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2023年8月

2023年8月31日 (木)

淀川のシンボル「イタセンパラ」は?

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 大阪湾へ流れ出る淀川。京阪枚方市駅から徒歩10分、川沿いに淀川資料館がある。淀川河川事務所のとなり。地名で言えば三矢。江戸の頃、大きな三十石船に小さな舟が近づいて、なんぞくらわんか!と食べ物を販売したあたりだ。枚方市芸術センターで太宰治の朗読劇「赤い太鼓」を聴き終わり、暑いのにぶら歩き、学びの淀川資料館へ行って~である。

 

 館内入って、体長120㌢のビワコオオナマズ標本、淀川とは~の資料などを見て、「イタセンパラ」のビデオ。上映5、6分、二度見た。体長10㌢ほど、とくに背びれが長く、富山平野と濃尾平野とここにしかいず、淀川のシンボルフィシュだという。ワンドという川の横の池のようなところに住み、秋に二枚貝に卵を産み、赤ちゃんは貝の中で寒い冬を過ごし、春に泳ぎ出すという。そのイタセンパラ、いた!いた!と、ビデオのように再び、淀川に戻ってくる日はいつだろう。

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2023年8月30日 (水)

銀座、江戸前鮨が京都に来たあ~

Img_9476_20230829075201Img_9474_20230829074801 Img_0973_20230829073301 Img_0953 Img_0949 Img_0956 Img_0955_20230829073701 Img_0961_20230829073801 Img_0966_20230829073301 なんたって、赤しゃりやからねえ~、握りは豊洲の仲卸「やま幸」の大間マグロやからねえ~。そりゃあ、ひと手間もふた手間もかけた江戸前鮨やからねえ~と「鮨・銀座おのでら」が京都の四条河原町に出て来た。回転寿司で開店。なんたって銀座、どんなんかナ~である。

 

 地下表示、京都で一番の四条河原町。高島屋の向かい、エディオンの南、漬物老舗・村上重の筋、四条河原町ビル1階である。胡蝶蘭が店前から消えた開店から1か月後の8月末、昼に入った。近くに山科帰りのバス停、店前はよく通り、グランドメニューの看板を見ている。好きな煮穴子は自家製と出ている。酢〆具合、江戸寿司職人の腕がわかるコハダもある。

 

 入る前からこの二つ決めていた。ヒノキのカウンター12㍍と長い。寿司レーン、タッチパネル、30席ほどか。店内インテリア、東京銀座ふうか、京都西陣ふうか。混ざり合っているよう。煮穴子が4番席、シュッとレーンで来た。1貫で610円。高いが、どやろ。赤しゃりや。ウン、うまい。これは、いける。採点は花〇。コハダも1貫で320円。酢味がなんたって、いいねえ。◎やねえ。思い切って中トロ610円も。ウン、さすが大間や。銀座や、江戸前や。

 

  ※ 銀座おのでらは、HPによると、NYなど世界4地域に13店舗。東京東銀に本店、すし、てんぷらなど有名店。関西には京都店が7月28日に初めてオープン、近く大阪にもという。

 

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2023年8月29日 (火)

店名は「学問のするめ」

Img_1096_20230827064901 Img_1099 Img_1098 Img_1100 Img_1102 店名ダジャレに恥じらい~だろうか。店名「学問のするめ」の「る」が傾き、字の並びからはみ出ている。店前の横断幕も、スルメの入った袋も「る」がそうなっている。明治の思想家、福沢諭吉の「学問のすすめ」にあやかる店名商法。そのスルメ、どうするめえ~。

 

 福岡の天神さん、大宰府の参道に店を構え、県外への移動販売。何年か前、地下鉄・京都市役所駅の駅ナカでも見たが、この夏、京阪枚方市の駅ナカへ来ていた。枚方市芸術センターで、知人の朗読劇、太宰治の「赤い太鼓」を聴きに駅を降りて、中央改札を出てだった。ダジャレ好きとしては、京都でもだったが、やはり店へ寄り、写真を撮り、買って~である。

 

 学問のすすめ~の福沢諭吉と学問の神さま~の菅原道真。よくも店名考えたものである。商いのさきがけ、イカを伸ばして削って味付けしてのさきがけ。試食1本、北海道の真イカだという。しがむと、イカにもイカにも~柔らかい。累計で100万袋達成。自慢の看板が出ている。この春、大宰府参道に「登録・学問のするめ本舗」の新社屋が完成したらしい。タコもイカも英語でオクトパス。受験生、スルメを机に置くとパス~という。ダジャレ商い、決まっている。

 

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2023年8月28日 (月)

「いや人生は気合だね」

Img_0664_20230825072301 Img_0653 Img_0660 Img_0661_20230825072301 Img_0663 その言葉に元気をもらい、その筆づかいに力を感じる。言葉は、明治の文豪、二葉亭四迷の名言「いや人生は気合だね」。それを書にした筆は、89歳の日展作家、坑迫柏樹さん。ぶらりと行った京都高島屋6階美術画廊での出会い。その言葉とその筆、いいね、いいね~と見た。

 

 京の漢字作家による第4回蒼和会だという。杭迫さんはじめ、日展で名の知れた吉川蕉仙さん、真神巍堂さんら大家14人の作品が出ている。写真撮ってもいいという。京都の漢字書は、中国古典に軸足を置きつつ、日本的情緒を併せ持つ。会場の真ん中、坑迫さんの作品3点が並ぶ。その一つが「いや人生ハ気合だね」。浮雲、四迷の名言集「酒余茶間」からだ。

 

 明治の思想家、安岡正篤の「朝こそ全て」という文章も書にし、自らの朝も書いている。安岡さん文のおおよそ。~一日から言えば朝は部分だけど、30分でも本を読み、手習いなど、朝は一日丸ごとに匹敵する価値がある~。この言葉に感じる坑迫さん。~夏は朝4時、冬は5時に起き、屋上から東山眺めて、太陽拝み、空気を吸い込み、今日もやるぞ!と誓うことを日課としている~と。人生は気合、一日は朝こそ全て…、その言葉と書、承知したい。

 

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2023年8月27日 (日)

野ざらしだった「歴史の鐘」

Img_0624 Img_0625 Img_0626 Img_0620_20230824073701 Img_0627_20230824073501 Img_1012 Img_0616 Img_0630_20230824073501 Img_0632_20230824073501  ご近所の皆さんだろうか。ふたりの大人が両手を広げて、鐘の大きさを示している。鐘の前で、3人の子どもさん、眩しそうに正面を向いている。野ざらしになった写真の大鐘、あの大坂冬の陣の引き金になった「国家安家」「君臣豊楽」…、家康の時代になった歴史の鐘である。

