「ここに赤いリンゴが成ってます」
今日はどうかな。大きくなったかな、赤みは増したかな、ほかのはどうだろう。建仁寺西門そばの姫リンゴ。歩き通るたびに立ち止まって見る。白い5弁の花は5月に咲き、早いのは7月に青い実をつけ、いまは秋である。小さくて可愛いく、少しずつ赤くなっている。
臨済宗総本山、開祖は茶祖でもある栄西、俵屋宗達の風神雷神、法堂の天井に双竜図などの建仁寺。祇園甲部、場外馬券場に近く、観光客も多い。西門出ると大和大路、団栗橋で鴨川である。境内、なんど通り抜けたろう。その西門に、樹高にして5㍍の中国産バラ科リンゴ属の姫リンゴの木。小さすぎるのか、そこに実が成っているのにあまり知られていない。
青森でも、長野でもない。京都の、繁華街の、お寺の中である。まさか!だろうけど、リンゴである。「リンゴが成っていますよ」と、通り行く人に呼びかけたくなる。♪~リンゴは何にもいわないけれど、リンゴの気持ちはよくわかる、リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ~♪。木の中、リンゴ、リンゴと探す。ここに一つ、枝先に三つ、ずっと上にも一つ…、見つけると嬉しい。そのリンゴ、だれがもぎるのか、木になって、気になっている。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 野菜また野菜、京野菜(2025.04.28)
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
コメント
街中の姫リンゴ、大木のようですね。園芸用、それとも食用が大きくなったのでしょうか。秋田ccのコース脇にも大木が数本あります。鈴なりの赤い実、ですが硬くて歯が立たず、それでは、と果実酒づくりに挑戦したことも。氷砂糖、レモン、甲類焼酎に漬けて1年。味は、と言うと可愛らしい見た目とは…。はっきり言って2杯、3杯と重ねる気にはなりませんでした。 調べたら姫リンゴの花言葉は「名声」
「誘惑」「後悔」。なるほどー、ですね。健脚さん。2年ぐらい寝かせる積りで果実酒に挑戦してみたら。案外愛飲のハイボールよりいけるかも。
投稿: 道-中 | 2023年10月20日 (金) 08時06分