901 Img_8722_20231206073901 Img_8720 これ、これ、この色だ。黄色から濃い褐色、目に染みこむ。西本願寺御影堂前、天然記念物の逆さ銀杏。秋から何度か行って、師走に入ってやっと染まり切った。太い幹、水平に斜めに張る枝ぶり。高さは6㍍、横へは24㍍。毎年、この銀杏を見なければ、年を越せない。

 

 この秋、京都市内のあちこちで、銀杏の黄葉を見てきた。京大前の銀杏並木や、堀川今出川の中央分離帯や京都御苑やだが、フィナーレは西本願寺だ。秋の始まり、銀杏回りに白と赤の彼岸花が咲き、晩秋とともに、緑色の葉が赤くなり、黄色くなり、それが濃くなる。毎年毎年見ていて、今年は浄土真宗のお寺さんは、親鸞生誕850年、立教開宗800年だ。

 

 西本願寺の逆さ銀杏も、それを記念して輝いているようにも見える。親鸞さん生まれて、450年後に育ち始めて、樹齢は400年という。東京、中四国、九州からの知人を迎え、12月12日12時から懇親会を開く。翌日は、御影堂、唐門など世界遺産・西本願寺の観光も計画している。この銀杏の黄葉、何とか見せたい。間もなく葉は散り切り、浄土へいく。今のまま、あと4、5日、持たしたい。ナムアミダブツ、ナムアミダブツ…。

 

 

 

 

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2023年12月 7日 (木)

朝は「ザ・フェイス」

Img_6481_20231204071501 Img_6958 Img_6615_20231204072001 Img_8608_20231204072801 Img_1866Img_8557 Img_4868_20231204073201Img_8427 Img_3511_20231204073501 Img_8652_20231207062301     ようもまあ、続けて続けて「ザ・フェイス」。朝起きて、新聞取りに出て、まだ暗い空に星が、キラリと光っていると、声を掛けたくなる。今日はいい天気やねえ!。新聞開くのは後にして、まず朝食の顔づくり。これが「ザ・フェイス」。毎朝毎朝、2年にもなってきた。

 

 その顔、なんどか公開したが、ちょいとまた見せたくなった。落語の仁鶴さんなら~どんなんかナ~だ。白い皿に買い野菜サラダを敷いて、具材をなんか選んで、目、鼻、口をつくるだけだ。まあ、だれにだって出来るけど、その日の具材選び、目の置き方で、同じようでも、どこかちがって、創作と言えば創作。それが、ひとりで愉しむ「ザ・フェイス」だ。

 

 パソコンに貯め込んだ最近の作品?を披露すると~である。。一日一枚、9月からだといっぱいあるので、トップテンにしぼった。シャインマスカット、巻きずしの細巻き、今はミカンなどで、黒い目は味付け海苔を切ったりしている。ちょび髭には干しぶどうもいい。小芋も団子鼻に向いている。ウインナー、人参、胡瓜、ねじり蒟蒻…、2年やってきて、具材は多様化している。阪神タイガース優勝の朝の「ザ・フェイス」。その顔、どこか、うれし泣きしている。

 

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2023年12月 6日 (水)

そんなこんなの晩秋風景

Img_8467Img_8470Img_8334Img_8332Img_8508Img_8549_20231203074401Img_8539Img_8554_20231203074401Img_8290_20231203075001Img_8331 Img_8131Img_8129Img_8430_20231203073301 この秋、出歩いて、この光景どうろう。瞬間、目に入って、いいなあ~と思って、撮った写真。ちょっと見てもらおうかなあ。まずはJR大津駅前の夕景。ケヤキの大木と高層マンションとビル。何もない何もない~と言われた大津駅前。この景色、捨てたもんじゃない。

 

 サラ金の看板ばかりや~だったJR駅前。今はちゃうちゃうバンビ―。スタバ、ホテル、コンビニ、近江ちゃんぽん…、照らされたケヤキが存在感を増している。京都ならよく行く岡崎界わい。元勧業館のみやこめっせ前のイロハモミジの紅葉と、清水九兵衛さんの野外彫刻「味鳥舞」の赤色。晩秋の晴れた日、互いに重なり合って、赤く染まりあって共調していた。

 