 

 秀吉さん祀る京都東山の豊国神社。8月18日に没した秀吉さんご縁で、毎月「8」の日にアンティーク中心に市がでる。写真に出ている大鐘が吊るされている隣りの方広寺境内、よく歩きの流れで通り抜ける。猛暑の8月、2度目の「8」の日、鳥居下の骨董屋さんで、この写真があるのを見た。額入りカラー、ご近所から提供の写真だ~と骨董屋さんは言う。

 

 明治10年の頃で、買います?と言われたが、写真の写真を撮らせてもらい、1分足らずで引き返し、ホンモノの鐘を確認に行った。 高さ4.2m、外形2.8m、重さ82.7㌧。知恩院、東大寺の鐘と並ぶ日本三大梵鐘、重要文化財なのだ。冬、夏の大坂の陣で、豊臣家を滅ぼした家康。豊国廟なども廃棄して、江戸時代を迎えており、この鐘も200年余、捨てられたように野ざらしだった。豊国神社の市「ほうこくさん」で見た写真、ここに、ほうこくする?。

 

 ※ 維新後、明治政府が豊国神社、方広寺など再建して、この歴史の鐘も境内の鐘楼に吊るされている。

 

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2023年8月26日 (土)

刀剣乱舞グッズ

Img_0784_20230823073801 Img_0782_20230823073501 Img_0780_20230823073501 Img_0779_20230823073501 Img_0767 Img_0785_20230823073801 Img_0793_20230823073901 Img_0788 Img_0795 Img_0803 Img_0808 時代にどうついて行くか…、そこが難しい。刀剣女子と言うのは知っていたが、いまは刀剣男士だという。男子でなく男士だ。太刀や、短刀や、脇差、槍など8種類の刀剣男士を集め、部隊を編成して戦いに出ていくゲーム。アニメ、歌舞伎、映画にもなっているという。

 

 まるで、知らなかった。もう10年前も前から、それはそれは、人気だそうな。これナニ?と知った始まりは、京都駅八条口南、アバンティ1階。どこから来たのか、女の子が、店の買い物籠を持ち、これかな、それかな~と品定め、グッズグッズしている。刀剣乱舞万屋本舗常設公式ストアと、店内表示がある。この春から東京秋葉原と並ぶ西の販売拠点という。

 

 仕切りのないフロア。太刀を差し、そのりりしい美剣士の模型は、三日月宗近という。触るのは駄目でも、写真撮影OKと出ている。女の子が大勢の店内みたら~である。今剣だの、石切丸だの、鯰尾藤四郎だの…戦いにでる刀剣男士を描いたキーホルダー、ファイル、ステッカーなどなど、あること、あること。チョコレートも羊羹もノンアルもあ~る。刀の展示もあって、一番人気は何が入っているのか、ガチャガチャポン。これも時代?追いつけない。

 

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2023年8月25日 (金)

この夏、「涼」感じる写真展

Img_0547 Img_0586 Img_0572_20230822071401 Img_0561_20230822071401 Img_0574Img_0590 Img_0580 Img_0592 Img_0578 Img_0576 Img_0594 Img_0601 Img_0605 Img_0603 ブ~ン、水平に翅を広げて、ミツバチさん格好いいねえ。どこへ飛んで、どこで蜜を吸ってきたのかな。こっちは、水面すれすれ、卵を孵しに渓流俎上のビワマスさんだ。お腹、ぽっこりだね。ブナ林のザゼンソウ。胡坐を組むお坊さんふう、無想している。静かに、静かに…。

 

 いや暑い。猛暑、もういい。どこで、涼を求めるのか、この写真展が涼しい。滋賀県立美術館の「里山、水の匂いのするところ」。大津市生まれの写真家今森光彦さん(69)が、花や、蝶や、鳥たちや、木々や、人々の暮らしを撮り続けた作品が並ぶ。源流、渓流、水辺と水の循環が写り、動画ではサザッと波打ちぎわの音がする。会場の空調も涼が良だ?!。

 

 「里山物語」の写真集など、木村伊兵衛、土門拳の写真賞を受賞した今森さん。びわ湖の西、仰木にアトリエを持ち、いまも自然と人、里山をテーマに写真を撮る。今回の作品はこれまで撮り貯めたびわ湖周辺中心の写真92点。カタクリとギフチョウ、アジサイとアマガエル、羽を広げたトビ、苔蒸した古木、ハグロトンボ、大根干しすんだおばあちゃん二人、清流冷やしの西瓜、もんどり網にかかったゲンゴロウブナ…、見る目が心に染みて涼になる~。

 

 ※ 展覧会は9月18日まで。

 

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2023年8月24日 (木)

京都で「伊勢うどん」

 Img_0825_20230821072501 Img_0827_20230821072501 Img_0829_20230821072501 Img_0832 Img_0834_20230821072501 麺、それは太い。香川の讃岐、秋田の稲庭、愛知の味噌など、全国各地にいろんなうどんがあるけど、麺の太さでは一番では~。三重のお伊勢参りへ行って、うどんならこれ、名物の伊勢うどんである。麺の太さは1㌢か、その伝統はめんめん?といまも続いている。

 

 伊勢に行かず、京都にいて、どこで食べるか~である。伊勢神宮参り、宇治山田駅へ特急が出る近鉄京都駅。改札を入って、粋麺「あみ乃や」さん。薄緑ののれんがかかり、自販機がある。三角きつね、肉そばに混じり伊勢うどん。2玉不可の550円。随分前からここにと、知っていた。知人と伏見の近鉄竹田駅で会うおり、時間があり、その前に久々にだった。

 

 立ち食い席と壁と向き合うカウンター席。通勤など急ぎの客意識のようだ。熱田神宮から伊勢神宮へ、秋の全日本大学駅伝応援で、伊勢の現地で食べて以来だ。太いかな~と見て、やはり、太い。具はネギ、刻み海苔、カツオ節。出汁は多くなく、そこそこ。たまり醤油とイリコ、昆布…色は黒く、ええ出汁になっている。出汁を下からうどんに絡める。モチモチして柔らかい。こしがないのが特徴で、それが美味しく、またおこし?。

 

