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2023年7月

2023年7月31日 (月)

真夏の植物園、花たちは~。

Img_9362Img_9338Img_9339Img_9387_20230730071501Img_9398Img_9354Img_9382Img_9374Img_9369Img_9406 Img_9438Img_9432Img_9436Img_9377_20230730072201Img_9402Img_9444 夏休み入って、最初の土曜なのに~ガランとしている。比叡山が遠望できる大芝生、だれもいない。木陰のベンチが寂しそう。この猛暑続き、真夏の花たち、どう咲いているだろうと行った月に一度の京都府立植物園。入園者が少なくても、花たちは~と園内を歩いた。

 

 南国の花、ハイビスカスが元気だ。太陽に向かって、長い鼻を突き出している。白いの、赤いの、黄色いの、花びらが大きい。その長い鼻、雄しべと雌しべが一体。太陽あってのヒマワリ。真ん中の黒いのは、小さな花のあつまり。これ、園側の夏休み向け、子ども向け学習コーナーの看板見て知った。夏に花が咲くサルスベリ。赤にピンク、御神楽の鈴のようだ。

 

 マクワウリ、どかんと大きい。枕に見える。バナナ、葉が大きく伸びて、品名はアイスクリームバナナ。実もクリームもない。これからだろうか。ピンクのハスはつぼみ、大きな葉が日除け傘になっている。夏の朝は、朝顔。愛好者の皆さんが半日会に集う。早起きが一番。熱情という花言葉はカンナ。冬耐えて、艱難辛苦で夏が大好き、茎高く、花はチュウリップ。園歩きのあとは、園内カフェでかき氷。レモンシロップが爽やかでいい。真夏はこれがいい。

 

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2023年7月30日 (日)

カニ、バッタ、空蝉、シジミチョウ

Img_9330_20230729063701 Img_7449_20230729062801 Img_7818_20230729062901 Img_8414_20230729063101 Img_9193 Img_9178 Img_9333 この猛暑、出歩いて見つけ見る小さな生き物がどこかいとしい。カニ、サワガニだろうか。熱を帯びた道路、どこの川から横歩きか、触ってもぐったり、ピクッとするだけだ。バッタ、トノサマバッタだろうか。道路から住みかの草むらへ、ジャンプがまるで小さい。

 

 入道雲、毎日のように高さを更新している。危険な暑さ、京都は37度、38度、39度…。海の向こう、大谷はダブルヘッダーで最初に完封し、そのあと37号、38号…、日本の気温に呼応打ち。世界気象機関(WMO)は今年の7月、世界の平均気温は観測史上最高、12万年で一番の高温では~と。親鸞さんの教え「生きるとは生かされること」は不変。

 

 動かないサワガニ、飛距離が縮んだトノサマバッタに続いて、セミの抜け殻とチョウチョで一番小さいシジミチョウと見た。猛暑の中の発見、どう生きるのか、気になる。殻から抜け出たセミ。アブラゼミか、クマゼミか。それとも源氏物語の空蝉か。短い命、しっかり生きや。小さなシジミチョウは、種類が多く図鑑もある。調べて、翅の斑点からウラゴマダラシジミらしい。葉にとまり、ずっとじっとしている。暑いのだろう。そうだろう、そうだろう。

 

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2023年7月29日 (土)

こども書道の問題5つ

Img_9049Img_9035_20230726064101Img_9037Img_9038_20230726064101Img_9041_20230726064201Img_9042_20230726064201Img_9043_20230726064201Img_9044  しょうかいな、そうかいな~と、その問題を見て回った。子どもを書道に誘うイベント。模造紙に筆で書いた問題が五つ、会場の柱に貼り付けてある。その一つ、大筆は何の動物の毛でしょうか。①ヤギ②ライオン③ハムスター。可愛い絵を添えて、三択で問いかけている。

 

 会場は地下鉄京都市役所前のゼスト河原町ひろば。駅降りて、通りがかると、フリーマーアなど、まあ、何かやっている。問題その1、大筆の毛は、まさかライオン、ハムスターではあるメエ~で答えはヤギさん。あのアゴ髭が、筆かな。問題2は、小筆の洗い方は?。

 

 オレンジジュースか、水か、シャンプーか。それは水。よく見ずともわかる。問題3は「右」の書き順。タテかな、ヨコかな。これ、大人でも間違いがクセになっている。タテからやでえ。弘法も筆の誤り~の弘法さんはダレ?が問題4。答えは、お昼ご飯、くうかい。これ、ダジャレ、正しくは空海さん。5問目は、墨って何で出来ている?。ススか、にかわか。ええっ、にわかにはわからない。よく考えて、正しいのはスス。答え、みな、しょ?やった。

 

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2023年7月28日 (金)

「これより大津絵の道」

Img_8933 Img_8947_20230723071301 Img_7176 Img_7187 Img_8949_20230723071201 Img_8938 Img_8940_20230723071201 Img_8951 Img_8946 Img_8981_20230723071401  浜大津の明日都ビル2階、エス化レター横に「これより大津絵の道」と案内がでている。入り口に大津絵美人画、藤娘の絵看板。どんな道だろう~と行った。車の多い湖岸道路を離れ、のんびり、ゆっくり歩ける。かつての江若鉄道、廃線敷を整備した散歩の道だった。

 

 距離は600㍍。終点の長等市民センター前で藤娘と並ぶ大津絵の代表作、風刺画の鬼念仏が出迎える。僧衣をまとっても鬼、折れた角は人間の我を諭す。道幅10㍍少し。両側、所々に民家、ヒマワリなどフラワースポット、なぜか水が出そうにもないポンプもある。かつて今津まで51㌔走った江若鉄道、浜大津から三井寺口までの1区間だけの道である。

