「春の川を 隔てて 男女哉」(漱石)
明治の文豪、漱石の京都メモリアルというのだろうか。鴨川の御池大橋こえて、すぐ西側に漱石が詠んだ句碑がある。その隣に立つ駒札の銘板が、句の成り立ちなどを書いている。句碑は漱石生誕100年記念、銘板は去年10月新調、読みやすい。ちょいと紹介しよう。
漱石の句は前書き付き。その前書きは「木屋町に宿をとりて川向かいの御多佳さんに」とある。その句は「春の川を 隔てて 男女(おとこおんな)哉」。どういう意味か、銘板によると~である。大正4年(1915)4度目の京都へ来たおり、木屋町の旅館に滞在して、祇園の女将磯田多佳さんと交流していたが、ある日、小さな行きちがいが起こって……~という。
句にある春の川は鴨川。漱石は西の木屋町側にいて、鴨川を超えて、祇園の御多佳さんに~その句を送っている。句碑は昭和41年(1966)漱石生誕100年、57年前に出来ている。鞍馬石だろうか、漱石の写しか、細字が柔らかい。道路の向かい、いま、葬儀ホール、かつてキャバレー・ベラミ。はるか比叡山も見える。新調の銘板、最初は子規となど漱石京都4度が詳しい。京都漱石の会建立という。~漱石の こころわかるか お多佳さん~。
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コメント
数の川を隔ててカオス哉
投稿: 京のヒフミヨ巡り | 2023年9月25日 (月) 06時30分
今日は新聞休刊日。だから、朝の楽しみは「休まない」健脚さんの日記。読ませていただきました。これからも歩いて、歩いて…。
投稿: 道-中 | 2023年9月11日 (月) 06時48分