 ※ ネット検索によると、伊勢うどんは、柔らかくゆであげた極太の麺が特徴。濃厚で真っ黒なつゆをからめ、刻みねぎを添える。たまり醤油を使用したつゆはまろやかでやや甘みがあり、あとを引くおいしさ。お伊勢参りには欠かせない一品と。

 

 

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2023年8月23日 (水)

草津駅の西に「ばんから横丁」

Img_0375_20230820075101 Img_0322 Img_0352 Img_0351Img_0362_20230820075001Img_0366 Img_0336_20230820074701 Img_0344 Img_0349_20230820074801 Img_0350_20230820074801 Img_0347_20230820074801 Img_0356_20230820074901 Img_0345  スーパーノスタルジックタウンだという。昭和30年代のレトロ再現だという。洒落ると、昼からでも「ばんから横丁」という。映画は若大将、座頭市の上映、広告看板はカカカ~のキンチョール、松山恵子のボンカレー、家の前には汲み上げポンプ……ああ~懐かしい。

 

 JR琵琶湖線草津駅を降り、高架の東口出て、複合ビル地下街である。草津は草津でも、群馬の温泉、♪~草津よいとこ、一度はおいで…チョイナ、チョイナ~♪ではない。旧東海道草津宿、滋賀の草津。東洋経済、住みよい町ランキングでトップ。駅前、西にホテル、東にデパート、夜は飲み屋さんも多い。レトロ再現の町、なんどが行って、この夏もまたである。

 

 当時の物価がわかる。散髪屋さん、大人調髪450円、子ども丸刈140円。いま?大人2㍉の丸刈1780円…。バリカン、変わりない。映画の観劇券は大人200円。今なら感激?。もう姿消した電話店、履物店。カラオケのないスタンド花子。馬肉の日がある馬酒場、うまかろう?。キップ売り場ある草津駅は国鉄。旭日マークは草津酒場、ここは平成から令和へ、現役の酒場…。ビル名は932で、クサツ。歩いて、脳のギアチェンジが再三だった。

 

 

 

 

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2023年8月22日 (火)

ひやっこかった「垂水」

Img_0274 Img_0256 Img_0264 Img_0257 Img_0259 Img_0263_20230819073001 Img_0261 流れ落ちる水、両手にすくって、首筋あてる。ああ、ひやっこい。帽子をとり、丸刈り2㌢の頭にも~。ああ、ええここち。体温オーバー、39度の猛暑の日。下鴨神社の納涼古本まつりへ行って~である。神の水、生き返る如くに冷たい。ああ、ありがたい、ありがたい。

 

 「ただす」と読む下鴨神社の糺の森は東京ドーム3倍という原生林。流鏑馬の馬場に古書店が並び、三重から出店「からすうり」の後ろ側だ。石組こんもり、注連縄ある小屋、どういう仕掛けか、古木に差し込まれた幹から水が流れ出ている。駒札に「垂水」とある。垂水―、神戸の西、明石大橋あたりの地名と同じだが、これは、垂れ落ちる水を意味している。

 

 繰り抜いたような幹から水の勢いがいい。ソーメン流したら、神さまご縁、アアメンソーメン?。駒札を読むと、鴨川は糺の森が源流、聖域の水は神の森の滴という。駒札の垂水は、万葉集第8、飛鳥から奈良時代の皇族・志貴皇子が詠んだ句から。「いはばしる垂水の上のさ蕨(さわらび)の萌え出づる春になりにけるかも」。いはばしる~は岩走る。石組は、この岩を意味した設営か。「古本で 出会いし垂水 万葉歌」。ああ、ひやっこし、ひゃっこし。

 

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2023年8月21日 (月)

何がでるのか、古本まつり

Img_0293_20230815073501Img_0266Img_0249_20230815073301Img_0298Img_0267_20230815073401Img_0290_20230815073401Img_0297Img_0296Img_0294Img_0269Img_0300Img_0252_20230815073301 これが、商家の大福帳か。捲れば、大事な、大事なお客さん名簿だろう。火事にあっても、これさえあれば、やりなおせると、まず井戸へ投げ込んだとか。商いの元帳、今ならデータベース。金銭出入帳もある。今で家計簿、現金出納帳。江戸の暮らし、どんなだろう。

 

 古本まつり、何が出るか、わからない。馬が疾走する流鏑馬の馬場。両側にテントが並んで、古書22店から80万冊。世界文化遺産、下鴨神社納涼古本まつり。野外で国内最大という。お盆のころ、毎年のように行く。大福帳、古本というよりも~だが、好事家には掘り出し物か。クレヨンしんちゃん、ドラゴンボール…、すべて揃っていて、値打ちもんかな。

 

 コロナ過、店名が注目だった三密堂、ことしも出店している。仏教書が揃う。白秋全集、図説俳句歳時記、夭折の画家・村山槐多画集…、どこにもそうはない。休刊になった週刊朝日の大正時代分、お店の書き込みが週間朝日、カン違い?している。この正月、100回大会迎える箱根駅伝、古い冊子が…。第40回の60年前、関西から立命が特別に出ている。載っているかな?ページ捲った。往路8位、復路11位…、1年生5人、たいしたもんやなあ。

 

 

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2023年8月20日 (日)

ミロを見ろ!

Img_0210 Img_0209 Img_0207_20230816074201 Img_0205 Img_0204 Img_0202 Img_0201_20230816074101 Img_0196_20230816074001 じっと絵を見る。これ、ナニと思う。もう一度、見る。ナンなんだろう。火星人かな。ロケットかな。隣の絵、その隣も見る。細胞かな。虫かな。顕微鏡かな。画面の中、線も色も、伸びやかだ。絵が遊んでいる。作者はスペインの画家、ジョアン・ミロ。もっとよくミロ?。

 

 京近美が所蔵する西洋美術作品の紹介コーナー。開館60周年記念の企画展、陶芸の「走泥社再考」に関連を持たせ、所蔵のミロの版画と彫刻を展示している。向かいの京都市美コレクション展へ行って梯子鑑賞である。ミロ作品、具象と抽象のあいだを行く独自のシュールレアリスム。自由な線描、鮮やかな色彩、独自な構成…、温かさとユーモアが絵にあるという。

 