 

 歩く道路に大津絵キャラクターがひょっこり出て来る。瓢箪鯰、猫と鼠、鷹女の鷹など、つい立ち止まる。大津歴博が今年春の企画で、大津絵28キャラの総選挙を初めて実施すると、予想以上に投票率が高い。鬼の念仏が終盤、鷹女の鷹をやっと逆転、初代王座に~という。江若廃線跡、琵琶湖第一疎水を渡る大津絵橋は、当時の鉄道の橋台。若狭Wと近江Oの江若社章が刻まれた杭もあると聞いて探したが、これは見つからず、杭に悔いが残った?。

 

 ※ 大津絵。江戸の始めころから東海道の追分、大谷で、仏画、風刺画など旅人の土産として人気が高った。 ※ 江若鉄道あと江若バス。社章はWO。今津から若狭へ計画あって、若狭の若が社名に。

 

 

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2023年7月27日 (木)

大津城夏の陣クイズ

Img_9005_20230724071001 Img_9007_20230724071001 Img_9012_20230724071101 Img_9011_20230724071101 Img_9010_20230724071101 Img_9009 Img_9018 そのクイズは3問、それぞれ3択。近江戦国歴史ロマン、大津城夏の陣クイズだという。大津へ行ってぶら歩き。アーケードが600㍍も続くナカマチ商店街で、そのクイズに出あった。正解すれば、ガラポンで、近江牛1万円~という。さて、どんなクイズかな?である。

 

 まず、大津城とは~からかな。クイズ会場のナカマチ商店街東、丸屋町のギャラリーに大津にジオラマの城郭展。大津城、坂本城、膳所城、瀬田城、宇佐山城、今堅田城などが並んで、そのむかし、城がこんなにも~と思う。その中の大津城。城主は京極高次。関ヶ原の戦いへ行く西軍1万5千の兵を足止め、東軍勝利に大きく影響を与えたという城である。

 

 ジオラマ展示のお城、今はすべてなく、ここにしかない。その城を知ろう?と洒落て、クイズ。第1問は大津城より、新しい城は?。A)坂本城B)宇佐山城C)膳所城のどれか。次の第2問は城主・京極高次の正室は?。A)お市の方B)お初C)こうめ。さあ、誰か。最後の第3問は、解体の大津城の天守閣はどこへ?。A)長浜城B)彦根城C)姫路城。答えは第一問から順にCBB。歴史通としては、楽勝だが、次のガラポンは運。近江牛、う~んと難しい。

 

 

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2023年7月26日 (水)

祇園祭、後祭の「後」を見る。

Img_9066_20230725083401 Img_9067 Img_9115 Img_9079 Img_9082 Img_9089 Img_9092 Img_9093 Img_9096_20230725084201 Img_9113 Img_9099_20230725084001 Img_9100_20230725084001 祇園祭山鉾巡行、後祭(あとまつり)の「後」はどんなだろう。無事、巡行終えた安堵感か、それとも、また来年までの寂寥感か。ギラり、炎天下の巡行見学はパスして、会所に戻って、解体中の鉾と山を見に行った。「後の祭り」と、のちのち悔いないよう、見回った。

 

 前祭(さきまつり)は、長刀鉾を先頭に23基だが、後祭は、大船鉾をしんがりに11基。昼すませ、鈴鹿山から行った。NHK京都放送局の南側、鉾町の外れ。そう目立たない山だが、山はもう崩れて、山鉾中で唯一の女性で、しかも美女という御神体、みちゃいやよ!と顔を覆って蔵の中だった。次は~と室町通りへ。お主はだれ?と黒主山、解体のさなかだ。

 

 胴掛けの絵模様。キリンビールの麒麟ラベルそっくり。さらに南、ちょっと来い!の鯉山。御神体の鯉は外れて、来年来い!。西の新町通り。北と南に観音山。まだ作業の真っ最中だ。釘使わない縄、駕籠かきのように運び入れ。四条通り下がって、大船鉾。いつも殿、しんがり。かつて凱旋船鉾から名前を変えた。手ぬぐい「凱」はその名残。胴掛けは緞帳のよう。隔年交代の舳先、今年は金幣、真夏の太陽が照り返す。取り外した車輪、来年まで動かない。

 

 ※ 今年の祇園祭りはコロナ禍いらい、4年ぶり完全復活。17日前祭は巡行沿道が35万人、24日後祭は5万人。

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2023年7月25日 (火)

ストリートにストーリー

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 お寺は三つ。三条側の天性寺は月替わりに掲示板がいい。7月は「当たり前と思うあやうさ」。むかしのTVCMは「あたり前田のクラッカー」。これ脱線。まあ、毎月の掲示板見に行く。御池側は、ご存知の本能寺。何度も火災にあい、「能」の右のヒ、二つを去に替えて、寺名にしている。これも、本能寺の「変」。また、脱線。いまの展示は、信長が愛した刀。

 

 商店街真ん中あたり、江戸時代からの鳩居堂。お香、便箋など2000点もの商品あって、夏はうちわも。店の外に並べても、うちわ。これは、うまい。もう一つのお寺は、冬に大根炊き無料の矢田地蔵尊。中に、なで仏の賓頭盧(びんずる)さん。つい親しみこめて頭をなでなで、ツルツルする。スマートコーヒーはランチがお得。ハンバーグ、オムレツ、ポークカツなどメニューから二つ選んで1300円。それで、ええん?。いつもランチの列が長い。

 

 ※ 古書店、ギャラリー、老舗菓子など店舗は多彩。

 

 

