オリジナル提灯
アゴをう~んとあげて、見上げて、なんか、どこか面白い。これって、オリジナル提灯というのだろうか。大きくて、極彩色に人物などが浮かび出ている。ひきつづき、参ったせずにアゴをあげ?提灯周りを見ると、牛若丸や、大蛇や、渡辺のツナや…が描いてあるような。
このビッグ提灯は、梶井基次郎著「檸檬」で登場する書店、丸善が入るファッションビル「BAL」の正面。坂本龍馬暗殺の近江屋の北東側、京都河原町六角上ルにある。ビルの飾りか、いつの年からか、夏場になると、この提灯が出る。河ぶらして、地下1、2階の丸善へ行くおり、今年も出たなあ~と、じっくり見た。小嶋商店、だるま商店、金彩上田…。
そんな名前が擬宝珠と牛若丸の隣りに見えた。ビルの内にも外にも、提灯の説明はない。名前をスマホで検索したら~である。小嶋商店ー、あの京都南座の提灯をつくる江戸は寛政いらい、京提灯の老舗。いま10代目という。だるま商店ー、お絵描きユニットで、小野小町の随心院で襖絵を描いている。金彩上田ー、金箔、銀箔の老舗という。この三者がBALからの依頼で、共同制作したらしい。夜になってどう輝くかだが、その面白さ、提灯持ちでヨイショしたくなる。
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