人気の「コロリ観音」
この長寿社会、長患いせず、元気でコロリがいい。いわゆる、ピンピンコロリがいい。その願いをかなえてもらえるのか。その名は「コロリ観音」。村々のお堂に観音さま多く「観音の里」という湖北・高月。一年一度、ふるさとまつりの巡回バスで、コロリ観音の人気のほどを見に行った。
「コロリ観音」とは言うが、正式には赤後寺(しゃくごじ)の御本尊二体、千手観音立像と聖観音立像。平安時代初期のケヤキ、一木造り。非公開の秘仏だったが、国の重文指定になって公開になった。「コロリ」は、厄が転じて利をなす「転利」で、三度お参りすると、寝込んでいても極楽往生へという。「転利」読みが、いつからか、「コロリ観音」に~という。
巡回バス、渡岸寺の国宝十一面観音に次いでお参りが多い。JR高月駅から遠く、木之本に近い。スギの木が高スギる山の中腹。石段の途中に枕石。賤ヶ岳の戦い、寺が焼かれたおり、村人がご本尊を背負い、近くの赤川に沈めて守り、痛くないように頭の枕にした石という。仏さま、手と足がない。長いこと水に浸かっていたせいとか。悠久1200年ものご本尊。もう年は10人に1人の80歳台。コロリを願って、手を合わせた。ご利益はいかに。
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