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2023年9月

2023年9月30日 (土)

「ガマの穂」

Img_2889 Img_2884 Img_2885 Img_2890 Img_2886 Img_2888 茶色くて、ぽてっとして、ソーセージそくっり。いや、フランクフルトかな。形と大きさでは、ちくわ、きゅうりにも似ている。夏から秋への水辺、草むらからシュッと幾つも伸び出す。円柱状で、長さは4、50㌢ほど。これで、おわかりだろうか。そう「ガマの穂」だ。

 

 大阪長居植物園の「大池」へ行って見た。朝だけ開花のスイレン、まだ遠くに見えて、手前にソーセージだ。いや、「ガマの穂」。手が届きそうなところ、何本も何本も突き出ている。分類は、ガマ科ガマ属の多年草、抽水植物でミズグサ。池、沼、川の岸辺に生える草。背丈は1・2㍍。漢字にすれば、「蒲の穂」。この「蒲」が、蒲鉾、蒲団、蒲焼きに通じているという。

 

 なぜか。それもこれも、ソーセージに似ているからだ。蒲鉾、今は板に乗っているが、昔は竹に魚のすり身を巻き付けていた。箱根駅伝、山登り5区の中継所に蒲鉾の老舗「鈴寅」さん。江戸時代、山中へ行く旅人に竹巻きの蒲鉾を販売していた。蒲団、ガマの穂がフワフワ、敷物になる。蒲焼き、背開きせず、かつて筒状で焼いていた。古くは、古事記で「因幡の白兎」。ワニをだまし、丸裸のうさぎ、大国主命にガマの穂の敷物で救われた。そのエピソードは数多い。

 

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2023年9月29日 (金)

シジミのラーメン

Img_3034 Img_3035 Img_3042 Img_3049 Img_3048_20230927074001 Img_3054_20230927074101 Img_3058_20230927074201 Img_3061 人気のアサリか、高めのハマグリか、少し安いシジミか。よく歩き通る河原町三条北西かど、貝だし専門のラーメン店が出来た。出汁になる貝、三つに一つ。秋を思う心はしみじみ。入るならシジミラーメンと決め、そのとおり、貝ごはん付きで入った。

 

 店名なんでもあり、なのだろうか。「くそオヤジ最後のひとふり」。大阪で増えている人類みな麺類系のラーメン店という。京都でも河原町六角あたり、「ラーメン大戦争」という店も出来ており、系列らしい。それにしても「くそオヤジ」とは~と思うし、場所も場所、よく目立つ。アクセサリー屋さんの隣、ラーメン横綱の向かい、人通り多い商店街の入り口だ。

 

 秋、9月15日オープン。その看板が出た時から歩き知っていた。大阪では一番長い列が出来るラーメン店と自慢している。確かに開店来、若者が多い。10人に1人の80歳代はいないなあ~と、カウンター席へ。レアチャーシュー、鉢にへばりついて、麺は中太。長いシナチクは一本。シジミ貝はたくさん、出汁はあっさり。店内にくそオヤジ見えず、店員さんが若い。小さな貝の身を取り、殻を一つまた一つ皿へ。殻が増えて、手の皺しみじみ見る。

 

 

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2023年9月28日 (木)

ピンクの草原

Img_2852 Img_2895 Img_2874 Img_2860 Img_2872 Img_2870 Img_2861_20230926072201 Img_2871 イネのような穂がピンク、ピンクしている。高さにして1㍍、ずっ~と広がっている。なんという草花だろう。歩いて表示札をみると「ミューレンベルギア・カピラリス」という。さらにQRコード。アメリカ原産、イネ科、秋に柔らかい穂を立ち上げる~と出た。

 

 大阪市立の長居植物園。一面をおおうピンクの穂、ホオっと、その鮮やかさに惹きつけられた。いつか行きたいと思っていたこの植物園。恐竜展会場の自然史博物館と隣りあい、恐竜展の半券で入園できるという。恐竜さまさま、ウオッ、ワオッと入った。京都の府立植物園と同じように時計と反対回りにだいぶ歩き、50㍍四方に渡って、まるで「ピンクの草原」だった。

 

 初めての植物園、園面積の20%の「大池」。大きいから「大池」と命名。わかりやすい。園は広く、面積は24.2ha。来年開園50年という。ちょうど京都府立100年の半分。ツバキ、アジサイ、ボタンなど11の花園。サルスベリ広場から大池沿いで「カプラリス」。日本の牧野富太郎のような植物学者が米国にいて、命名はその学者に由来する。ピンク色になるのは、秋の始まり、短い間という。ピンク草原は今だけ。それぞれの植物園、それぞれの草花に旬がある。

 

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2023年9月27日 (水)

麻婆豆腐のキッチンカー

Img_2924_20230925072301 Img_2926_20230925072401 Img_2930 Img_2927_20230925072401 Img_2928_20230925072501 Img_2929_20230925072801 キッチンカー(移動販売)と言えば、人気はなんだろう。パソコン検索すると、フードなら、唐揚げ、グレープ、ピザと出た。ドリンクではコーヒー、生ビール、ジュース。焼き芋、メロンパンも健在だ。そのキッチンカー、麻婆豆腐と出あった。これは、何とも珍しい。

 

 大阪の長居公園の恐竜展帰り。秋分の日、長居スタジアムで人気ロック、B”Zのコンサートあり、昼すんでも公園も駅周辺も飲食店は満席。だいぶ歩き、梅田へ出て~と諦めたおり、少し外れた路上に麻婆豆腐のノボリ。行くと、鹿児島ナンバーのキッチンカー。青年店主が、人口島・舞州イベントまでの間、知人のヘアカット店前で仮の営業中と言う。ご飯付き千円。

 

 空腹、好きな麻婆豆腐、はるばる鹿児島からのキッチンカー。すぐ注文した。青年は中薗雄太さん、29歳。鹿児島の高校でボクシング、県大会優勝も中華料理に魅せられ、修業重ね、この春から麻婆豆腐のキッチンカーと話す。「雄拳厨師」の仮面ロゴ、店名は「椒園」。自分名前とボクシング、麻婆の山椒などを絡めている。店主自身も好きという麻婆豆腐は、辛さは控えめだ。店前から知人の理髪師らも出てきて記念撮影。今度はどこでキチンとあうか?。

 

 

 

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2023年9月26日 (火)