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2023年7月24日 (月)

見える範囲、みな大津城跡

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 天下を制した秀吉が坂本城を廃して築いた。明確ではないが、天正14年(1581)ころ。天下分け目の関ヶ原の戦い、4代目城主・京極高次が家康の東軍に味方して、西軍1万5千を迎えた。長い間、籠城して、その進軍を立ち止まらせ、家康は関ヶ原に勝った要因の一つと功を認めた城である。その大津城、どんなお城だったか、規模、姿がよくわからない。

 

 天守閣は、世界遺産を目指す彦根城へ移されたことは知られている。石垣などは膳所城へ~たが、その膳所城も、その前の坂本城も今はない。みんな、湖に突き出た水城、残っていればと思う。大津城の存在は10年余り。駅に隣接するスカイプラザ浜大津6階にお城の想定模型がある。天守は高さ24㍍。湖岸側に「大津城跡」と記した碑。二の丸、三の丸、中堀、外堀などの位置を示す縄張り図も。見える範囲はみんな大津城、それはそれは大きな城だった。

 

 

 

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2023年7月23日 (日)

大阪梅田に「珈琲通の店」

Img_8534_20230719073901 Img_8554_20230719074301 Img_8537 Img_8548 Img_8543 Img_8542 Img_8541 店の看板、「通の店」とあれば~行かねばならない。自宅で一杯、外へ出歩いて一杯、場合によって、もう一杯。一日にまあ三杯。ブレンドのブラック、だいたいホット。酸味、風味、コク…味わいのほど、少しはわかる。ワンでなくも「通」と言えば、ツーカー?。

 

 <珈琲通の店>と冠をかかげるのは、大阪梅田の「ニューYC」。阪急降りて、JR側へ行く途中、新梅田食堂街の入り口。前々からの店なのに食べる店ばかり探していて、いつも通りすぎていた。それが、この間、「通の店」が目についた。もう一つ、特製手作りプリンもあるという。奥は広く、少し薄暗いが、昔ながらの純喫茶。いちおうの「通」、入らねば~と入った。

 

 通人かどうか、流行っている。装飾は絵画、彫刻、店内ゴチャついているが、それが大阪らしい。レジ後ろの入り口席へ。メニュー表、ストレートならジャマイカのブルーマウンテンだが、マンデリンベースのYCブレンドにした。同時に注文した特製プリンは、ふわっとして、とろっとして、さすが店の自慢。甘さ控えめもいい。コーヒーはどうか。見た目も色濃く、飲んでコクがある。苦味も少し。通としては、ワンツースリーの、ツーに入る。舌もツーツーレロレロして、味わっている。

 

 ※ 「ニューYC」は山本珈琲店。大阪市西区に本社、昭和25年創業、珈琲豆の輸入販売の大手。梅田店は直営店。

 

 

 

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2023年7月22日 (土)

~われは湖の子~の歌碑

Img_8226_20230718073901 Img_8229 Img_8752 Img_8234_20230718074001 Img_8235_20230718074101 Img_8724 ♪~われは湖(うみ)の子 さすらいの 旅にしあれば しみじみと~♪。琵琶湖を眺め、この歌を口ずさむと、旅愁の想いがこみあげる。加藤登紀子が歌ってヒットした琵琶湖周航の歌である。♪~のぼるさぎりや さざなみの 志賀の都や いざさらば~♪。いいなあ。

 

 琵琶湖がそばの大津。山科からJRで4分、京阪京津線は10分で 駅前に琵琶湖が広がる。山科駅は、まあ、琵琶湖口である。湖畔歩くと、「逢(あ)の道、湖(こ)の道、山歩(さんぽ)道」と洒落た散歩の案内板によく出あう。この間は、琵琶湖周航歌碑への誘い。琵琶湖疎水で埋め立てた三保ケ崎、湖岸寄り200㍍の敷地に高さ2㍍、記念の歌碑がある~と出ていた。

 

 旧制三高水上運動部(現、京大ボート部)が明治26年、手漕ぎボートで初めて琵琶湖を回った出発の地。案内板見て、琵琶湖第一疎水から国道161号渡って、どこかなと探し歩いて行った。夏草が繁る中、大きな岩に「われは湖の子」と刻んだ碑。そばに1番から6番までぜんぶの歌詞を刻んだ副碑。クスノキの大樹そばにも小さな碑。初めて漕ぎだした時から80年たった昭和48年に記念建立という。大樹のあい間、琵琶湖を見つめ、ひとり口ずさんだ。

 

 ※ 琵琶湖周航歌は大正6年(1917)就航中、小口太郎が作詞、ひつじぐさ編曲、吉田千秋作曲。一番から6番までの作詞にそって、大津の三保ケ崎、近江舞子の雄松崎、今津、竹生島、彦根港、近江八幡の長命寺に歌碑が建つ。

 

 

 

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2023年7月21日 (金)

魔除けの花「ヒオウギ」

Img_8833 Img_8834_20230720072401 Img_8836_20230720072401 Img_8838_20230720072401 Img_8840 赤っぽいオレンジ色、にじむような斑点がある。花弁は6枚、夏の朝に開いて、夕方にしぼむ一日花である。その花の名、「ヒオウギ」という。漢字で「檜扇」と書く。花の形が、平安時代の宮中で用いられた薄い板で作った扇に似ているからだ。ご存知だったろうか。

 

 京都のいま、祇園祭がさなか。この花、祇園祭と関わり深く、祭花(まつりばな)といい、魔除けの花という。もう一度、ご存知だったか~である。花のこと、そう詳しくはないが、よく行く植物園の四季彩丘で咲いていて、園側のキャプションで、祇園祭とのご縁を知っていた。祇園祭は全国にまん延した疫病封じから始まり、この花は厄除け植物といわれるそうだ。

