「描かれる人と描く人を考えてみました」展です
「描かれる人と描く人を考えてみました」展です~という。描かれる人は奈良・興福寺と和歌山・高野山の仏像さま。それを描く人は関西現代アートの橋本哲史さん。自ら人形になって、こうかな、ああかな~と絵筆を走らせている。通りがかった画廊展、引き込まれた。
よく歩く寺町三条から御池までに画廊のヒルゲート。話し言葉そのまま、語りかけるようなユニークな展覧会。今年7月、京都市美のGE展で「サアサア、仕上げに入るよ…。完成に向けてがんばろう」という作品の作者、覚えている。そのおり、ご本人不在だったが、今回は在廊中で、話を聞いた。画家は何をどう描くか、ひらめき、アイデアと着想からという。
会場の人形たちは私の分身で、描く過程を示しています~と話す。プランづくり、脚立に乗って制作、絵具の整理整頓、ブランコで気分転換、ちょっと仮眠など、完成まで14の過程を14人に人形であらわしているという。描いた仏像は、もう何年も前かお寺へ通って、魅せられたお顔だという。無著菩薩と世親菩薩、それと八大童子のうち5体。油絵、日本画と描き分け、仏さまはやはり日本画がいいと。「展示会場の画家・橋本さん、写真に撮りました」。
※ 展覧会は9月10日で終了。 ※ 橋本さん、京都市美卒。2年前には同じ画廊で「それじゃあ、やってみようかという気になった」展。
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