恐竜博2023

Img_2773_20230924074301 Img_2776_20230924074301 Img_2806 Img_2807 Img_2808 Img_2812 Img_2820 Img_2821 Img_2823_20230924074501 Img_2833   だれがいつ名付けたのか、6千6百年も前、ティラノサウルスだという。北半球にいたという。対して、南半球には、メガラプトル。戦い、防衛のトゲトゲあるのは鎧竜のズール。マイプ、ヘスペスサウルス…、ホントに地球上にいた恐竜たち、化石の発見が証明している。

 

 春、上野の国立科学博物館で開催し、夏は大阪長居の市立自然史博物館へ。~今度の主役は「トゲトゲ」だ!~がサブタイトルの恐竜博2023。会期終了前日、1800円の招待券があって行った。地下鉄御堂筋線、天王寺駅の何番目かの次、長居公園駅。降りて、何でこんなに人が?で、ロックのB”Z公演。開演前グッズ販売に長い列がどんどん伸びていた。

 

 公園の奥、植物園と併設する恐竜展の会場、B”Zに比べようはないが、親子連れ多い。初めて見る恐竜展、ホネ、ホネして、カタカナ、カタカナしている。その名は知っていたティラノサウルス。全身300個の骨、そのうち177個の化石が見つかって、等身大に復元して13㍍。その名は「タイソン」。ボクシングでマイク・タイソンからか。ライバルのアリもどこかにと会場回って、怪鳥ドードーがいた。恐竜の、その名、だれがつけたのか、それも知りたい。

 

 ※ 展覧会は9月24日で終了。

 

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2023年9月25日 (月)

カレーはルー!

Img_2318_20230923072601 Img_2321_20230923072601 Img_2322_20230923072701 Img_2320 Img_2325_20230923072701 Img_2326_20230923072701 Img_2317_20230923072801 カレーはやっぱり、ルーだ。好みで甘口、辛口もだが、なんといっても、中辛がいい。「甘さ」と「辛さ」が調和して、ピリっと舌に余韻が残り、思い出して、舌なめずりするようなルー、そんなカレーのルーがいい。京都山科のカレー専門店、そういうルーの味がする。

 

 「得正(とくまさ)カレー」という。旧東海道、旧三条通り、JR・京阪・地下鉄の山科駅が近い。バス通りに餃子の珉珉と王将に挟まれ、その角っこ。カレーうどんが始まりで、専門店になって上等カレーともいう。大阪福島が本社、チエーン店もあるが、京都ではここだけ。あちこちにあるココ壱番屋、京都駅八条口の吉象も行くが、ルーの味ならここかな。

 

 行くのは、10年以上前の開店来、年に1、2度。コの字型カウンター、10席。白い作業服の年輩男性二人の仕事ぶりが丸見え、会話も丸聞こえ。持ち帰りもできる評判のルー入りのカンカンが目の前に二つ。底が深そう。注文はナス、コロッケなどあるが、トンカツ。福神漬け、ラッキョに卵の黄身がつく。貴方ではない黄身?。ルーとライス、トンカツとルー、中辛を堪能して、黄身をそこそこで混ぜる。食べ様、どのルート?をたどるか~である。

 

 

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2023年9月24日 (日)

秋だ。彼岸だ。植物園だ。

Img_2596_20230922075701 Img_2621_20230922081801 Img_2670 Img_2598 Img_2603_20230922075701 Img_2651_20230922082101 Img_2649_20230922082101 Img_2605 Img_2641 Img_2612 Img_2618_20230922075801 Img_2625_20230922081801 Img_2635 Img_2638 Img_2642 Img_2646 秋だ。彼岸だ。植物園だ~と行った。どんなに暑くても、どこからの指令か、お彼岸になると、決まって、花を咲かすヒガンバナがみたい。コスモスはどうだろう。少し早くても植物園なら咲いているだろう。ケイトはどうか。ハギは?シュウメイギクは?と園内を回った。

 

 どんより、雨予報の午後。三つのうち一つ、あなたが選ぶ開園100周年、記念ロゴの決定はまだだ。9月初め、Aがええと投票した。23日の100周年100日前イベントで発表という。どこで情報を得るのか、外国人の入園が多い。園内ぶらり、日本人より出会いが多い。ヒガンバナ、期待どおりだ。園内あちこち、白い、赤い、ピンク、群れているの…と見た。

 

 時代に合わせ、ヒガンバナの多種多様か。コスモスも~だ。風に揺れる薄いのに二重、三重、重そうなのも。赤で決まりのケイトに白も。ぶらり、ぶらり…蒸し暑くても、見る目は秋。つぼみだったシュウメイギクが白く開いた。琵琶湖周航の歌、ヒツジグサも水に浮かんでいる。生態園では、白いノシラン。♬のよう。四季の丘で、若いススキ。秋の七草、黄色いオミナエシ、百日も咲き続けるのか、ヒャクニチソウ…。秋始まりの植物園、いいね、いいよ。

 

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2023年9月23日 (土)

「ザムザ氏の散歩」

Img_2488 Img_2436 Img_2431_20230921073601 Img_2439_20230921073701 Img_2440 Img_2441 Img_2463 Img_2442 ぷつぷつ、輪っかに小さな突起がある。足が小さくちょこんと出ている。前衛陶芸の始まり、記念碑的な「ザムザ氏の散歩」という。陶芸のオブジェ焼き。自らを茶わんやという陶芸家・八木一夫氏が制作した。直径27㌢のザムザ氏とは何者か、どこをどう散歩するのか。

 

 戦後、八木さんらが立ち上げた前衛陶芸「走泥社」。京近美開館60周年記念展で、これが陶器か?という作品が並んだ。八木さんはじめ、鈴木治さん、山田光さんら京都清水、五条坂の若い陶芸家がつくった団体とその作品。その一つ、これは見なければ~で、「ザムザ氏の散歩」。京近美が2千4百万円で買い上げて、ガラスケースの中、写真撮影が可だった。

 

 仏の小説家カフカの「変身」。主人公ザムザは、ある日、突然、虫になる。それに着想した八木さん、日々の茶わんづくりから変わった。昭和29年、八木さん36歳のとき、東京の個展で披露して、注目を浴びた。既存からの脱却、ピカソ、イサムノグチなどの影響もあるという。展覧会を企画した京近美の大長智広・主任研究員は「ろくろで器でないものをつくったことが一番のポイント」と。ザムザ氏、ろくろの足でトコトコ、ろこを歩くのか?。