 だから、ミロを見ろ!。絵も、ついでに駄洒落も、いいよ。展示は、フランスの詩人が刊行したテキストに挿画した木版画の作品という。テキストのタイトルは「あらゆる試練に耐えて」。1930年代、大恐慌あとの世情などを詠んでいるが、ミロの挿画は我が道を行くがごとく明るい。作品解説の中、近美の初代館長・今泉篤男さん、走泥社の八木一夫さんがミロと面識ありと。またミロを見た。でんでん虫がいる。ラッパが鳴っている。愉快な絵だ。何度でもミロ?。

 

 ※ ジョアン・ミロ(1893-1935)スペイン・バルセロナ出身。絵画だけでなく、彫刻、陶芸も。日本のミロ展開催などで来日。関西では竜安寺、信楽へもという。 ※ ミロ挿画テキストの詩はポール・エリュアール。展示の彫刻は「モニュメントのためのプロジェクト」。

 

 

 

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2023年8月19日 (土)

おばちゃんのたこ焼き人生

Img_0443 Img_0445_20230818064801Img_0447_20230818065101 Img_0444 Img_0446_20230818064801 Img_0448Img_0455 Img_0457_20230818064901 ニュースにならなかったニュースだろうか。五山送り火、京の夜空に「大」の字が灯ったとき、おばちゃんのたこ焼き人生が終わった。お店は「たこ茶屋大文字」。鉄板のたこ焼きをひっくり返し、ひっくり返し、おばちゃん一人、その道ひとすじ、なんと40年だった。

 

 通りがかり、お知らせの貼り紙が出て廃業は知っていた。京都市役所から北へ、河原町通りの西側を歩いて5分ほど、竹屋町通りを上がったところ。貼り紙には、家主さんが建物の老朽化で解体するので立ち退いて欲しいと強く言い渡され、店の屋号に合わせ、大文字の日に店を閉じます~と出ていた。その大文字が灯る日の夕、これもニュースと店へ行った。

 

 おばちゃん、寂しくはないか~と見たが、達観したように、最後の日のたこ焼きをひっくり返していた。昭和17年生まれ、81歳。借家の2階で寝起き、1階で営業、まる55年だという。最初はすし屋、そのあとたこ焼き40年。「これだけ長く営業出来たのは、みなさまのおかげです」とおばちゃん。今夜、大が灯って、店を閉じ、8月いっぱい立ち退くと言う。8個360円テークアウト。京都御苑ベンチ、頑張ったおばちゃんのたこ焼き人生を思って、ほおばった。

 

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2023年8月18日 (金)

京都五山送り火のTV中継

Img_0473 Img_0466 Img_0478_20230817070301 Img_0487 Img_0493 Img_0495_20230817070701 Img_0514_20230817070801 Img_0522 Img_0534 毎年の毎夜、どこかで見ていて、今年はTVからだった。地元京都のKBS、点火は午後8時からなのに1時間前から生中継という。チャンネル、阪神のマジック点灯ゲームと切り替え切り替え、「大」から始まる京都五山の送り火を見た。ゲストは女優、名取裕子さん。

 

 なぜなのか…諸説はあっても、400年前の始まりにはちがいないという。番組は、五山ごとで異なる点火の方法を説明し「大」を灯す標高472㍍、東山の如意が岳山頂から中継もという。広島戦、阪神が先制、リードしている。M点灯なら「アレ」へ29。午後8時になった。市内のネオンが消えた。一画80㍍、二画160㍍、三画120㍍…「大」や。

 

 去年は京都御苑の寺町門から見た。スコール、傘なく、ずぶ濡れ思い出す。次は「妙」と「法」の同時点火。植物園北の北山通り、ずっと東側。点火は時計と反対回り5分ごと。西賀茂で「舟形」が出た。山が低く、舟の底、そこ?がみえない。金閣寺の向い「左大文字」。女子駅伝の西大路通り、正面に見える。阪神、まだ勝っている。最後は「鳥居」。火床へ、松明持ち走って「⛩」に。先祖の浄土戻り、みんな点いた。阪神もついにV点灯。TV中継、どちらもよかったあ~。

 

 ※ 京都五山送り火は毎年、お盆の8月16日。

 

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2023年8月17日 (木)

家康、近江でどうしたクイズ

Img_0130 Img_0144_20230814100601 Img_0124 Img_0141 Img_0145 Img_0142_20230814100601 関ヶ原に勝った家康は、近江のどの道を通って、京へ入洛したか。御代参街道か、朝鮮人街道か、中山道か。もう一問。家康は道中での腹痛をどの薬で治したか。赤玉神教丸か、万病感応丸か、和中散か。ひこにゃんの彦根市が出す「家康、近江でどうしたクイズ」である。

 

 歴史ツウ、家康ツウ、近江ツウだとしても、この問題、ちょっとむずかしい。三択なので、まあ、エイヤッ?で、的中するにしても~である。その答え、最初が朝鮮人街道、次が和中散だという。朝鮮人街道はのちに朝鮮王朝の友好使節が江戸へ向かう道。地図をみると、伊勢参りの御代参街道は問題外として、中山道より西で、安土城跡、彦根城などわりに湖岸側。

 

 家康勝利の道、吉札の道と言われ、参勤交代の大名が通行を禁じられたそうだ。近江ツウとしても、知らなかった。「和中散」は、家康じきじきの命名らしい。東海道草津宿と石部宿にあいだにある製薬店の薬で、家康の腹痛がたちどころにここで直った。その「和中散」名の意味、三択には出ていない。この答え、ナ~ンダイ。赤玉神教丸は中山道鳥居本宿、万病感応丸は日野商人売り歩き。まだまだある彦根市の家康クイズ、これからどうする?。

 

 ※ その他のクイズ。逃走ルートは?大津城廃城に伴う天守はどこへ?彦根城になった山の名は?。<答え>伊賀越え。彦根城。彦根山。

 

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2023年8月16日 (水)

展示作品、座りOKのマーク

Img_0157 Img_0158 Img_0160Img_0184_20230813082801 Img_0181 Img_0167 Img_0169 Img_0171 えっ、いいの。ホントに座って、いいの。いや、まちがいない。京都市京セラ美術館コレクション展、山口牧生さんの石彫刻「鞍」。作者と作品タイトル紹介、その上の印しが、おっちん座り「OK」になっている。なんどとなく美術館へ、こんな表示は見たことはない。

 

 展示は「天の中庭」。新しくなった市美の中、むかしの市美が残っている。コレクション展の陶芸展示室と、その隣の野外彫刻の場所がそうだ。上村松園さんの作品を見に行って、その流れで、「天の中庭」にも入り、山口作品の「座りOK」の表示を知った。そのときは、なんとなく見たが、その表示は全国初では~と気になり、写真を撮りにもう一度、行った。

