祇園祭、後祭の「後」を見る。
祇園祭山鉾巡行、後祭(あとまつり)の「後」はどんなだろう。無事、巡行終えた安堵感か、それとも、また来年までの寂寥感か。ギラり、炎天下の巡行見学はパスして、会所に戻って、解体中の鉾と山を見に行った。「後の祭り」と、のちのち悔いないよう、見回った。
前祭(さきまつり)は、長刀鉾を先頭に23基だが、後祭は、大船鉾をしんがりに11基。昼すませ、鈴鹿山から行った。NHK京都放送局の南側、鉾町の外れ。そう目立たない山だが、山はもう崩れて、山鉾中で唯一の女性で、しかも美女という御神体、みちゃいやよ!と顔を覆って蔵の中だった。次は~と室町通りへ。お主はだれ?と黒主山、解体のさなかだ。
胴掛けの絵模様。キリンビールの麒麟ラベルそっくり。さらに南、ちょっと来い!の鯉山。御神体の鯉は外れて、来年来い!。西の新町通り。北と南に観音山。まだ作業の真っ最中だ。釘使わない縄、駕籠かきのように運び入れ。四条通り下がって、大船鉾。いつも殿、しんがり。かつて凱旋船鉾から名前を変えた。手ぬぐい「凱」はその名残。胴掛けは緞帳のよう。隔年交代の舳先、今年は金幣、真夏の太陽が照り返す。取り外した車輪、来年まで動かない。
※ 今年の祇園祭りはコロナ禍いらい、4年ぶり完全復活。17日前祭は巡行沿道が35万人、24日後祭は5万人。
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