京都国際映画祭のポスター展
京都国際映画祭のポスターが面白い。京都は太秦に映画村、かつては下鴨にもあって、時代劇で片岡千恵蔵、市川歌右衛門、大河内伝次郎などが住んでいて、そんなメモリアルもあっての映画祭。2014年に始まり、今年が10周年。その年ごとのPRポスターである。
京都市地下鉄の烏丸御池駅構内ギャラリー。東西線と南北線が交叉する乗り換え駅で、たいへん広く、まあ、ややこしい。映画祭ポスターは中央改札出て西南側で、NHK京都への通路にあった。いつものブラ歩き帰りで見つけて、その1枚1枚の面白さについつい見入った。京都の町は北へ上ル、南へ下ルだが、三条大橋の擬宝珠が浮き上がって「京都上ル上ル」。
白いお多福の面と黒い鬼の面。その中に「京都は人を試す」の文字。~ぶぶ漬けでもどうどす~、京の茶漬けは怖い。芸者さんのカツラが飛んで「京都は変や乱が好き」。応仁の乱、承久の変。それでも京都はつづいている。大文字描きの銭湯タイルで「これもアート」。ウサギとカエルの鳥獣戯画で映画祭日程「京都三泊四日」など。最近はフレーズが続き「映画もアートも黙らない」「前向け、前」「A画とA―トでAやんか」。みんなAおます。
※ 今年のポスター、フレーズは「映画もアートもその他もぜんぶ」で。10月15日で終了。地下鉄御池のポスター展示は11月5日まで。
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