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2023年11月30日 (木)

一円玉アートはドットコム

Img_7795_20231125073901 Img_7815_20231125074001 Img_7818_20231125074101 Img_7798_20231125074001 Img_7816_20231125074101 Img_7810_20231125074001 Img_7811_20231125074001 Img_7813 横山大観と並ぶ日本画の大家・竹内栖鳳の肖像画も、その栖鳳が描いた作品「絵になる始め」も、文人画家・山岡鉄斎の肖像画も、女流画家・梶原緋沙子の作品も、一円硬貨で象って、枚数の多寡などで作品価値を示している。テーマは「山本雄教・仮想の換金」という。

 

 地下1階、地上は△、京都市京セラ美術館のザ・トライアングルで展示中だ。その地上の△に「京都美術館」のレリーフ。昭和8年(1932)に市美開館した当時の館名を拡大、1円玉26126枚を木製パネルに貼り付けている。大きいので、遠くから、よく目立っている。何だろう~と近づいて、地下へ降りて、栖鳳さん、鉄斎さんらが一円玉だった。

 

 一円玉を敷き詰め、点々のドットコムの絵にして、麻布をかぶせ、鉛筆で濃淡をつけている。作者の山本雄教さんは成安造形大で日本画学び、京都造形芸術大学院を卒業、新手法で名前が出ている。美術作品の価値とは?、貨幣の価値とは?~と、京都市美が所蔵する作品を通じて問いかけている。栖鳳の肖像は一円玉27000枚、最大という。はっきり浮かび上がっている。山本さんの自画像は63枚。輪郭しか見えない。作品って、お金って…何だろう。

 

 ※ 展示は市美北西角、来年2月12日まで。

 

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