 

 ※ 八木一夫(1918-1974)京都五条坂生まれ。父、八木一艸氏、長男明氏、ともに陶芸家。昭和20年(1945)に鈴木氏ら5人で走泥社結成。 ※ 京近美「走泥社再考」展は24日まで。

 

 

 

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2023年9月22日 (金)

子鹿とマッタケ?の出会い

Img_2156 Img_2155 Img_2154_20230920084801 Img_2146_20230920085401 Img_2204_20230920084901 Img_2203_20230920084901 Img_2205_20230920084901 目と目があった。野生の鹿と、しかと見つめ合った。からだに斑点、角はない。ディズニーの♪~子鹿のバンビは可愛いな~♪だ。ムシャムシャと草を、食べ終わると、こちらを見る。じっと見る。そう見られると、こちらが照れる。ゴルフ場の森に住む子鹿、しかと見た。

 

 奈良公園、天然記念物の鹿は行けば会える。ゴルフ場となると、そうは会えない。三重県鈴鹿市の中日カントリークラブ。池などある林間ふう27ホール。新名神鈴鹿PA降りて、御幣川を越え、村里を抜け、初めて行った。1泊2日、猛暑の2ラウンド。子鹿との出会いは初日、中コースの8番パー3。カート沿いの崖下あたり、10㍍前方の草むらの中だった。

 

 見合って、見合って、その対面、写真も撮って5分ほど。子鹿は再び、森の中へ。2日目、また中コース。あれは何番ホールだったか。ティショットのボールは右に外れて、松林へ。ボール探して、赤松の根っこにマッタケか?。すこし赤茶けて、傘が開いている。スマホのググールレンズで確認するまで、ちょっとマッタケ??。なに?ニセマッタケか、バカマッタケ。そら、そやろと写真撮り。これも、かくかくしかじか?番外ゴルフ。

 

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2023年9月21日 (木)

「海老握り15漢ラグビー盛り」

Img_2392_20230918082001 Img_2410 Img_2388_20230918082101 Img_2402 Img_2403 Img_2401 Img_2404 Img_2414_20230918082501 職人のワザか、ジャパンの応援か、それとも、商魂か―。だれが考えたのか、そのアイデアが面白い。「海老握り15漢ラグビー盛り」。いま、フランスで4年に一度のW杯ラグビー、期間限定の特別メニューという。名古屋本社、全国にチエーン店が多い居酒屋「や台ずし」が出す。

 

 海老の握りがまるでスクラムを組むようだ。海老の背中、ジャパンのサクラ色ユニホーム。15貫はメンバーそのまま、端に盛った生姜はレフリーか。たくましいラガーに見たてて「15貫」を「15漢」と言い換え、それが、こころにくい。握り15貫ぜんぶで、ちょうどラグビーボールの重さとか。そんなに軽くないような気もするが、どうだろうか。

 

 その写真が撮りたくて、東近江・五個荘の美術展帰りにJR能登川駅近くの「や台ずし」へ行った。午後7時まではドリンク半額という。ゾロ目無料のサイコロのチンチロリンもある。山椒味の手羽先がうまい。海老15貫をどう盛りつけるのか、カウンター席から見た。値段、15貫揃えるのに2貫分は得という。この試み、4年前の日本開催、五郎丸さんからとか。板さん、握って握って、揃えて揃えて15貫…湯掻きあげた海老の桜色が美しい!。ガンバレ、日本!。

 

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2023年9月20日 (水)

新聞全頁広告「綾小路きみまろ」

Img_2421_20230919072601 Img_2424_20230919072701 Img_2425 本名は假屋美尋さん。読み方は「かやよしひろ」。昭和25年(1950)生まれ、今年73歳。中高年の星とも、アイドルとも言われる。出身は鹿児島県志布志市、芸名はお公家さんのような綾小路きみまろ。お笑いタレント、漫談家。舞台、CD、Uチューブ…まあ、面白い。

 

 明日が新聞休刊日という日曜の朝日新聞。いつものTV欄は中面に入って「綾小路きみまろCD全8巻」販売の全頁広告が出た。75歳以上2005万人、80歳以上10人に1人という敬老の日が近づいて、お年寄り向けプレゼント意識したカラー広告。~忘れたことも忘れた~など中高年の人生の悲哀を笑いのネタにしたCD通信販売である。

 

 新聞広告、写真のきみまろさん。銀ぶちメガネかけ、赤いジャケットを着て、カツラだけど、後ろに長い毛を丸結びしている。京都で綾小路と言えば、丸竹夷で始まる京都のとおり唄の四綾仏高で四条通りの次、よく歩いている。そんな縁も感じて、パソコン開いて、きみまろ公式チャンネル。恋に落ち、赤い糸で結ばれた「あれから40年」。いま、あの時の乙女は太目。露天風呂はトドの群れ。デブの手にスマートフォン、自転車忘れて帰って…時が流れている。 

 

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2023年9月19日 (火)

「元カレが好きだったバターチキンカレー」

Img_2046_20230913074101 Img_2047_20230913073401 Img_2053_20230913073401 Img_2073 Img_2054 Img_2057_20230913073801 Img_2070 Img_2063_20230913073801 Img_2065 Img_2048_20230913073901  そのメニュー、店前を歩き通るたびに気になって、気になって…。「元カレが好きだったバターチキンカレー」。メニューに前書きというか、断りがついている。どんな元カレだったのか、そのカレーはどんなバター味なのか。三日に一度は通り歩き、ついに!だった。

 

 建仁寺境内から西門を出て、大和大路通りの団栗の角、天狼院書店。畳部屋、坪庭、2階に天井など町家を活かした本屋さん。そのメニューは、表通りの格子塀に出ている。本屋さんは食堂を兼ねて、近くの宮川町の芸舞妓さんも入ってくる。もう一点のメニュー、「田中家のやりすぎ豚汁、お握り付き」も気にはなるが、今は元カレ~880円に絞って2階へ~。

 