 

 お盆の始まり、気温39度。外出は自粛がいいのに~である。滅多にない表示の写真を撮って、実際に座ってみたい。美術展、カメラマークに〇をつけ、写真撮影可が増えているが、まだカメラに斜線を引いて、撮影不可が多い。それが触っても、座っても、いいのだ。真夏の空が見える。展示の中庭、清水九兵衛作品の彫刻「朱態」と山口さんの作品の二つだけ。炎天、鑑賞者はいない。山口作品は長い黒御影石の「鞍」。座ってアツツ、見上げてクラクラ!?。

 

 ※ 山口牧生(1927ー2001)福岡県出身。京大哲学から美術へ。石の彫刻に魅せられ、作品多く。亀岡市のアトリエで死去。京近美にも、股間の鳥―サドルなど野外彫刻展示。

 

 

 

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2023年8月15日 (火)

歩き見る掲示、そのいろいろ

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 お知らせ、お願い、誘い…。歩くと、様ざまな掲示に出会う。姉小路通り、老舗豆腐・平野店のシャッターに貼り紙。店主、腰痛手術でリハビリ中、治ればよろしく。お客さん、お大事に~の貼り紙。心が通いあう。河原町通り、たこ茶屋。~ビル老朽化、立ち退きます。40年間、ありがとう。送り火の日、終わります~。たこ焼き続けたおばさんの手書き。なんか、寂しい。

 

 山科の無印良品。歩きは1日30分で、身体の調子はよくなる。それに楽しい~の掲示。1万歩もいらないのか。どこでだったか、靴屋さん。歩きたくなる靴を履こう。しかり。五条通り、国土交通省が道をきれいに。犬のフンはあと始末~と。放置は住民が憤慨?。動物園で、みんなで守ろうアジアゾウ。森の減少、ゾウが住めない。ぞう~とする。お寺さんの伝言板。六条の長講堂は、何を意味するのか「あっという間」。1日かな、人生かな。陸上の百㍍かな。

 

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2023年8月14日 (月)

オリジナル提灯

Img_7688Img_7692_20230812070201Img_7691Img_7694Img_7690Img_7695_20230812070701  アゴをう~んとあげて、見上げて、なんか、どこか面白い。これって、オリジナル提灯というのだろうか。大きくて、極彩色に人物などが浮かび出ている。ひきつづき、参ったせずにアゴをあげ?提灯周りを見ると、牛若丸や、大蛇や、渡辺のツナや…が描いてあるような。

 

 このビッグ提灯は、梶井基次郎著「檸檬」で登場する書店、丸善が入るファッションビル「BAL」の正面。坂本龍馬暗殺の近江屋の北東側、京都河原町六角上ルにある。ビルの飾りか、いつの年からか、夏場になると、この提灯が出る。河ぶらして、地下1、2階の丸善へ行くおり、今年も出たなあ~と、じっくり見た。小嶋商店、だるま商店、金彩上田…。

 

 そんな名前が擬宝珠と牛若丸の隣りに見えた。ビルの内にも外にも、提灯の説明はない。名前をスマホで検索したら~である。小嶋商店ー、あの京都南座の提灯をつくる江戸は寛政いらい、京提灯の老舗。いま10代目という。だるま商店ー、お絵描きユニットで、小野小町の随心院で襖絵を描いている。金彩上田ー、金箔、銀箔の老舗という。この三者がBALからの依頼で、共同制作したらしい。夜になってどう輝くかだが、その面白さ、提灯持ちでヨイショしたくなる。

 

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2023年8月13日 (日)

知恩院さんのお土産

Img_9565 Img_9561 Img_9566 Img_9588 Img_9570 Img_9571 Img_9575 Img_9579_20230808091401 Img_9581 Img_9574_20230813062501 Img_9585 Img_9587 Img_9583_20230808091501 色んな味が口に広がって、「極楽漬け」という。癒しと和みを感じるそうだ。こっちは、「念仏漬け」。ひたすら~南無阿弥陀仏~と唱えれば~という。見本は、奈良漬け。もうひとつは「なにこれ漬け」。まかないが、~なにこれ、美味しいやん~で、そうなったという。

 

 知恩院さん、国宝御影堂前の休憩所兼ねたお土産やさん。江戸時代からあって、名所図絵にも~の「泰平亭」。鬼瓦調べで行ったおり、ぶらり入って、「極楽漬け」「念仏漬け」「なにこれ漬け」だった。どんなんかナと興味がわく。店内、ほかに何があるかな~と見て回ると、あるある。知恩院コーヒーがある。飴がある。煎餅がある。どれも「知恩院の…」と冠がつく。

 

 知恩院と言えば、葵の紋の徳川家。三代将軍・家光が建てた国宝三門の木製模型、4万5千円。大河ドラマ「どうする家康」のお菓子と並んで、大河線香。天下とり、家康が心を落ち着かせた「香」の世界だという。ぬいぐるみは、小学生公募のナムちゃん人形。名所図絵に記載、ホンモノの大茶釜もある。お参りには数珠。外国人には「PRAYER BEADS」。祈りの用具という。知恩院さん土産、漬物から数珠へ、幅広い。ナムアミダブツ…。

 

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2023年8月12日 (土)

松園作品の初期と最晩年

Img_9756 Img_9758 Img_9759 Img_9761_20230807075601 Img_9763 Img_9765_20230807080001 Img_9767 松園さんの絵は、美しいなあ。初々しいなあ。初期の代表作は「人生の花」。明治32年、松園さん34歳のとき、嫁ぐ日、その門出を描いている。花嫁さん、不安と嬉しさ、恥ずかしそうにうつむく。お母さん、毅然とした様子で娘を先導している。その門出、いいなあ。

 

 京都市が先か、京セラが先か、ちょっと迷う京都市京セラ美術館。コレクション展、展示替え年に何回かも、松園さんの作品はまず、いつ行っても~である。京都市生まれ、京都市育ちの松園さんは、初の女性文化勲章受賞者。買い上げ、寄贈など所蔵作品が多くても、市美として松園作品の展示は欠かせない。今は、初期から最晩年までの6点が並んでいる。

 

