七夕もち
♪~笹の葉サラサラ~♪で、願い事かなう「七夕もち」だという。いつも通りがかる老舗のお菓子屋さん。ガラスケース、そう書いて貼りだしてある。どんな餅だろう。七夕前日の昼、お店の名物むぎ餅と一緒に買って、近くの鴨川そば、藤棚の下へ持ち込み、紙包みを解いた。
お店は御菓子司「稲川菓舗」。もう100年以上、いま4代目という。かつてお公家さん出入りの証し「司」がつく老舗。所在は京都市東山の馬町東で、この店のむぎ餅は、陶芸家・河井寛次郎がアトリエが近くで、すごく好きだったという。馬町バス停おりて、歩き通って、時たま買っているので、少しは馴染みになっている。むぎ餅も七夕もちも一つ150円。
二つ二つ。千百円出して、500円硬貨のお釣りをもらう。店番は、たまに3代目のおばあちゃん、だいたいは4代目の奥さん。このあたり、京都ではなかったと言われる空襲を受けている。一度、その頃のことを聞いてみたい。紙つつみから出た七夕もち。笹の葉に包んだ生菓子に金粉を散らしてある。天の川のお星さまイメージ。生地は桜餅と同じ道明寺粉で、粒あん。願い事忘れ、どんな七夕もちか、あ~んした。さすが、餅は餅屋!、もちっとして、美味しくだった。
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