 人生を変える本屋という天狼院書店、開店から10年。店内でイベント、本持って散策など、新しい書店を目指す。店は東京、福岡、京都。時おり歩きで入り、本見て、コーヒー飲むが、元カレのメニューが登場しては初めて。書店員を兼ねる女性が、元カレを運んで階段を上がって来た。チキンの塊がごろり、玉葱入り、多めのバター味…。書店スタッフの元カレが好きだった味そのままに~という。その元カレ、今は何をしているのか、それもまた気になる

 

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2023年9月18日 (月)

阪神梅田の「ARE」祝い

Img_2234_20230917080501 Img_2314 Img_2267 Img_2241 Img_2251 Img_2252_20230917081101 Img_2301 Img_2311 Img_2313 Aa1gi0l6 どれや、これや、それや、いや、あれや、あれで、ついに「A・R・E」。阪神タイガース、あれれ、あれれ…と18年ぶりセリーグ優勝。大阪梅田、阪神電鉄と阪神百貨店。その優勝セールは「ARE」祝い。どこもトラまたトラ、どないなっとらあ~、のぞきに行った。

 

 河原町から阪急電車。3か月1度、大阪の谷六で知人の落語講座へ行く流れの、昼ごろ。地下鉄御堂筋線、谷町線の商店街。「Tigersリーグ優勝おめでとうございます」の電光掲示が大きい。あれや、これやと優勝セール。関西大・宮本勝浩教授によると、阪神優勝経済効果、どうはじいたか、969億円。日本シリーズ、関西対決なら、さらにさらに~と。

 

 優勝は18年ぶり、岡田監督の背番号80番。ラーメン1杯180円、最初のドリンク180円、黒毛和牛1パック1800円、ポイントは8倍…やたらに「8」が目だって、安くてパチパチパチ…。阪神百貨店内、六甲おろしのメロディー。売り子さんは縦じまユニホーム。黄色と黒の水餃子、饅頭は虎マン、トラカツサンド…虎の福袋…記念グッズ売り場へは、ここが最後尾。何を選ぶか、それがいい、これがいい、何といっても優勝のあれがいい。

 

 

 

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2023年9月17日 (日)

「描かれる人と描く人を考えてみました」展です

Img_1725 Img_1727 Img_1739_20230916075501 Img_1734 Img_1736 Img_1738_20230916075701 Img_1728 Img_1730 Img_1731 Img_1732_20230916075701 「描かれる人と描く人を考えてみました」展です~という。描かれる人は奈良・興福寺と和歌山・高野山の仏像さま。それを描く人は関西現代アートの橋本哲史さん。自ら人形になって、こうかな、ああかな~と絵筆を走らせている。通りがかった画廊展、引き込まれた。

 

 よく歩く寺町三条から御池までに画廊のヒルゲート。話し言葉そのまま、語りかけるようなユニークな展覧会。今年7月、京都市美のGE展で「サアサア、仕上げに入るよ…。完成に向けてがんばろう」という作品の作者、覚えている。そのおり、ご本人不在だったが、今回は在廊中で、話を聞いた。画家は何をどう描くか、ひらめき、アイデアと着想からという。

 

 会場の人形たちは私の分身で、描く過程を示しています~と話す。プランづくり、脚立に乗って制作、絵具の整理整頓、ブランコで気分転換、ちょっと仮眠など、完成まで14の過程を14人に人形であらわしているという。描いた仏像は、もう何年も前かお寺へ通って、魅せられたお顔だという。無著菩薩と世親菩薩、それと八大童子のうち5体。油絵、日本画と描き分け、仏さまはやはり日本画がいいと。「展示会場の画家・橋本さん、写真に撮りました」。  


 ※ 展覧会は9月10日で終了。 ※ 橋本さん、京都市美卒。2年前には同じ画廊で「それじゃあ、やってみようかという気になった」展。

 

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2023年9月16日 (土)

「来る人も又来る人も福の神」

Img_1975 Img_1976 Img_1668 Img_1662 Img_1680 Img_1670 Img_1671 Img_1672 Img_1682 遠くにあっても蕎麦、近くにあっても蕎麦、遠くても近くても、遠近両用は眼鏡……。ラーメンにするか、うどんにするか、ぶらり歩いて、そばに蕎麦店があるから、蕎麦。「平日限定、お昼のサービスメニュー、お得なおまかせ定食1190円!。店先の看板、気にいった。

 

 明治元年創業という本家田毎(たごと)。東海道の三条大橋から西へ西へ、河原町通りをこえて新京極とのT字路付近。なんでも初代徳兵衛さんからいまの店主は6代目。田毎の店名は、蕎麦どころ、信州更科の田毎の月から。お月さん夜毎、だんだん畑を照らす情景から~という。入り口大徳寺大仙院住職、尾関宗園師の色紙「来る人も又来る人も福の神」。

 

 お得なおまかせ定食は、どんなんだろう。一応、出る前に聞いてみると、ネギと揚げのきつね丼に冷たいおろし蕎麦のセットという。二人席に一人座って、待つことしばし。お隣さんは、かやくご飯定食かな、その向こうは穴子丼定食みたい。隣の芝生は青く見える~いうが、気になる。こっちはお店のおまかせ。客はまなの鯉。はやく来い来い~池の鯉で、来た来た。おまかせ、これなら内容よし、値段よし。「そばからそば、すする客、みな福の神」。

 

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2023年9月15日 (金)

「らんまん」に出た草花たちは?

Img_1498_20230911071201 Img_1504 Img_1509 Img_1508_20230911071601 Img_1506 Img_1514 Img_1515 Img_1511 Img_1519 Img_1526_20230911071801 毎週毎週、サブタイトルに草花が登場する。植物学の父、牧野富太郎さんモデルのNHK朝ドラ「らんまん」。第一週の土佐のバイカオウレン(梅花黄蓮)に始まり、ドクダミ、ノアザミ、ヤマザクラ…、毎週ドラマに合わせ画面に出て来る草花たち、ホンマモンだろうか。

 

 草花は春夏秋冬、その折々に咲く。半年間の朝ドラ、その時の草花をどう撮ったのか、NHK京都放送局へ行って、わかった。1階、4K8Kの大画面で、交響曲、美術など紹介、大相撲中継も映し、歩きの一服兼ね、よく寄る。その1階に時おり、子ども絵画展などあって、この間は「らんまんの植物を手掛けた京都の会社の動植物レプリカ展」を開催中だった。

 