 

 八坂神社の神事を中心に祇園祭は1か月つづく。祭りの町内では、その間、床の間、玄関にこの花を飾るのが、習わしだったが、先ごろは減っているらしい。それを八坂神社西門から西へ200㍍、くずきりで人気の老舗菓子・鍵善良房の玄関先で見た。鉢二つ、葉が扇状に広がった茎の先、一つ、二つ、三つと咲いていた。山野に自生のアヤメ科多年草。しきたりを大事にする老舗店、通りがかったのが昼前、それがヒオウギ開花の発見につながった。

 

 ※ この時期、京都北部の宮津で、祇園祭に合わせ、栽培、出荷に力を入れている~とニュースに出ていた。

 

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2023年7月20日 (木)

雪山のような「笑卯飯」

 Img_8555_20230716074101 Img_8559 Img_8561 Img_8569_20230716074001 Img_8565 Img_8566_20230716073901 丼は丼でも、これはそんじょそこらにはなさそう。かき回した卵白、ご飯に囲んで、雪山のよう。卵の黄身二つ、てっぺんに落とし込んで、噴火口のような…。それはそれは、ビューティフルに見える。元祖・笑卯飯。読みかたは、「わらうめし」。初めて知った丼めし~である。

 

 カウンター席、真後ろが通路。通りがかると、客が何を食べているか見える。座っていると、ガタンガタンと阪急電車が時おり、上を走り抜けるのが聞こえる。食なら、どんな店でもある新梅田食堂街。人気のタコ焼き店がある通路、太鼓焼き・御座候の隣が、親子丼で評判の「笑卯」(わらう)。卵は、鶏卵でラン、英語eggのエッグ、訓読みでマンボ、ウ?。

 

 店名はどうわらうのか、ともかく「笑卯」。梅田へ行くと、面白い店は?と歩き回って、この店だった。極上親子丼で780円、安い。スマホ調べ、店の食べログ評価も高い。自販機、名物という「元祖笑卯飯」680円を選んで、空いた席に座った。お隣さんとは、コロナ以来か、ビニール仕切り。トレーが上から出て、押し頂くようにテーブルに置いた。昆布の味噌汁と薬身付き。真っ白、美しい。字面からも、うらめしい、わらうめし、めしあがれ!。

 

 

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2023年7月19日 (水)

医院の玄関にヒマワリ

Img_8155 Img_8151 Img_8159 Img_8154 Img_8160 茎が真っすぐ伸びて、大輪のヒマワリが花開いている。自宅から歩いて10分、かかりつけ医院の玄関口、夏来たる~、粋な植栽である。鉢は四つ、離れて一つ。花は直径30㌢、背丈2㍍、全く同じに揃って、顔だけは、それぞれ、あっちむいてホイ!、ちょっと変である。

 

 ヒマワリは太陽に向かって、同じ方向を向く。玄関口が日かげだからか、花同士の気が合わないからか。近づいて、前からよ~く見て、少し背伸びして、観察した。葉の出た茎にそって、添え木の棒が一本。花はタネがおかしい。堅そう。添え木の棒が花の先端からネジのよう出ている。花弁は黄色くフワフワしているが、やっぱり、これはどこか変わっている。

 

 京都新聞に2週間に一度の植物園つうしん、ヒマワリが載った。野生種は北米に分布のキク科一年草。日本には文献で寛文6年(1666)に伝わっている。形態は様ざま、植物園ではいま、20品種が見ごろと。かかりつけ医のヒマワリ、診察帰りに受付で確認すると、ホンモノそっくりに近ごろ増加の造花だという。人工観葉植物、英語でフェイクグリーン。その花言葉は「偽りの愛」とも「いつまでも変わらぬ愛」とも。医院にあって、いいんだ?。

 

 

 

 

 

 

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2023年7月18日 (火)

山伏山と菊水鉾

Img_8699 Img_8696_20230717073401 Img_8686_20230717073401 Img_8690_20230717073401 Img_8673 Img_8705_20230717073501 Img_8707_20230717073501 Img_8706 Img_8709_20230717073601 Img_8715 日本三大祭り、京都の祇園祭に鉾あり、山あり。谷はない?。先祭りと後祭り。宵々山に宵山と続いて、ヨヨイのヨイ!。コロナから完全復活4年ぶり祇園祭。気温35度、猛暑なのに梅雨はあけてない。そんなことつゆ知らず?、毎年の祇園祭、どこでどう見るか~。

 

 宵山の昼、ぶらり行った。三条通りから室町通りを下がった。蛸薬師下ルの山伏山と四条通り上ルの菊水鉾。夜の人出は35万人、駒形提灯が灯らない昼は、スイスイではないが、ソロリソロリ歩ける。最初の山伏山は町家の会所。八坂の塔が倒れかけたのを念力で真っすぐにしたと伝説の山伏さんが2階から顔を出す。西日をまともに受けて、いかにもまぶしそう。

 

 会所の路地奥は、茅の輪くぐり。壮健祈願の列が長い。会所飾りは中国の故事描く刺繍絵巻も長い。王様、乳ふくます母、鶏のケンカ…、見所多い。町内に菊水の井戸あったので、鉾名がそのまま菊水鉾。仰いで、菊模様の金の鉾頭がキラリ輝く。足元の車輪、見るからに重厚。鉾の飾り、見送りは鯉の滝上り、胴掛けは吠える獅子、前掛けは鶴の飛翔…染織家・皆川月華作品。今年の祇園祭見物は、山一つ、鉾一つだけ。熱中症対策、そこに意味あり?。

