展示作品、座りOKのマーク
えっ、いいの。ホントに座って、いいの。いや、まちがいない。京都市京セラ美術館コレクション展、山口牧生さんの石彫刻「鞍」。作者と作品タイトル紹介、その上の印しが、おっちん座り「OK」になっている。なんどとなく美術館へ、こんな表示は見たことはない。
展示は「天の中庭」。新しくなった市美の中、むかしの市美が残っている。コレクション展の陶芸展示室と、その隣の野外彫刻の場所がそうだ。上村松園さんの作品を見に行って、その流れで、「天の中庭」にも入り、山口作品の「座りOK」の表示を知った。そのときは、なんとなく見たが、その表示は全国初では~と気になり、写真を撮りにもう一度、行った。
お盆の始まり、気温39度。外出は自粛がいいのに~である。滅多にない表示の写真を撮って、実際に座ってみたい。美術展、カメラマークに〇をつけ、写真撮影可が増えているが、まだカメラに斜線を引いて、撮影不可が多い。それが触っても、座っても、いいのだ。真夏の空が見える。展示の中庭、清水九兵衛作品の彫刻「朱態」と山口さんの作品の二つだけ。炎天、鑑賞者はいない。山口作品は長い黒御影石の「鞍」。座ってアツツ、見上げてクラクラ!?。
※ 山口牧生(1927ー2001)福岡県出身。京大哲学から美術へ。石の彫刻に魅せられ、作品多く。亀岡市のアトリエで死去。京近美にも、股間の鳥―サドルなど野外彫刻展示。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
- グッドな「2025」ポスター(2025.04.26)
コメント