 会社は創業98年、京都市山科が本社の西尾製作所。学校の理科教材など始まり、真空注型機など導入などで、ホンモノと変わらぬレプリカ製作へ進化という。「らんまん」に出たサクラソウ、ヒナゲシ、ヤマボウシなど展示、布づくり。大きさも色あいも、いま咲いているよう。展示に世界一大きな花、ラフレシアもある。イカ、ウマズラハギ、キノコ…ウニは高価な馬糞ウニ、美味しそうな。画面の中、ホンモノか、レプリカか、その見極めが難しい。

 

 ※ 展示は終了している。 

 

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2023年9月14日 (木)

居酒屋の秋、土瓶蒸し

Img_1918 Img_1919_20230910114801 秋、土瓶蒸しがいいねえ。具、もちろんマッタケ。ふわ~んと香り漂って、知る人ぞ知る、その汁。土瓶の蓋に乗ったお猪口、まず、いっぱい。ああ、ええ出汁や。温まって、お腹にしみて…、もういっぱい。次はスダチ絞って、さらにいっぱい。秋の始まりは土瓶蒸し!。

 

 だれが、頼んだか、居酒屋へ入って、これ。京都大丸北側、伊藤若冲生家の青物屋さんがあった錦の高倉上ル、楽座ハレルヤ。まだ暑い9月はじめ、知人4人で行って、メニュー掲載の土瓶蒸し見つけ、注文二つ。マツタケに加え、夏の名残りのハモ入り、税込み1320円。汁を飲む猪口、二つ追加、土瓶挟んで、2人ずつが差し向かいで、まあ、いっぱい、乾杯!。

 

 気になるマッタケ。そりゃあ、この値段なら、米国産か、韓国産ちがいない。地元の丹波マッタケは高値の花。それも収穫は9月末、まだ早い。あの香り、歯ごたえ…その記憶が遠い。どこの国でも、まあ、マッタケはマッタケ。そう思う気持ちが大事。汁、一口二口と飲んだら、土瓶蓋とって、覗いて、ちょっとマツタケ。あるある。これまた、分け合って、骨切りのハモに銀杏へ。夏から秋へ、涼呼ぶ季節の移ろい。食欲の秋、始まりは土瓶蒸し~。

 

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2023年9月13日 (水)

牧野博士、発見・命名の「ムジナモ」

Img_1446_20230910080101 Img_1445_20230910080101 Img_1436 Img_1434 Img_1435 器の水に浮いているのが、食虫植物のムジナモだ。狸の尾っぽみたいで、狸の別名「ムジナ」から和名で「貉藻」という。モウセンゴケ科ムジナモ属の多年草、天然記念物だ。明治23年(1890)、植物学博士・牧野富太郎が江戸川河川敷の用水路で発見、命名した。

 

 牧野博士がモデルのNHK朝ドラ「らんまん」に登場した。第何話だったか、万太郎が池の中にドボンと落ちて、水中でぐうぜん発見という筋書きだった。京都府立植物園会館1階展示室。朝ドラ関連企画で、牧野博士が発見、命名した数多くの草花のうち、ふるさと・高知佐用市の「マルハマンネングサ」(丸葉万年草)などと一緒に「ムジナモ」も展示だった。

 

 浮遊性の1属1種で、7、8月、稀に花も咲くという。かつて国内の河川、池沼にみられたが、ほぼ絶滅している。海外でも、環境の変化で同じように見られないらしい。植物園さん、どこから採取したか、見るに価値ありだ。草色の茎は、円柱形で、7、8㌢、底の浅い丸い器に5つ、6つ、フワフワと浮いていた。食虫植物というから、ハエが来たら、茎から何かが出てパクリなのだろう。牧野博士を世界的に有名にした「ムジナモ」、ここにあり。

 

 ※ 植物園朝ドラ企画は終了。展示は「ムジナモ」「マルハマンネングサ」のほか、牧野博士が発見の「チリメンガシ」(縮緬樫)「ハルジオン」(春紫宛)「スエコザザ」「ワルナスビ」なども展示されていた。 ※ ムジナモ発見100年後、江戸川の現場に記念碑が建っているという。

 

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2023年9月12日 (火)

「ほっとひと駅劇場」

Img_1759 Img_1573 Img_1760_20230909080801 Img_1761 Img_1576 Img_1583_20230909080701 クマか、パンダか、タヌキか、いったい、ナンタイか。1、2、3…7、8、9、まあ10体以上いる。みんながみんな、べ~べ~べ~と舌を出している。「自分、下を向くくらいなら、舌をだします!」という。前向きは、わかるけど、そんなに出したら、あかんべ~。

 

 JRに乗って、優先座席付近だった。遠目にこの車内掲示が目に入った。車内広告?のような、そうでないような。デジカメ持って、近づくと「ほっと一駅(ひとえき)劇場」だという。どういう劇場か、さらに点検すると。一駅で、サッと!クスっと?見せて、読めて、ほっとできるコンテンツを毎週月水金と配信していますと。ハトから×マークのTwitter。

 

 山科から新快速に乗って、見始めたのは石山駅、降りる南草津駅までの、ひと駅劇場。さすがにTwitterのツイッター、アッという間に、着いたあ?。コンテンツは、曜日ごとに宇宙人と、クマと、動物たちの物語という。@hotto―1eki、はやりのQRコードも。帰りのJR、またのひと駅劇場、またべ~べ~べ~。この間は可愛い宇宙人が青い宇宙プール、もううちゅう?。ホッとして、ホットドッグ?のひと駅劇場。これもホットな時代?。

 

 

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2023年9月11日 (月)

「春の川を 隔てて 男女哉」(漱石)

Img_1714 Img_1712_20230908071001 Img_1711_20230908071001 Img_1710 明治の文豪、漱石の京都メモリアルというのだろうか。鴨川の御池大橋こえて、すぐ西側に漱石が詠んだ句碑がある。その隣に立つ駒札の銘板が、句の成り立ちなどを書いている。句碑は漱石生誕100年記念、銘板は去年10月新調、読みやすい。ちょいと紹介しよう。

 

 漱石の句は前書き付き。その前書きは「木屋町に宿をとりて川向かいの御多佳さんに」とある。その句は「春の川を 隔てて 男女(おとこおんな)哉」。どういう意味か、銘板によると~である。大正4年(1915)4度目の京都へ来たおり、木屋町の旅館に滞在して、祇園の女将磯田多佳さんと交流していたが、ある日、小さな行きちがいが起こって……~という。

 

 句にある春の川は鴨川。漱石は西の木屋町側にいて、鴨川を超えて、祇園の御多佳さんに~その句を送っている。句碑は昭和41年(1966)漱石生誕100年、57年前に出来ている。鞍馬石だろうか、漱石の写しか、細字が柔らかい。道路の向かい、いま、葬儀ホール、かつてキャバレー・ベラミ。はるか比叡山も見える。新調の銘板、最初は子規となど漱石京都4度が詳しい。京都漱石の会建立という。~漱石の こころわかるか お多佳さん~。

 

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2023年9月10日 (日)

古墳時代にもマグカップ?