 

 

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2023年7月17日 (月)

世相を描く岡本漫画は「漫点」

Img_8100_20230714070601 Img_8089_20230714070101 Img_8092 Img_8093 Img_8098_20230714070501 Img_8094 Img_8095 Img_8096_20230714070501 その漫画、世相を斜めに見つめ、おかしみがある。風刺があって、味わいがあって…。その一点、一点が重なって、まさに「漫点」。かつて京都新聞で政治時事漫画を担当していた岡本治さん(80)が、今年も日本漫画家協会のグループ展に自宅で描いた作品を出した。

 

 おおかた補修が済んだ三条大橋を渡って、新撰組襲撃の池田屋を超えて、河原町三条北東かどの北野画廊。毎年の開催、毎年案内もらって、見に行く。岡本さん、元高校球児。自己紹介の色紙に二刀流の大谷翔平に絡めて、バットをペンに替え、ユニホーム姿で「一筆流」と洒落ている。吹き出しに経歴。京都新聞の紙面に計7450本、毎日毎日20年間もだった。

 

 元ピッチャー、大柄な岡本さん、会場にいた。ロコモ悪くないが、少し膝が痛く、クスリのロコモアは飲んでいると言う。今年描いた作品の中から3点の出展。ロシアのウクライナ侵攻、空中戦を感じさす画。その一枚は、蜘蛛の巣レーダー網、動きがとれなくなった軍用機。真ん中の二枚目は、プロペラ機VSミサイルの空中戦。三枚目は、この指とまれ!。昭和の日本の海軍練習機は赤とんぼ。戦争、戦争…日本のその昔が甦る。岡本漫画、今年も満点!。

 

 ※ 漫画展は7月10日で終了。

 

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2023年7月16日 (日)

小噺その1、その2、その3

Img_7960 Img_7959 Img_7946 Img_7956 Img_7952_20230713071501 Img_7951_20230713071501 Img_7947_20230713071401 Img_7945_20230713072001 Img_7943_20230713071901 阪急百貨店うめだ本店前の長いコンコース。高い天井に樹木の根が左右に広がっている。自然、森を意味するオブジェ。通りがかった親子の会話。子どもが天井を指さして「ねえ、ねえ。あれ、ナニ?」と聞く。お母さん「ああ、あれねえ。根え」。これ、小噺その1。

 

 大阪梅田へは河原町から阪急で行く。梅田駅の乗降客は一日50万人という。3階改札ホーム出て、地上へエスカレーター。動く歩道をやはり歩いて、地下街へ。そのコンコースは長い。デパートの大きなウインドウは幾つも。その飾りつけは、もう名物アートで、人気がある。いまは「森―生命の還元」がテーマ。ウインドウは糸を巻き付けた風船を見せる。

 

 最初のウインドウに作者の名前と、糸巻き風船の意図が出ている。糸で意図とは、いとおかし。これ、小噺その2。コンコース天井の巨大な根で、生命の根源を示し、ウインドウの糸巻き風船で、海の中を見せ、太古からの自然の循環を考えさしている。一つまた一つとウインドウ見て回ると、珊瑚や、亀さんや、泡や!と見る。ここで、小噺その3。珊瑚で産後はタンゴ、海亀で戻れば浦島太郎、泡やはアワワ、歌えばブルースの女王、淡谷のり子??。

 

 

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2023年7月15日 (土)

その顔、みんな知っている

Img_8042 Img_8045_20230712072501 Img_8043_20230712072501 Img_8052_20230712072901 Img_8057 Img_8040 Img_8041 Img_8060_20230712073001 Img_8048_20230712072601 教科書に出た顔、次から次~である。見たり、読んだり、覚えたり…。一番有名、そりゃあ、漱石さん。坊ちゃん、こころ、吾輩は猫である。それに、その顔、千円札で、使ったり…。背広姿、ヒゲ…右手をこめかみに「それから」と思い出している。草枕か、道草か。

 

 次はだれかな。ディーン・フジオカが大河ドラマで演じた五代友厚。薩摩藩士、維新の時代から大阪経済をけん引した。私邸はいまの日銀大阪支店という。眉毛濃く、男前のほど、ディーン・フジオカに似ている。浮雲と言えば二葉亭四迷。その筆名由来。処女作「浮雲」は、無名だったので、坪内逍遥の名を借りて出版、その苦悶あって「くたばって仕舞え」からだそうだ。

 

 その坪内さんは。小説神髄、当世書生気質。シェイクスピア全作品も翻訳。丸い眼鏡が厚そう。代表作「洞窟の頼朝」を描いた日本画家・前田青邨と第1回朝日賞を受賞している。一緒に並んでいる。日本美術学校創設の岡倉天心、民俗学の柳田國男、一握の砂で歌人デヴューの石川啄木ら。茶人でもあった朝日新聞社主の村山龍平氏は高校野球の第一球、100年前に豊中球場で投げている。大阪中之島へ行って香雪美術館で、そんな皆さんの顔を見た。

 

 

 

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2023年7月14日 (金)

JR大阪駅前の花壇

Img_7991_20230711071201 Img_7988 Img_7981_20230711070701 Img_7986 Img_7985_20230711071101 Img_7982 Img_7984 Img_7980_20230711070701 大阪梅田へ行くと、JR大阪駅正面、交差点前の花壇が気になる。長さにして20㍍ほど、植垣の花壇。都心のオアシス、環境と人の心の安らぎを意識して、いつも四季折々の花を咲かせている。いまはどんな花かな~と梅雨どきのこの間も、地下街から地上に出て、見に行った。

