我が国最古の製鉄所
7世紀、古代の律令国家を造った製鉄所がよみがえっている。近江・滋賀は歴史の宝庫とは言うが、ここもその一つ。国の史跡で、その名称を「源内峠古代製鉄遺跡」という。大津市の瀬田丘陵、びわこ文化公園の中にある。そうは知られていない。出歩きで初めて行った。
公園ゾーンの滋賀県立美術館、県写真展を見ての帰り。近くにこの春に整備された公園のわんぱく原っぱへ、ぶらり歩いて「源内古代製鉄遺跡はすぐそこ→」の立て札だった。何度も、すぐそこ→、すぐそこ→の案内がでて、わりに遠いすぐそこ→だった。鉄工房の小屋がある。国史跡の説明看板がある。復元鉄炉が3基ある。マスコット・瀬田の鉄ちゃんがいる。
龍大瀬田キャンパスに近い。ちょっとした広場になっている。源内峠、かつては大津へも、京都へも、信楽、奈良へも通じる道だった。7世紀後半、大津宮、信楽宮、藤原宮など造営の製鉄所、20年以上は存在したという。昭和43年、小学生が変な色の石を見つけ、それが鉄になる鉄滓とわかり、発掘が始まって、国内で初めての大規模鉄炉とわかった。発掘後、一度埋め戻して、県と地元民らがふるさと自慢で復元した。我が国最古の製鉄所、ここにあり!。
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