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2023年7月11日 (火)

日本画「〇△▢」

Img_7841 Img_7836_20230708071301 Img_7840 Img_7837 Img_7844_20230708071401 Interview01 黒地に〇と△と▢を白く描いている。抽象か、線の具象か、岩絵の具を使って、日本画だという。作家名は中村ケンゴ。1969年大阪生まれ、多摩美大大学院卒、日本画専攻。そのタイトルは「〇△▢」、価額表示1,210,000。作品前、腕を組んで、見つめ直した。

 

 画廊「ギャルリーためなが京都」の展示作品の一つである。京阪七条駅すぐ、鴨川の東、川端通り沿い。酒屋さんの蔵を改造して開廊、3年目を迎えている。オーナーは、銀座、パリに古くから店を持つ為永さん。その目利きで作品を集め、ユトリロ、ルオー、アイスビリなど西洋絵画はじめ、国内では才ある作家の作品を展示、その売り出しにも貢献している。

 

 中村ケンゴ作品も為永さんから評価されての~のようだ。作品の隣に作家写真と略歴など表示がある。まだ若く、いま54歳。粗い岩絵の具と細かいのを混ぜ合わせ、何層にも塗り重ねる新しい技法だという。マンガの吹き出し、Eメールの顔文字など今ふうのユニークな作品が多く、〇△▢もその一つ。宇宙観を表現するという仙厓さんの禅画と同じ、臨済宗建仁寺の〇△▢の庭とも共通する。作品は売れているのか?、係りに聞くと、〇だと言う。日本画革新、様々である。

 

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