 

 2年後の万博絡みか、何時行ってもどこかで工事の大阪。地下街なら歩きやすいが、地上へ出ると、あちこちで工事塀と対面する。駅前、あの丸ビルも建て替えへ、閉鎖になった。JR花壇、阪神百貨店前通りから歩き兼ね、遠回りで行った。長い信号待って、交差点渡って、この春以来である。看板は「夏花壇ご紹介」。名前つき、8種類の夏の花たちが登場している。

 

 赤いハート型の葉から天狗のような花穂。ギリシャ原産のアンスリウムだという。一番目立っている。実になると辛いトウガラシの花。これはメキシコでは紀元前6000年前からという。いまは、ピーマン、パプリカ、ししとうの仲間。どこが、花なのかと思うけど、花だ。おなじみベゴニアは品種が1万以上、図鑑まであるそうだ。橙色の花なのにクロサンドラ、実が見えないハナパイン…。看板に表示の名前と花との照らし合わせ、これも植物学の学び!。それが楽しい。

 

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2023年7月13日 (木)

鳥の巣は「美人の巣」

Img_7962_20230710072601 Img_7963_20230710072601 Img_7966_20230710072201 Img_7968 Img_7969 Img_7972 Img_7974 Img_7976_20230710072401 Img_7977 何がうまい~いうて、客の裁きがうまい。お勘定で「ぎょうさん食べたんやなあ」、常連さんに「遅かったなあ。寝坊したんか」。お店揃いのエンジの作業着で、カウンターの前に立つのは、大阪のおばちゃんやろか。化粧気はない。客と受け答え、飄々として、味がある。

 

 大阪梅田の地下街ホワイティ、串カツ「鳥の巣」。中之島の美術館へ行くのに、昼の食事で面白そうなとこないか、ぶら歩きして~だった。アラビア文字みたいな暖簾くぐった。大阪ぽい、庶民ぽい、レトロぽい。店内のカウンターはロの字型、40人は座れそう。入り口近くに座り「店内、名前どおり鳥の巣みたい」と言うと、おばちゃん即「美人の巣よ」。

 

 串の注文は、なぜか香りという竹輪、これまたどうしてか、チュウリップという若鶏、追加で穴子など。伝票はおばちゃんの手書き。文字は人を現す?。手慣れた軽やかさ。タッチパネルはない。支払いは現金一本。キャベツ柔らかい。キャベツは店を現す?。ソース、今はボトルのチュウブ出し。二度漬け禁止が懐かしい。カウンター両横のお客さん帰って、「寂しくなった」と言うと、おばちゃん即答。「横に座ったろか」。大阪は昼から大阪、気取りがない。

 

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2023年7月12日 (水)

ポスターに夏が来た!

Img_7939Img_7938_20230709073501 Img_7941_20230709073601Img_7979Img_8002Img_8028Img_8035Img_8070_20230709073801Img_8069_20230709073801Img_8068_20230709074201  ポスターには時代がある。季節がある。年々の行事もある。情報もある。その時だけのイベントがある。見ていて、引き寄せられるデザイン、イラスト、写真、つまりアートがある。また夏が来て、京都から阪急電車で大阪へ、その歩きのつど、今の今の~ポスターを見た。

 

 京都南座前、坂東玉三郎がアップで出た。女形の玉三郎、うっとりさせる。夏のひととき、コンサート、怪談牡丹灯籠、夏の公演が続く。鴨川の四条大橋を渡って、阪急河原町から特急40分、梅田。構内、コンチキチンと祇園祭の鉾。浴衣の女性、梅田から阪急で行きましょう。地下商店街はガラポン抽選。祭り姿で豪華賞品あてまっしょい!。それ、ワッショイ。

 

 中之島キャノンギャラリー。写真展案内の一枚は、富士から眺望の中村修さん個展。富士山世界遺産10周年記念兼ねての企画展。稲妻のピカリ一瞬撮り、まさにピタリ。香雪美術館は中国絵画展。「唐ものがたり、画あり遠方より来たる」。絵は唐の十。その一つ、布袋さん。大阪中之島美術館展は民藝展。暮らしの中の美、どうMINGEI。戻った阪急河原町駅。嵐山の鵜飼と灯籠流し。歩き見たあのポスター、このポスター、今年も夏が来ている、

 

 【ポスター番外】 アバンザのジュンク堂書店は「未必のマクベス」。~どうか最初の1頁だけでも立ち読みを~。単行本から文庫本、遅くなって「申し訳ありません」。書棚に「2050年のメディア」。帯に読売、日経、ヤフー波乱の三国志。

 

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2023年7月11日 (火)

日本画「〇△▢」

Img_7841 Img_7836_20230708071301 Img_7840 Img_7837 Img_7844_20230708071401 Interview01 黒地に〇と△と▢を白く描いている。抽象か、線の具象か、岩絵の具を使って、日本画だという。作家名は中村ケンゴ。1969年大阪生まれ、多摩美大大学院卒、日本画専攻。そのタイトルは「〇△▢」、価額表示1,210,000。作品前、腕を組んで、見つめ直した。

 

 画廊「ギャルリーためなが京都」の展示作品の一つである。京阪七条駅すぐ、鴨川の東、川端通り沿い。酒屋さんの蔵を改造して開廊、3年目を迎えている。オーナーは、銀座、パリに古くから店を持つ為永さん。その目利きで作品を集め、ユトリロ、ルオー、アイスビリなど西洋絵画はじめ、国内では才ある作家の作品を展示、その売り出しにも貢献している。

 