 平安神宮大鳥居は高さ24㍍、白い雲が真ん中に入ると紅白がめでたい。京都市美側、ソメイヨシノの色づいた葉と大鳥居、なんか感じさす。疎水側行って、一本カエデが孤独に燃えている。疎水の流れと東山の遠景、ぼんやりできる。図書館前、銀杏と金次郎像。市美に入って、1階東、秋の庭園がガラス越しに見える。東山・馬町からのぶらり。大仏前交番から京博メタソコイヤと銀杏の背比べ競演…。まだまだあって、そんなこんなの~、ええなあ、ええなあ。

 

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2023年12月 5日 (火)

大津の「れきはく」、見どころ多し

Img_8446_20231202073301 Img_8457 Img_8458 Img_8460 Img_8444_20231202072601 Img_8447 Img_8450 Img_8453 Img_8451 Img_8434 「れきはく」こと、大津市歴史博物館は、城を模した石垣の上に建つ。開館から33年になる。石垣の階段は60段余、ヨイショと上ると、琵琶湖が見える。対岸は近江富士。石垣は安土城と同じ穴太積み。景観は春に桜、秋に紅葉。「れきはく」は展覧会プラスの見所が多い。

 

 その行き方、電車なら京阪石坂線で大津市役所前から、車なら三井寺側からだが、警察学校経由の歩きがいい。見所、その一つ。石垣の石に「石」の刻み文字。「とよ」さんと市民に親しまれた開館当時の大津市長、山田豊三郎の筆跡。石垣を積んだのは、粟田万喜三さん。穴太積み13代目、大津市無形文化財保持者。大小の…石に耳を傾けて積み上げた~という。

 

 見所はさらに続いて、石垣回りの野外展示。牛車の車輪幅に合わせた2列の車石。逢坂山経て京へ3里、12㌔。その費用は1万両と。大津バイパス建設調査で発見は、オンドル遺跡。渡来人家屋の暖房ではと。銅像は、西武創始者、滋賀県出身の堤康次郎氏だ。大津市の初代名誉市民という。どうしてか、米軍キャンプ地返還などに貢献という。解説が付き、わかりやすい。「れきはく」は石の上にも3年?いや33年。次回企画展は「源氏物語と大津」。これも見所多そう!。

 

 

 

 

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2023年12月 4日 (月)

マティス「鏡の前の青いドレス」

Img_8299 Img_8301_20231201072001 展示されている絵には、その絵の運命というか、宿命のようなものがあるのだろうか。パリの画家、アンリ・マティスの「鏡の前の青いドレス」。京都近美が所蔵して、40年にもなる。マチス32歳、パリで描いて80年以上、どうして京近美に来ているのだろう。

 

 作品は金髪のロシア人モデル、リディア・デレクトルスカヤさん。緑、青、赤の色がそのまま、線も単純に引いて描いている。色を塗り重ねたり、線で奥行きを出したり~というのではない。これ、油彩かと思わす。色彩と線の魔術師と言われたマティス、初期の代表作だろうか。いま、京近美コレクション展の西洋近大美術作品選で展示、写真の撮影が出来た。

 

 京近美へ来るまで、絵の来歴が出ていた。マティスが描いた翌年、パリの画廊で個展、ナチス侵攻があり、画廊がユダヤ系で没収、ドイツ人画商へ渡り、オランダ絵画と等価交換で再びパリへ。戦後さらに画廊を転々として、1978年に米国の著名美術コレクターから京近美へという。その経過、まさに流れ流れて~である。絵の横に年代記入。パリ個展1938年、京近美所蔵1978年。この間の40年間が作品流転。いま、ここが安住の地のようだ。

 

 

 

 

 

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2023年12月 3日 (日)

京都拉麺小路は20年目

Img_8373 Img_6940 Img_6947 Img_6949 Img_8374 Img_8402 Img_8399 Img_8383 Img_8397_20231130071201 Img_8387 Img_8379 このキャッチ、なかなかいい。「ねえねえ~」いや、ちがった。「なあなあ、ラーメン食べていかへん?」。JR京都駅2階通路に浮かぶ電子広告。見てしまうと、つい「そやなあ、ラーメンも、ええなあ」。駅ビル10階の京都拉麺小路は出来て、今年で20年目だという。

 