 初めてか、嬉しいことに写真撮影可という。キャプションもきめ細かい。「人生の花」は、同じ構図の異作2点、初の同時公開という。画面の大きさ、余白のとり方、衣装の柄、髪飾りなどがちがうという。写真2作撮って、並べ見てそうかな~である。昭和23年、松園さん75歳「初夏の夕」は、最晩年というより、絶筆という。団扇を持って、ホタルに気づいて「アラッ」と振り返っている。松園さん作品の数々…人生の最後もまた、その絵が美しい。

 

 ※ 上村松園(1875年〈明治8年〉― 1949年〈昭和24年〉。日本画家。息子・松篁、孫・淳史とも文化勲章受賞。  ※ 「初夏の夕」の写真は一番最後。

 

 

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2023年8月11日 (金)

スポーツ紙の見出し、あれへの軌跡

Img_9833 Img_9602 Img_9662_20230810085601 Img_9783_20230810090001 Img_0064_20230810155801 Img_9816_20230810085001 Img_9852_20230810085101 Img_0034 Img_0065_20230810155801 Img_0104_20230811170601 電光石火、4番大山の先制本塁打。見出しは火を花に変えて、大山花!。キャッチ、うまいねえ。投手の西純が満塁一掃の殊勲打。見出しは、代打不要!、打ってもすごい。そのとおりや。虎の二刀流、いいねえ。これ、スポーツ紙の1面見出し。あれへの軌跡になるかな。

 

 今年の阪神タイガース、合言葉は18年前の「あれ」。カムバックの岡田監督が言い出して、選手もファンもマスコミも、あれや、あれやがな~と。ひょっとして、2023年の新語か、流行語大賞と思うほど、勢いがある。急に追いかけてきた広島を振り切り、横浜も巨人も突き放して、貯金が21、すごう増えて来た。あれへ、もう、ちかじかマジックが点灯しそう。

 

 コンビニ寄ると、新聞コーナー。巨人の報知は放置?して、デイリーかな、スポニチかな、それともサンスポか、ニッカンかと見出しをみる。その日のお立ち台、ヒーローが1面にトップで載る。「近本復活初アーチ」「でかした森下V弾」「先発3度目、救世主ビーズリー」「あれへ、岩崎救援」「中野、千金の同点弾」…。照る日曇る日の佐藤輝(テル)、8番大活躍の木浪、梅ちゃんに坂本、ノージイも1面見出しに。あれれ、あれれ~と、あれが待ち遠しい。

 

 

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2023年8月10日 (木)

びわ湖花火の生中継

Img_0030_20230809093501 Img_9874 Img_9911_20230809093701 Img_9959 Img_9966_20230809093801 Img_9972 Img_9981 Img_9993 Img_0010_20230809093501 Img_9897 Img_9886_20230809094201 Img_9885 Img_9988 ヒュルヒュルヒュル…シュシュシュ…、ドカン、ドカン、ドカン、もう一つ、ドカン。土管の水漏れちゃう。♪~ドンと鳴った花火はきれいだね。空一面に広がった~♪。湖面にもいっぱい広がって4年ぶり復活のびわ湖花火大会。ドカン、バカン…と鳴ってアッカン(圧巻)。

 

 ずっと見続けてきた花火。久々どこで見るかで、TVで見た。英国と同じ、滋賀のBBCは、独立U局のびわ湖放送。京都の近畿放送はは韓国と同じKBS。どちらも生中継。今年はご縁あって、草津総合病院からBBCで見た。始まる前、鉄砲伝来で歴史に名を残す国友さんの花火師、煙火部長から見どころ解説。「淡海」「湖風」という琵琶湖玉を打ち上げると。

 

 最初はグー。いや、プロローグ。高さは、このあたりまでとドーン、ドーン。むかしも今も、胸をド~ンとたたいて1万発。経費だけは警備費高騰、むかし1億円が3億円。打ち上げは琵琶湖ホテル前と大津プリンスホテル前の2カ所。テレビの生中継、どかこからカメラ回しているのか、広く、高く…ぜんぶ見える。ゲスト、滋賀出身の女優さんら「うわっ、凄い。これ芸術」と。フィナーレは夜空に輝く、金銀の大瀑布。ドカン、バカン、アッカン!。良かった。

 

 

 ※ びわ湖花火は8月8日。主催は京都新聞など実行員会。9日付け、京都新聞によると、人出は30万人と。 ※ 写真はBBCテレビ画面から。

 

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2023年8月 9日 (水)

斑(ふ)入りの植物

Img_9408_20230806090501 Img_9429 Img_9424 Img_9423 Img_9414 Img_9411_20230806090601 Img_9420 葉の縁が白かったり、葉の真ん中が黄色い点々があったり…、これは「斑入り(ふいり)の植物」というそうだ。「斑」は「まだら」でいいのに「ふ」と読ますととは、百人一首詠み人知らず?と洒落たくなる。何度も、何度も~の植物園、この夏行って、学びを追加した。

 

 地下鉄北山駅降りて、北山門からまた来たかと入って、時計回りに歩く京都府立植物園。「斑入り植物」は、時計で言うと3時半あたり。おおかた見終わって帰る方向。第63回朝顔展開催の案内を過ぎて、漢字「斑」のルビ入りと、平仮名「ふ」のと二つの、説明看板が出ていた。これだけ行っているのに、見るのは初めてだし、植物園側の新しい案内らしい。

 

 斑入りとは~の説明が出ている。葉、花、茎の部分に本来の色と異なる色が入り、まだらになるという。ふ=まだら。同じものが一つとない模様が見どころ。夏には見る人に清涼感を与えると。案内板あたり、そんな斑入り植物が沢山あるので、お気に入りの「斑」をみつけましょう~という。ネイビー、合歓木、アオキ…いっぱい、まだらの葉が植わっている。これも、それも、模様がハハ~ン。山頭火の~分け入っても分け入っても~の句が浮かんだ。

 

 

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2023年8月 8日 (火)

知恩院御影堂、鬼瓦はどこ?