 中村ケンゴ作品も為永さんから評価されての~のようだ。作品の隣に作家写真と略歴など表示がある。まだ若く、いま54歳。粗い岩絵の具と細かいのを混ぜ合わせ、何層にも塗り重ねる新しい技法だという。マンガの吹き出し、Eメールの顔文字など今ふうのユニークな作品が多く、〇△▢もその一つ。宇宙観を表現するという仙厓さんの禅画と同じ、臨済宗建仁寺の〇△▢の庭とも共通する。作品は売れているのか?、係りに聞くと、〇だと言う。日本画革新、様々である。

 

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2023年7月10日 (月)

アラシのキッチン

Img_7796 Img_7779 Img_7775_20230706073201 Img_7774 Img_7788_20230706073501 Img_7785 Img_7790 Img_7789 Img_7795_20230706073601 見上げたビル2階、店の名前が「アラシのキッチン」。まさか、二宮和也、大野智、どうする家康の松本潤の「嵐」ではないだろう。そうは思いつつ、確認を兼ねて、昼どきでもあるし~と2階へ上がった。ペルシャ料理&インド料理、それでアラシ、あの嵐ではなかった。

 

 梅雨どき、小雨の中のぶら歩き。この程度なら、面倒な傘は差さない。平安神宮から岡崎道、丸太町通りと歩いて、京都名物・八つ橋の本店が多い熊野神社東側あたりへ来て、このアラシである。よく煮込んだ羊肉、本場のペルシャ料理という。ナンならなんぼでも、カレーにこだわるインド料理だという。そんなキッチン。キチンと出るだろうと入った。

 

 どう情報を得るのか、外国人客が多い。メニューを開く。料理は左にペルシャ、右にインド。何にするか、ナンは外せない。カレーはキーマか。肉はどうする。羊か鶏か。宗教上、豚はない。日本のお米でないライス。やや小粒という。お茶はチャイ。メニュー表めくって、めくって、さあ、どうする。ナンとする?である。そうはないペルシャ料理から一品。鶏のもも肉の串刺し。まあ、ナン含めて、なんやかんや。仕上げはお茶のチャイで、チャイなら?。

 

 

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2023年7月 9日 (日)

七夕もち

Img_7821 Img_7822 Img_7833_20230707071001 Img_7835_20230707071001 Img_7936 Img_7935   ♪~笹の葉サラサラ~♪で、願い事かなう「七夕もち」だという。いつも通りがかる老舗のお菓子屋さん。ガラスケース、そう書いて貼りだしてある。どんな餅だろう。七夕前日の昼、お店の名物むぎ餅と一緒に買って、近くの鴨川そば、藤棚の下へ持ち込み、紙包みを解いた。

 

 お店は御菓子司「稲川菓舗」。もう100年以上、いま4代目という。かつてお公家さん出入りの証し「司」がつく老舗。所在は京都市東山の馬町東で、この店のむぎ餅は、陶芸家・河井寛次郎がアトリエが近くで、すごく好きだったという。馬町バス停おりて、歩き通って、時たま買っているので、少しは馴染みになっている。むぎ餅も七夕もちも一つ150円。

 

 二つ二つ。千百円出して、500円硬貨のお釣りをもらう。店番は、たまに3代目のおばあちゃん、だいたいは4代目の奥さん。このあたり、京都ではなかったと言われる空襲を受けている。一度、その頃のことを聞いてみたい。紙つつみから出た七夕もち。笹の葉に包んだ生菓子に金粉を散らしてある。天の川のお星さまイメージ。生地は桜餅と同じ道明寺粉で、粒あん。願い事忘れ、どんな七夕もちか、あ~んした。さすが、餅は餅屋!、もちっとして、美味しくだった。

 

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2023年7月 8日 (土)

猛暑は、京博噴水前がいい!

Img_7630_20230705071101 Img_7631 Img_7633 Img_7636 Img_7638_20230705071601 Img_7639 Img_7642_20230705071701 梅雨のさなかの猛暑~である。25度の夏日、30度の真夏日、ついに35度超えの猛暑日になっても、家を出る。それも、たいがい昼からだ。熱中症アラームが出ている。あらっつ!。水分補給、帽子、タオル…、涼を求め、どこへ行くか、知恵がいる。それは、どこだ。

 

 近場がいい。緑陰がいい。水辺がいい。読書出来るところがいい。入るのに無料がいい。昼寝が出来て、いつまでも、何も言われない所がいい。そこは京都国立博物館だ。バスと歩き、自宅から15分で行ける。東山七条、三十三軒堂の前。特別展ないおりは、そこそこの年齢だと、証明あれば、無料で入れる。京都市民だと、敬老乗車証出せばすっと、入れる。

 

 館内の仏像など鑑賞もいいが、ゆっくり出来る庭園がいい。空が広い。京都タワーが見える。絶え間なく吹き上がる噴水。直径15㍍はある。小さく出て、だんだん高くなり、ピークは15㍍にもなる。ロダンの考える人の前だ。ケヤキ回りに木のベンチ。いくつもあって、ロダン前、噴水前が一番いい。仰向けになれる。木陰も広い。古書店の100円文庫本、顔におおうと睡魔がくる。何か、背中が痛痒い。何だろう。アリが来ている。ありぃ~!。

 

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2023年7月 7日 (金)

姫リンゴの実、番外成り?

