「みちのくいとしい仏たち」
そのお顔、どこかノホホンとしている。目が小さく、鼻がシュッと伸びる。口は小さく、一直線の眉毛が妙に長い。今ふうに言えばキュート。見ていて優しくなる。ジュリー、沢田研二ならLOVE、♪~抱きしめたい、抱きしめたい~♪と歌い出すような、そんな気がする。
「みちのくいとしい仏たち」。いま、西本願寺前の龍谷ミュージアムで開催中の展覧会ポスター、山神像だ。ホンモノ見たいなあ~と思っていたら、神サマ、仏サマ…1600円のチケットが手に入った。西本願寺御影堂前、大銀杏の黄葉、まだもう少し~と見て、堀川通りを渡った。青森、岩手、秋田の仏さんら130点の展示。みなさん、京都は初めて。こんにちわ。
会場写真は不可、入り口の看板で山神像さんなど撮った。みんなホンワカ、微笑んでいる。平安の定朝、鎌倉の運慶、快慶といった尊厳な仏像ではない。村の大工さんらが彫った地方仏。集落のほこらや、小さなお寺で、「おらが村のお守りさん」と大事にされてきたという。会場内、ぼんやり、見とれている人が多い。ポスターになった山神像は林業の守り神。小さい木彫りの三頭身。胸前で手を合わせている姿がいとおしい。♪~抱きしめたい、抱きしめたい~♪。
※ 展覧会は19日まで。次は東京へ巡回する。
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