Img_1797_20230907083501 Img_1788 Img_1790 Img_1793 Img_1800 Img_1799 Img_1802 Img_1811 Img_1816 掘れば、何かがにしても~である。古墳時代の地層から、取っ手付きマグカップとは~。とっても驚く発掘だ。大きさ、コーヒー飲むにぴったり。古墳時代と言えば、3世紀から7世紀。その大昔に、だれが何を飲んだカップなのだろう。どこかナウく、令和の今にも通じる。

 

 京都市考古資料館で開催中の特別展示「おこしやす、古墳時代へ」。朝日新聞京都版に記事が出ていて、どんなんかナと行った。京都市内のこれまでの発掘調査で出土した品々から古墳時代の京都の暮らしぶりを見せている。展示は89品目155点。ポスターは人物埴輪の巫女。髷を結って、たすき掛け、何かを抱えて「おこしやす」と呼びかけて、京都らしい。

 

 朝日新聞の見出しになった「古墳時代にマグカップ?」。入り口近くの展示ケースで見た。表示は須恵器、把手付き碗。古墳時代の中期、京都市内の水垂遺跡で発掘という。「マグカップ形。熱いものを飲むための容器」との説明だ。ちょっと欠けているが、よく出て来た。熱い飲み物って、なんだったのか、気になる。展示、壷あり、臼あり、鍬あり、蒸し器あり…下駄まである。歩きすぎか、指址でへこんでいる。古墳時代の暮らし、クラシカル?だ。

 

 ※ 京都市考古資料館、上京区大宮今出川。特集展示は11月19日まで。

 

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2023年9月 9日 (土)

たまには玉の湯?

Img_1742 Img_1743 Img_1744 Img_1746_20230906094601 Img_1745 220621tamanoyu21024x682 浅い浴槽、足を伸ばし、仰向けがいい。深い浴槽、肩までどっぽり、丸ごとからだが温まる。浅い、深い…と繰り返し、お湯が噴き出るジェット風呂、これは冷たい!と我慢の水風呂、体重落としのサウナ…。暖簾かかると同時に入った一番風呂、いい湯だな!、ハハ~ン!。

 

 銭湯、たまにはで、玉の湯。ここは、御幸町押小路かど、京都市役所から西へ2分、御池寺町からも北西へ2分。♪~いい湯だな、ここは町ナカ、京都の湯、ハハ~ン~♪。ぶら歩きのスマホ調べ。「このあたりで銭湯は?」と音声入力で登場だった。午後3時から営業、歩きコース外れてすぐ。かかった暖簾。真ん中に「ゆ」、絵は初夢を描く「一富士二鷹三茄子」。

 

 真ん中に番台。タオル借りて、髭剃り、液体石鹸買って、左の男湯へ。入浴料入れて600円。湯上りにラムネ。毎月26日は風呂の日、茶どころ・和束提供か、ほうじ茶風呂。大相撲京都場所のポスター、裸のつきあい?。ランニングブーム、近くの京都御苑へ走りに行って、汗かいて戻ってザブン、京都マラソン練習拠点にも~。学生時代の長距離練習、半世紀前の同じ経験を思い出す。風呂上り、身体すっきり。たまに玉の湯、いいもんだ、ハハ~ン。

 

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2023年9月 8日 (金)

絵になるタンザニアの動物たち

Img_1690 Img_1693_20230905074601 Img_1705 Img_1706_20230905074801 Img_1694_20230905074701 Img_1699_20230905074601 Img_1700 Img_1701 象だ。シマウマだ。カバだ。キリンだ。ライオンだ。アフリカはサバンナの動物たちが次々に浮かび出て来る。タンザニアの動物画家、ルーカスさん(35)のライブペインティング。6色のペンキを使って、細い筆で丁寧に線を引いている。いまはキリンの首、長い、長い。

 

 寺町三条から御池へ、画廊が多く、好きな出歩きコース。真ん中あたり、1年半ほど前からタンザニアの民族雑貨を輸入販売する「Baraka(バラカ)」が開店している。スワヒリ語で祝祭を意味するらしい。ぶらり歩いていて、この店の入り口近くで、ルーカスさんのお絵描きライブだった。アフリカ原色の現代アート、「ティンガティンガ」というそうだ。

 

 「ティンガティンガ」は、このアート創始者の名前で、タンザニアで絵心ある若者が集まり、今は100人もの絵師がいるという。このうち20人は来日して、原画展など開催している。ルーカスさんもその一人で、絵の上手さではホープという。黙々と描くルーカスさんにスワヒリ語でキリンはどう言うか、店の通訳を通じて聞いた。ルーカスさん、ニコッと笑って、ツイガ二。聞き直してもツイガニ。文字で「twiga ni」とか。首?ロング。

 

 ※ 大丸京都4階、9月27日から10月3日まで。ティンガティンガ原画展開催。

 

 

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2023年9月 7日 (木)

夏雲,、歩き撮りの記録

Img_9185_20230904072201Img_9155Img_1654_20230904085001Img_9779_20230904074701Img_1318Img_1212Img_0462 Img_8989Img_9471Img_9712_20230904074501Img_9225Img_0156Img_9263Img_9332_20230904073401Img_1221Img_1050 地平線からモクモク湧き出る夏の雲。ポパイの腕のような、お餅が膨らんだような…、今年は暑くて暑くて、毎日のように出た。鴨川堤防、平安神宮、京都タワー、植物園、京都御苑、京都駅ビル…出歩きの日々、そのとき写真撮りした雲さんたち、パソコンに写っている。

 

