「シロマツ」は長寿の聖なる木
ハクショウは漢字で「白松」、訓読みで「シロマツ」。幹が赤くて「アカマツ」、黒くて「クロマツ」とちがって、樹皮がウロコ状に落ちて、幹が白、茶、緑の迷彩柄になる。中国北西部、四川省が原産で、その古木は風格があって、長寿のシンボル、神聖なる木だという。
秋、いつもの植物園へ行って、その影は、だれだ?だった。ちょっと足が長すぎる。ひょっとして~とよく見ると、背後から太陽が照らした我が足、まちがいなかった。植物園会館からバラ園、噴水ある沈床花壇からあじさい園あたりへ来て、足の長い影の真ん前が「シロマツ」だった。何度も何度も通りすぎているのに、足長影のせいで、初めてのように見た。
樹高は10㍍ほど、幹はそう太くない。樹皮はまだらで、白色と緑の褐色、ツヤがある。白樺のようで、自衛隊服のよう。見上げると、少し高いところに黒い木札が掛かっている。白字で「ハクショウ」、中国原産、マツ科、聖木の表示。木の根元には、特別なのか、植物園の解説案内が出ている。中国では孔子廟に植えられ、樹齢は800年から1300年という。京都府立植物園は来年が開園100年、そのとき植えられたとしても、まだまだ若い。
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