~われは湖の子~の歌碑
♪~われは湖(うみ)の子 さすらいの 旅にしあれば しみじみと~♪。琵琶湖を眺め、この歌を口ずさむと、旅愁の想いがこみあげる。加藤登紀子が歌ってヒットした琵琶湖周航の歌である。♪~のぼるさぎりや さざなみの 志賀の都や いざさらば~♪。いいなあ。
琵琶湖がそばの大津。山科からJRで4分、京阪京津線は10分で 駅前に琵琶湖が広がる。山科駅は、まあ、琵琶湖口である。湖畔歩くと、「逢(あ)の道、湖(こ)の道、山歩(さんぽ)道」と洒落た散歩の案内板によく出あう。この間は、琵琶湖周航歌碑への誘い。琵琶湖疎水で埋め立てた三保ケ崎、湖岸寄り200㍍の敷地に高さ2㍍、記念の歌碑がある~と出ていた。
旧制三高水上運動部(現、京大ボート部)が明治26年、手漕ぎボートで初めて琵琶湖を回った出発の地。案内板見て、琵琶湖第一疎水から国道161号渡って、どこかなと探し歩いて行った。夏草が繁る中、大きな岩に「われは湖の子」と刻んだ碑。そばに1番から6番までぜんぶの歌詞を刻んだ副碑。クスノキの大樹そばにも小さな碑。初めて漕ぎだした時から80年たった昭和48年に記念建立という。大樹のあい間、琵琶湖を見つめ、ひとり口ずさんだ。
※ 琵琶湖周航歌は大正6年(1917)就航中、小口太郎が作詞、ひつじぐさ編曲、吉田千秋作曲。一番から6番までの作詞にそって、大津の三保ケ崎、近江舞子の雄松崎、今津、竹生島、彦根港、近江八幡の長命寺に歌碑が建つ。
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