 9月に入って最初の日曜日、京都新聞社会面に記事か出た。「7、8月―京の猛暑日過去最高38日」。猛暑日35度を軸に折れ線グラフでその推移を示す。見出しの「38日」は赤字。一目瞭然、来る日も来る日も暑かった。蒼い空と真っ白な雲、朝のうちはぽっかりわた雲、昼から気温があがると、ご存知、入道雲の積乱雲。気持ちが動きデジカメ向けている。

 

 撮った写真を納めたパソコン調べると~である。祇園祭の頃から、まあ、よう撮っている。帰りのバスの車窓から撮ったりして7、80枚はある。それぞれの夏雲との出会い、その一瞬、またとない。京都タワーとの背比べ、暑いぞ!と動物園の象、欄干新調の三条大橋の背景、東郷青児壁面が描いた朝日会館閉鎖、そのガラス面反射…、田んぼのひび割れも写っている。今は稲穂の上に優しくなった雲、赤とんぼが飛んでいる。9月、残暑つづくも秋は来ている。

 

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2023年9月 6日 (水)

植物園100周年のロゴマーク選び

Img_1368 Img_1367 Img_1366 サクラや、モミジや、コスモスや、ヒマワリや…、これまでにどれぐらい見せてもらったことだろう。1年10回、かれこれ20年とすると200回だ。来年1月で開園100周年を迎える京都府立植物園が、記念のロゴマーク3点つくり、入園者に投票をよびかけている。

 

 大正天皇の御大典記念、日本で最初の公立植物園。開園は大正13年(1924)1月1日である。その沿革に歴史がよみがえる。内国博、戦中は食料生産の芋畑、戦後は12年に及ぶ連合軍接収、京阪神開催の第1回国体グラウンド、巨大な観覧温室設置、台風による巨木倒壊…いま入園者人口は年間70万前後を推移する。いつ行っても、何か発見がある。

 

 植物園愛好者としては、どのロゴが良いか投票しなければである。いつもの北山門入り口、Aか、Bか、Cか、3種類のマーク。1人1回の投票用紙が置いてある。どのロゴも「100」がどこかに入っている。裏面にデザイン趣旨、その植物が書き込まれている。A案は次の100年へ思いを託し、ヒマラヤスギ。B案は植物園の四季、バラがある。C案は京都の文化に根差し葵祭のフタバアオイ。さて、どれにするか。次の100がはっきり、Aがエエ。

 

 ※ 投票期間は9月10日まどぇ。

 

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2023年9月 5日 (火)

池田遥邨、関東大震災をスケッチする

Img_1603_20230902081501 Img_1617 Img_1611 Img_1616 Img_1638 Img_1631 Img_1627_20230902081701 Img_1610_20230902081601 Img_1607_20230902082001 上野駅へ行って、駅舎なくなっている。新宿も、神田も、愛宕下も、吉原も、横浜も、何もない。一面が焼け野原、何もない。死者10万余り、被災家屋21万棟…100年前の関東大震災。ひとりの画家が1か月かけて歩き抜いて、その惨状をスケッチ、今に残している。

 

 山頭火シリーズなど名が高く文化勲章受賞、日本画家・池田遥邨氏だ。いま、京都近美4階で、そのスケッチ156枚が前期後期で公開されている。特集展示「池田遥邨大正12年9月関東大震災」の全貌。震災発生から20日後、岡山の同郷、洋画家・鹿子木孟朗氏に誘われて~という。鉛筆で紙に淡彩に、現場で見た光景をありのまま描き、400枚もという。

 

 コレクション展の鑑賞へ行って、ぐうぜん、この企画展を知った。岡山倉敷から京都へ出てきて、関東大震災は遥邨さん28歳のときという。このときスケッチをもとに翌年「災禍の跡」を描いているが「これほど一生懸命だったことは後にも先にもなかった」と後年、思い出を話している。その絵は帝展で落選になったが、倉敷市美術館が所蔵、近美も複製展示していた。震災現場を様々に取材したこと、帝展落選したこと、それが後の遥邨大成の道という。

 

 ※ 池田遥邨震災スケッチ展は10月1日まで。スケッチ400枚のうち、250枚は倉敷市、残りは息子の池田道夫氏は京近美に寄贈。

 

 

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2023年9月 4日 (月)

雑草の名は「ビンボウカズラ」

Img_1465 Img_1461 Img_1295 Img_1464 Img_1462 「ヤブガラシ」といい、別名で「ビンボウカズラ」という。漢字にすると「薮枯」、「貧乏葛」。朝ドラの主役モデル、植物学の牧野富太郎博士に~雑草という名の雑草はない~の名言があるが、それにしても、「ヤブガラシ」は兎も角として、「ビンボウカズラ」とは~である。

 

 ブドウ科ヤブガラシ属のつる性多年草。夏場には、ヤブまで枯らすほど繁殖する雑草だという。沖縄から北海道まで分布、夏場に目立つ雑草のチャンピオンだそうだ。それほど有名な雑草なのに知ったのは、最近だった。自宅近くのバス停わき、コンクリート歩道に草が伸びて、蜂が一匹、小さな実の回りを飛び回って、蜜を吸っている。なんの草だろう~だった。

 

 岡山の知人伝授のスマホ・googleレンズ。蜂の一刺しを警戒して、及び腰にスマホかざして「ヤブガラシ」。さらにウイキペディアで別名「ビンボウカズラ」と出た。葉の形が違う気もするが、蜂、テントウ虫など昆虫が実を好むという。大体あっている。何でまた、「ビンボウカズラ」か?さらに調べると~。手入れがよくないところ、貧乏くさいところに繁殖する~と。~雑草という名の雑草はない~けど、可哀そうな名前、名付けたのは、だれだ。

 

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2023年9月 3日 (日)

いろいろサンタ100人

Img_0900_20230831082001 Img_0901 Img_0919_20230831082201 Img_1033_20230831075901 Img_1039 Img_1036 Img_0902_20230831082101 Img_0903 Img_0904 Img_0907 Img_0917_20230831082301 Img_1035_20230831082001 絵本の中のサンタさん、一人また一人増え、100人のサンタさんに。どんなサンタさんか、それが面白い。色、いろいろで、青サンタ、紫サンタ…、動物で、豚サンタ、牛サンタ…、それに大工サンタ、俳句サンタ、蜜蜂サンタ、木こりサンタ…、みんな、おらあ~サンタだ!。

 

