雑草でない雑草、その名は?
雑草と言う名はない雑草(牧野富太郎語録)が、一面に伸びている。何という名がつく雑草だろう。犬の尾っぽ、犬っこが訛っての命名、エノコログサだろうか、踏まれても踏まれても生えるオオバコだろうか…、そんな雑草あるところへ、山頭火になって分け入った。
京都山科の休耕田。討ち入りまで閑居、内蔵助を祀る大石神社が近い。自宅からバスなら停留所一つ。山の向こうは東、琵琶湖がある大津。すぐそこは餃子の王将、社長射殺事件の現場。もう何年も何年も休耕田、草ぼうぼうとしている。「面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ」(稲垣栄洋著)読んだ。黄色く、背の高い、あのセイタカアワダチソウ、おおかた消えた~という。
アメリカから来た外来種、ひと頃、増えて増えて、憎まれものだった。本を読むと、根からの毒でまわりの雑草を駆逐したが、今度は自ら毒で自滅したという。分け入った休耕田、探したがない。あるのは、明治の鉄道開発で増え、御一新草とも明治草ともいうヒメムカシヨモギ、茎がピンクで、それが有毒というヨウシャヤマゴボウ、赤い実のような花が咲くジャコウアザミなどなどだ。雑草でない雑草、環境変化に耐え、サステイナブルに生きている。
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