 この間、新聞で拉麺小路の来客が2千万人と出ていたけど、そのうちの一人だ。この20年で、なんど行ったろう。1年平均3回、少なくとも60回。札幌ラーメン、福島の喜多方ラーメンなど全国からだが、この20年でずいぶん入れ替わっている。徳島の東大ラーメン、富山のブラックも長くなったけど、20年間ずっとは、豚骨、博多ラーメンの一幸舎だけだ。

 

 店もだが、つけ麺だの替え玉だの、スープも具も、多様化して、値段も千円台に突入している。並びの長い列、それはそう変わりない。20年目記念の11月、2階のフォトコーナーで、お正月を写そう~の富士フィルム提供、INSTAXチェキ。むかしの看板を背負って、ポラ写真撮り。なぜか「V」して写っている。20年記念ラーメン、京都の老舗ますたにへとも考えたが、そうだ!一幸舎へ行こう!。博多豚骨、コツコツ20年ご苦労さん!。

 

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2023年12月 2日 (土)

白川の上に柿

Img_8277 Img_8274_20231129074801 Img_8281_20231129075401 Img_8276 Img_8280  ペチャとして、わりに大きい。甘柿かな、渋柿かな。すっかり葉が枯れ落ちて、枝先になった柿の実が、流れる川にいまにも浸かりそうになっている。通りがかりの橋から眺めて、その柿はたわわ、たわわ。無類の柿好き、正岡子規ならこの光景、なんと詠んで句にしただろう。

 

 地下鉄東山駅降りて、旧東海道の三条通へ出て、京近美、京市美などへ行く道筋。琵琶湖疎水から分流した白川が流れる橋の上から柿の木が見える。民家の庭先から川へ突き出ている。後ろの大木やお隣のスダレや、絶え間なく流れる川とマッチする。ついつい、橋の上で足を止めて、デジカメを向けてしまう。もう完熟、枝先から落ちそう。それも気になる。

 

 なった柿、いくつだろう。20、30、50…100はありそうだ。民家のだれが何時もぎっとって、どう食べるのだろう。子規は34歳で没するまで20万近く句を詠んでいる。その代表作の一つは「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」。樽柿をいっぺんに7個も8個も食べる柿好きだった。全国果樹研究会柿部会は、子規が~柿食えば~と詠んだ10月26日を柿の日に制定している。毎年歩き見るこの光景、子規を思って一句。~柿うつす 流れる川に 足とまる~(駄作) 

 

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2023年12月 1日 (金)

建仁寺・久昌院の特別公開

Img_7929 Img_7913_20231128074801 Img_8249_20231128074001 Img_7916 Img_7920 Img_7912_20231128074801 Img_8246 Img_7934 いつも歩き抜ける建仁寺、その境内の塔頭・久昌院が5年ぶりに特別公開という。天井に双龍図の法堂からすぐ南西、赤く熟した姫リンゴのお隣さん。織田・徳川連合軍と武田勝頼の長篠合戦を描いた襖絵と、心を象った池泉式方丈庭園と書院、それらが必見というので入った。

 

 建仁寺境内に塔頭は多い。今川義元修業の霊源院、半夏生の庭園・両足院、イノシシ溢れる禅居庵などは年に一、二度は公開する。「くしょういん」と読む久昌院は、いつも門前に拝観拒絶の札が掛かっている。5年前に特別公開というが、気づかずだった。今回は内覧会が新聞、TVに出た。看板も境内に出ている。拝観代は800円、ガイドさん説明があった。

 

 塔頭は長篠の戦いで、織田・徳川軍の勝利に貢献した奥平信昌の創建した菩提寺。久昌院は信昌の法号。東山借景の庭園の形は「心」。方丈扁額「久昌院」は朝鮮通信使の筆。方丈内の合戦図は土佐絵の第一人者・宇喜多一恵。戦国戦いの流れをかえた信長軍の柵ごし、鉄砲三段構えなど、余白を生かし、彩色で描かれている。書院に長沢芦雪が即興、指で描いた「牧童吹笛図」複製。本物は京博寄託。なぜ、芦雪の絵がここに~それも知りたかった。
 
 ※ 長篠の戦い。天正3年(1575)織田・徳川と武田が戦った三河設楽原、今の愛知県新城市。この戦いで、騎馬戦の武田軍に対し、織田軍は大量の鉄砲を使い、圧勝して、天下統一の足場をつくったという。 ※ 特別公開は12月3日まで。

 

 

 

 

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