 伊勢丹京都7階、絵本作家・谷口智則展「いろがうまれるものがたり」へ、行ってである。会場入る前、通路に谷口絵本で人気のサンタさん紹介。写真で100人のいろんなサンタさん、絵本から飛び出した3体の立体サンタさん。どんなサンタさんか、ウオッチまたウオッチ。靴みがきサンタ、国旗サンタ、不動明王サンタ、カレンダーサンタ、絵描きサンタ…。

 

 日本画家から絵本作家へ30年余、谷口さんは「子どもの数だけサンタがいたら…、世界中の子どもたちへサンタが来れば~」という。大阪・四条畷市生まれ、市の観光大使を兼ね、町じゅうサンタがいる四条畷へ、いま駅周辺などに72体。2025大阪万博に100体完成目指すと。生駒山の麓、人口5万余りの四条畷市、京橋からJR学研都市線で近そうだが、行ったことはない。夏でも秋でも、行けば、そよかぜサンタ、元気サンタ…どこでもサンタ?。

 

 ※ 谷口智則(1978年大阪生まれ。金沢美工卒。独学で絵本作家へ。2004年「サルくんとお月さま」でデビュー。 ※ 伊勢丹展は9月3日で終了。

 

 

 

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2023年9月 2日 (土)

暑い中、植物園の秋は?

Img_1363_20230830071801Img_1418 Img_1382 Img_1373_20230830071801 Img_1381 Img_1391 Img_1393Img_1384 Img_1408Img_1421_20230830072501Img_1412Img_1422 Img_1453Img_1458  秋の始まり9月、まだ残暑が続くのだろうか。月にイチドは~の府立植物園、危険な暑さの平日昼、どこかに秋はないか、テーマ―を決めて行った。北山門入り口、白い花を咲かせていたヤマボウシが青い実をつけている。季節の移ろい、暑くても植物園に秋はきている。

 

 青い空、広い空、入道雲はない。真っ赤なモミジアオイ、白い雲に向かって、雄しべを突き出すよう。生態植物園入り口案内、スズムシバナにナンテンハギという。どこかな、どれかな~と入って、紫色の花、ちょっぴり。水車の近くにシュウメイギク、蕾が幾つも膨らんいる。白く可憐に開く花はもうすぐ。暑さに負けるなよ。イロハモミジは、まだ青モミジ。

 

 四季彩の丘、ひょうたん棚のヘチマが枕になっている。パパイヤ、シャワー噴水で青々と実が大きい。一日一日、収穫の秋。ススキのようなパンパスグラス。南米の草原に群れる。去年の秋、南国・宮崎のゴルフ場でみたのを思い出す。猛暑に強そう。ヒマワリ、観覧温室前で、ぐったり。夏の終わりを感じているようだ。沈床花壇前、黒い土の敷きつめ。コスモスの種まき準備か。バラ園、秋バラも芽が出てきている。植物園は秋へ、プロローグの時だ。

 

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2023年9月 1日 (金)

焼き魚定食のお店

Img_1116 Img_1119 Img_1130_20230829111701 Img_1121 Img_1122 Img_1125 Img_1129_20230829111701 焼き魚定食と書いたノボリが一本、二本、三本…。店の名前はちゃんと聞いていなかったが、ここここ、ここにちがいない。滅茶、焼き鯖がおいしい~と聞いたお店。ちあきなおみが歌うなら♪~あれは3年前~♪。その店名は、炭火焼き干物食堂「魚真」(うおしん)。

 

 枚方市の総合芸術センターへの道筋、京阪枚方市駅の北口から1、2分。知人の朗読劇で、毎年のように行って、開演前の周辺ぶらり昼食。最初の年は宮崎の冷や汁、翌年が駅南のラーメン。同じように行っていた知人が、あのあたりの昼食なら焼き鯖が最高~と情報を得ていた。穴子もだが、鯖も好物だし、そんなにおいしいならと探し行って、カンがピタリだった。

 

 トロ鯖、縞ほっけ、銀だら、とろ鯵…半身あり、一尾あり。良質の炭火で、素材の水分、脂をしっかり加熱すると、くさみがとれ、表面がカリッとして、ジューシーになって、おまけに香りもよいという。注文は半身のトロ鯖。ひじき、味噌汁、ごはんなど定食990円。鯖身をほぐし、噂どおり最高かな~と入り口席で口にした。トロ味、とろり…。くさみはない。皮はパリッ…。おろしには、たまり醤油…、一口二口…たまりません、やまりません。

 

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岡本神草と星野画廊

Img_0703_20230826071601 Img_1066 Img_0731 Img_0732 Img_0733 Img_0734_20230826071801 Img_1060_20230826071801 Img_1086_20230826192701 Th その死38歳、夭折の画家の才か。この道50年、画廊主の目利きか。いやいや、世に出たのは、りょうりょう相まってだ。画家は岡本神草さん、画廊主は星野桂三さん。いま、京文博で開催中の展覧会ポスター「拳の舞妓」が星野さん発掘のひとつ、岡本作品である。

 

 ポスター絵は舞妓さんのお座敷遊び。両手を広げ、ヨヨイノヨイ!と狐を象っていて、どこか妖しい。この作品について、神草は「満飾せる女性の美、神秘さ、宗教的な感じ、そんなものを表現したいと思って」と、雑記している。京文博の展覧会は、星野画廊のコレクションから「少女たち」と題して開催しており、神草の「拳の舞妓」が、右代表になっている。

 

 文博の展覧会へ行き、星野画廊へも行った。文博会場、星野さんが所蔵する少女らがこれでもか、これでもか120点も。作者不詳も多い。星野目利き、作品本位だからだろう。神草作品発掘の始まりは「拳を打てる三人の舞妓の習作」。絵の写真とともに経過が出ている。星野さん、この絵と古美術交換会で出あって、神草にはまり込んだという。平安神宮大鳥居が見える星野画廊、今は「京都洋画の黎明期」展。そう名前のない画家たちの絵が並んでいた。

 

 ※ 岡本神草(1894-1933)神戸生まれ、京都絵画専門学校卒。国画創作協会などで活躍。菊池契月に師事。 ※ 星野画廊。星野桂三・万美子夫妻により、1971年に画商活動開始。「画人再発見」をライフワークとし、明治・大正・昭和前期の画家を発掘する。 ※ 文博「少女たち」展は9月10日まで。

 

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