出町、長い並びが風物詩
何が名物かというと、もうその長い並びが名物になっている。朝一番なら10分、昼になると20分、30分、土日なら40分、50分…場合によって60分…。歩道の通路を開けて、店前と道路側。ちょっとずつ「Z状」に進んで、その並びが、風物詩になっている。
その列、その店、ご存知、出町のふたば。下鴨神社も京都御所も近い河原町今出川上ル、鯖街道のゴール。ここで明治32年に開業して100年。赤えんどう豆を入れ、ぷっくり膨らませた豆餅、それが人気の一番で、年がら年中、長い列が出来ている。夕方、大津駅前で先輩から懇談会の誘いを受け、土産持参、長い並び覚悟で、平日の昼3時、列の中に入った。
すでに道路側に3列、店側に2列。白衣の店員さんが出て「通路を開けて下さい」など並びの整理。店前には生菓子の垂れ幕ずらり。新豆入荷、つぶあん、いもあん、鳴門金時…冠は色々。いまは栗が多い。栗おこわ、栗赤飯、栗餅…、目もクリクリ。戦前、このあたりに住み、映画の脚本学んでいたという新藤兼人さん。岩波の「老人読書日記」立ち読み40分で店前へゴール。名代豆餅、栗餅、赤飯ゲット。長い並びに飽きもせず、秋、秋、秋…?。
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コメント
出町のふたば。母校から近かったため、甘党の私を何度も誘ってくれました。
買い待ちの行列が並ぶ町の人気和菓子屋さんですね。
京の伝統の京菓子の老舗は鶴屋吉信、俵屋吉富、亀屋睦奥、亀屋清永など数多あれど、
ふたばは庶民の日常のあんこ屋さんの和菓子屋???
来月上洛。ふたばは元より、俵屋吉富、コーヒーのイノダへ~~
投稿: s.hidaka | 2023年11月20日 (月) 06時59分