Img_9552_20230805075501 Img_8591_20230805073101 Img_8587 Img_8584_20230805073101 Img_8583 Img_8581_20230805073101 Img_9555_20230805075501 Img_9557_20230805075801 Img_9559 Img_9560 聞いていた巨大な鬼瓦はどこだろう。確か、左甚五郎の忘れ傘あたりと聞いたが、あれかな、いや、こっちかな。浄土宗総本山知恩院、国宝御影堂の大屋根。創建年いらいの大改修のおり、愛知三河の伝統工芸師で、鬼師・梶川賢司さんが修復した鬼瓦、それがどこか、だ。

 

 梶川さんとの出会いは、阪急うめだ百貨店9階、人形、扇子など全国の伝統工芸が集う見本市。大阪谷六の落語講演へ行くのに早く、会場見て回っていてだった。魔除け、厄除けに良いという小さな鬼瓦が並んでいる。国宝御影堂の鬼瓦製作の写真もあり、見ていたら「これは私の宝です」と作業衣姿の梶川さん。知恩院依頼、7年前に古いのと取り換えたという。

 

 円山公園から岡崎の平安神宮へ、国宝三門前を歩く知恩院はなじみ。そのおり、梶川さんに見せてもらいます~と話していた。猛暑日が続く、その一日、行って見た。すぐわかると思っていたら~である。法然さん木造を飾る御影堂、大きすぎる。高さ28㍍、間口45㍍、奥行き38㍍。徳川三代将軍家光創建である。鬼瓦は~と見上げた屋根が高い。守護神の鬼瓦、大屋根の四方、いろんな種類、幾つも。わからない時は連絡を~と頂戴した梶川名刺は自宅にある。

 

 ※ 梶川さんの会社は「三州鬼百」。愛知県碧南市千福町5-68。「鬼百」ホームページあり。

 

 

 

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2023年8月 7日 (月)

動物園120年、象の糞をふんぱつ?

Img_9707 Img_9712 Img_9710_20230804065601 Img_9745_20230804065801 Img_9738_20230804065601 Img_9740 Img_9744_20230804065701 これぞ、動物園ならでは~か。ことし開園120周年の京都市動物園が、飼育するアジア象の糞を堆肥にして、秋に咲くヒマワリの種と一緒にプレゼント。一日だけ、先着120人。持続可能なSDGs時代にふさわしい企画。このアイデア、思わずふ~んと唸った。

 

 京都は毎日が、35度以上。自慢じゃないが、だから「京都は暑い」。植物園で真夏の花たちは?だが、動物園はどうだろう。蹴上から東口へ、通り抜けで行った。ヤギ、鳴かずメエ?っている。カバ、プールが温水。ペンギン、日かげのテント。象たちはぞうしていると行ったら、元気そうだ。長い鼻でを背中にほうり投げて遊んでいる。そんなことスナ?。

 

 暑さに強いの、弱いの~と動物たち見て、正面出口まで来て、象の糞堆肥とヒマワリ種進呈。ぐうぜん行っての出あい。袋入りの糞がテーブルに並んでいる。入り口に本物の象の糞。わらまじって、ふんわり、どっしり。象は一日に50kgの乾草を食べ、それがそのまま糞に~という。ヒマワリの種は京都のタキイ種苗提供。秋に咲く草丈40㌢ほどの品種、スマイルラッシュ。象糞の堆肥で咲かせて~という。動物園120年記念企画のふんぱつ?、一袋頂戴した。ゾウ咲くかな。

 

 ※ 象糞堆肥とヒマワリ種プレゼントは8月3日終了。

 

 

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2023年8月 6日 (日)

憧れ、クマゼミ発見!

Img_9670_20230803064901 Img_9663 Img_9665 Img_9667_20230803064501 Img_9671_20230803064901 Img_9673_20230803064901 公園ベンチに座っていて、5、6㍍先の樹木に蝉か来た。何ゼミだろう。河合ゼミ、進研ゼミ…、そのゼミではなく、アブラゼミか、ミンミンゼミか、クマゼミか。読みかけの司馬遼「街道を行く」を閉じて、童心に戻った。網なく、鳥もちなく、手ぶらでそっと近づいた。

 

 JR駅前に近い山科公園。毎年の12月14日、内蔵助を先頭に毘沙門堂を出た義士一行が、大石神社へ向かう道中、最初に休憩する。夏の朝は、ご近所の皆さんを呼ぶ「公園体操」の幕があがる。公園の昼過ぎ。樹木の木陰が多く、猛暑の一服によい。ケヤキにとまった蝉、鳴かない。メスだろうか。幹から高さ2㍍ほど、抜き足差し足、静かに、静かに~真ん前だ。

 

 あっ、翅が透きとおっている。大きい。ジイジイ、ジイジイ~と、爺さん鳴きのアブラではない。シャンシャンシャン~と格好よく、しゃんと鳴くクマや。遠い記憶がよみがえる。虫捕り網で出かけ、アブラばかりで、翅に緑の線が入ったクマゼミは滅多に~だった。蝉で一番大きく、蝉の王さま。最近はクマの方が増えているというけど、憧れのクマさんや。目の前、口からストロー出して、夢中で樹液を吸っている。メチャ暑くて、命は短くても、しっかり生きや。

 

 ※ 地球温暖化、地中の幼虫の孵りが早くて、7、8月はアブラ2に対しクマ8の割合でクマゼミが多いという。幼虫は土の中で4年から5年、成虫になって1週間から1か月生きる。

 

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2023年8月 5日 (土)

 店名「BOUCHON」は「ブション」

Img_8855Img_9797 Img_8850_20230802071201 Img_8851 Img_8849_20230802071201 Img_8852 Img_9798 Img_8854 店名はどう読むのだろう。入り口に「LE BOUCHON」。フランス料理のレストランは、わかるけど、日本語の店名表示はない。手元のスマホで「BOUCHON」と英字入力したら出た。読みは「ブション」。フランス・リヨンの郷土料理を出す店の総称という。

 

 意味、ほかに蓋(フタ)、キャップ、コルクの栓、藁(わら)の束、渋滞、停滞などもあるけど、ここは、リヨンの郷土料理だ。店は、信号のない寺町二条の三差路北東かど、京都市役所の新館北側から近い。通り歩いて、いつも満席やなあ~と見ていたが、うどん、蕎麦、ラーメン、丼の和食派。でも、その満席は気にはなる。たまにフレンチ、ビストロ…もいい。

 

 平日の昼過ぎ、ちょっと覗いたら、フロアマネジャーと目があって、どうぞという。座りはしたが、ランチメニュー、何にするか。魚か、肉か、その何か。肉はステーキか煮込みか。魚はポアレか、ソテーか、ムニエルか。う~ん、う~んの難産で、ススキのポアレ。まあ蒸し焼き。パンとサラダ、フレンチ気分になる。せっかく来たからにはデザート。メニューにアリババ。40人の盗賊でなく、登場はラム酒のケーキ。開店から14年、お店の景気もいいようだ。

 

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2023年8月 4日 (金)

間食とは?の学び

Img_9518 Img_9493 Img_9509 Img_9510_20230801072501 Img_9516 Img_9499 Img_9500 Img_9506 テーマは「間食のすすめ」という。ぶらり歩いて、栄養士会主催のイベントに出会った。炭水化物って?、タンパク質って?~と問う。間食はエネルギーを補う4度目の食事だという。たのしく食べれば、カラダがよろこぶ。ツーダー、スリーダー、栄養はワンダー?。

 

歩き帰り、地下鉄のゼスト御池河原町ひろばへ来てである。知らなかったが、8月4日は栄養の日、7日までは栄養週間という。赤、黄色、緑の学士帽が似合う白作業服の栄養士さんが即席ステージに立っている。野菜ジュースは、野菜の代わりになるか?と〇×クイズ。代わり〇と思ったら×という。野菜のスティック切り、トマトの丸かじりがおススメという。

 

高齢者は若者に比べタンパク質は少なくて良い。〇か×か。そりゃあ、年も年、少なくて良いと思ったら、また×や。タンパク質は血液、骨、筋肉をつくる。食事量が減るとタンパク質不足、筋肉量が減る。牛乳、ヨーグルトを間食にと。年寄りこそ、タンパク量が必要と、図解で説明する。間食とは、饅頭を食べること。〇か×か。それ×や。間食は栄養素の補給や。饅頭より、熱、力のもとになる炭水化物のじゃこや。ぶら歩きで栄養の学び、ええよ、ええよ?。

 

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2023年8月 3日 (木)

夏が来れば~宮崎の冷や汁

Img_9310 Img_9311Img_9295Img_9299_20230731075001 Img_9300 Img_9301 Img_9307_20230731074501 Img_9296_20230731074401Photo_20230804070501 この長い列、皆さん、宮崎名物の冷や汁だろうか。いや、宮崎はそればかりでない。牛も、鰻も、鶏も、それに誰に知らすか、シラスもうまい。果物はマンゴー、餃子は宇都宮、浜松抜いて日本一。それはそうでも、やっぱり♪~夏が来れば~♪、冷や汁の宮崎を思い出す。

 

 京都駅地下のポルタ、飲食街。ラーメン、回転すし、オムレツなどの店にまじって、宮崎料理のえびす。ハイボール1杯90円、ランチのご飯お代わり自由で、店名どおり、ニコニコ顔でえびす。通りがかって、昼のランチ看板の中に「宮崎ご当地冷や汁定食」を見た。去年の秋に行った宮崎、知人から聞いた冷や汁などを思い出して、長い列の後ろについた。

 

 カウンター席まで30分。懐かしい冷や汁が来た。胡瓜、豆腐が浮いている。汁はどろっとしている。宮崎の知人宅は、魚のいりこ、味噌、ゴマなど、代々続く我が家の味だと話していた。宮崎宿泊のホテルでもバイキングで出た。レンゲで一杯、うん、ええ味、いけている。さすが宮崎料理の専門店。ご飯にドボドボとかけた。関西で言うと、おじや。一品添えのポン酢のゴーヤー、宮崎人やのに知人が苦手という鶏も柔らかい。宮崎の思い出、それは冷や汁!。

 

 ※ 右端の写真は、宮崎知人のコメントにあり、添付で届いた「我が家自家製冷や汁」。

 

 

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2023年8月 2日 (水)

バイデン大統領の隣

Img_9102 Img_9103_20230728070401 Img_9104 Img_9107 Img_9109 Img_9110 隣へ座って、一緒に写真撮りたい有名人って誰だろう。その人気度、スマホで検索したら~である。キムタクが出た。明石家さんまが出た。大谷祥平が出た。黒柳徹子、トム・クルーズ、矢沢永吉、タモリ、ビル・ゲイツ…恐れ多いけどと、天皇陛下皇后陛下、愛子さんも。

 

 これって、好みは人様ざまということか。暑くても、陰、陰、陰…と道を選んでの歩き、思わぬところで、バイデン米大統領とばったり。京都四条通りの一つ南の綾小路通り、祇園祭の綾傘鉾の会所提灯見てだった。烏丸通り出る手前、何時から出来たのか、ビル一階にタコ料理専門店・ブログルド。その店先に縦じまシャツのバイデンさんが人形で登場だ。

 

 店看板のタコと地中海はわかる。それがタコとバイデンさん。どういう関係があるのだろう。関西TVの番組・よ~いドンが店のユニークさを認めた「となりの人間国宝」証明書が飾ってある。撮影OK、横に座っていいですよ~の案内。店内に入らなくても、そこで記念撮影が出来るらしい。頭髪、眉毛白く、少し頬がこけたバイデンさん、白い歯を見せる。店との関係?、単に誘客作戦らしい。写真、前から横から撮って、バイバイ!バイデンさん。

 

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2023年8月 1日 (火)

京町家の格子にゴーヤー

Img_8866 Img_9059 Img_9055 Img_8870 Img_9056 Img_8869_20230727065901 一、二、三、四…、その次は?ゴーヤー。ちょっと苦味があって、夏バテ対策に良い。夏野菜の一種。ニガウリ(苦瓜)ともツルレイシとも言う。緑色でブツブツ、胡瓜ではない。熱しても壊れないビタミンCが多い。卵と豚肉と一緒に炒めて、ゴーヤチャンプルがいい。

 

 北から南へ、♪~姉三六角蛸錦四綾仏高…♪と、数え唄う京都通名の、姉小路通り。寺町、お香の老舗、鳩居堂から急きょでなく、ふつうに歩いて、御幸町へ。西へ100㍍あたり。蕎麦ぼうろの老舗・河道屋さんのお隣さん。京町家のKさん宅。格子塀の前、ゴーヤーのつるがタテにヨコに大きく広がり、すだれのようだ。歩きの足、京町家で、ちょっと待ちや?ととまった。

 

 町家に祇園祭の祭礼提灯、低い山を登る会と赤十字のポスターも。つるを伸ばしているゴーヤーのプランター。品種は沖縄あばしゴーヤー。ほどよい苦味、中太~と書き込みがある。格子塀一面、緑濃い葉がおおっている。連日、36度突破。猛暑にも涼しそう。実になったゴーヤーはどこだろう。よく見て、あった。ぶらり、右側に一つ。左側にも一つ。20㌢はある。中太り。もう、もぎってもいいのでは…。これ、一、二、三、四……五~ヤ。健康、夏にいい。

 

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