Img_7668 Img_7674 Img_7677 Img_7678 Img_7679 ちょっとちょっと…なんぼなんでも~である。春に薄桃色の花が咲いて、赤い実が成るのは秋10月のはずなのに、青くて小さい実が一つ出来ている。一番成りというか、番外成りというか、それともフライング成りというのか。まだ梅雨どき、どうして、なんでなんだ。

 

 中国原産、バラ科リンゴ属の姫リンゴである。小さいので、小玉リンゴ、クラブリンゴとも言う。今年の春、いつも境内を通り抜ける建仁寺、大和大路通りへ出る西門前で、樹木いっぱいに五弁の花が咲いているのを見た。秋になったらどんな実をつけるか、木のそばを通るたび、気にしていたらだ。背より少し高いところ、緑の葉に覆われた枝先に一つ出来ている。

 

 樹高は3㍍より高い。ほかには~と見て回った。葉の合い間、上も下も探したが…なさそう。大きさにして5、6㌢、その一つだけだ。どう受粉したのか、梅雨の谷間の猛暑つづき、不思議だ。姫リンゴの花言葉は「誘惑」「永遠の愛」「後悔」という。旧約聖書、エデンの園から~のアダムとイヴ。禁断の果実、赤いリンゴを食べてしまって、その花言葉である。一つだけポツンと成った青い実はいつ赤くか、ほかはいつか、建仁寺の通り抜け、これからも気になる。

 

 

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2023年7月 6日 (木)

作品は「サアサア、仕上げに入るよ…」

Img_7285 Img_7286 Img_7295 Img_7288_20230703075801 Img_7291 Img_7292 Img_7293 Img_7294 Img_7267_20230703075701 Img_7270 これはいったい、どういう作品なんだろう。美術作品にしては、なんとも、けったいで面白い。まじめなのか、どうなのか…微笑ましくって、つい、見入ってしまう。作品タイトルを見ると「サアサア、仕上げに入るよ…。完成に向けてがんばろう」。また、笑ってしまう。

 

 美術展は案内があると、歩き兼ねてまあ、行く。京都市京セラ美術館で開催のGe展。その意味、国際美術館長だった美術史家、故木村重信さんが書いている。ゲー、Geはギリシャ神話の女神で、あらゆることの始まり。みんなが初心に戻って作品を出そう~と1975年からの展覧会という。初心忘れずで、今回も関西現代美術作家33人が作品を出しあっていた。

 

 会場は無料で北回廊2階。入り口から時計回りで進んで、知人の奥田輝芳さん作品見て、最後に「サアサア~」だった。作家は橋本哲史さん。存じ上げてないが、名前で調べると寺町の画廊で「それじゃ、やってみようかという気持ち展」開催がある。「サアサア~」は、奈良興福寺北円堂の仏さん2体を日本画で描き、その前に組んだ足場で様々な人形たち。絵を描く、ブランコに乗る、考え込む、掃除する…。ゲの女神、ゲゲゲのゲと作品を見守っている。

 

 ※ Ge展が7月2日で終了。

 

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2023年7月 5日 (水)

馬屋は重要文化財

Img_7429 Img_7369 Img_7381 Img_7391 Img_7390 Img_7389 Img_7384_20230630072101 Img_7386_20230630072101 Img_7383 馬屋がある。屋根はこけら葺きで、江戸時代のまま、重要文化財だという。国宝の彦根城の表門の前、無料で公開中だ。英語に訳すと、クラシカル・ホースハウスというところか。この馬屋、どこか風格と品がある。繋がれていた多くの馬たち、どういなないたか。ヒヒーン?。

 

 来たからには~と何でも見る。JR彦根駅前には、NHK大河「どうする家康」四天王のひとり、井伊直政の騎馬像。これまで井伊は井伊でも、幕末の大老・井伊直弼か~と思われがちだが、大河が始まって、「彦根藩初代藩主井伊直政公の像」が目立っている。馬屋は土佐のいろは松が並ぶ濠端を越え、上に彦根城の模型がある赤い郵便ポストの真ん前だ。

 

 門構えの立派な馬屋、中へ入った。入り口に係りの人。江戸時代なら馬役人?。藩主おかかえ馬など、ぜんぶで21頭が繋げる。L字型、馬顔?ずずっと長い。国内に数多い城で、馬屋が残存するのは、ここ彦根城にしかない。戦後すぐの、お城の国宝指定に続き、昭和38年(1963)に馬屋が重文指定に。馬屋によく走りそうなサラブレッド像。目がやさしそう。胴がつやつやしている。を見て、世界遺産指定へ、これからどうする彦根城!。

 

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2023年7月 4日 (火)

回転すし、高いのと安いのと~

Img_7526 Img_7509 Img_7517 Img_7451_20230701072001 Img_7459 Img_7512 Img_7513 Img_7521_20230701072201 回転すしで一番高いのと、一番安いのは、どれとどれだろうと、スシローへ入った。カウンター席へ座って、店内全体を見る。キャンペーンはあるか。席に据え置きのファイルも点検する。タッチパネル手元に置き、期間限定は?、おススメは?…クリックスまたクリック。

 

 昼から京都市内ぶらり。新京極から蛸薬師を東へ曲がって、河原町通りの手前、地下店のスシロー。初めて入って、170㌢の本マグロと背比べしようという。168㌢、ちょっとマグロに負けた。キャンペーンは、全品赤しゃり中という。なんで?、握りのご飯が赤酢だと明かす。安いのはどれ、ファイルに平日限定のランチセット10貫580円、これは安い。

 

 高いのは~とクリックして、出た。大トロのマグロ一貫360円。皿の色がホワイト、一番高い色の皿。サラっとしている。二つ同時に注文した。最初に大トロ、お客様の皿が~とどこからか声がして届いた。脂ぎったピンク色、見るから高そう。10貫入りのランチ、回らないので店員さん手運び。サーモン、イカ、エビ、赤身、玉、いなり、ハマチ、サバに鉄火と胡瓜巻…、10貫まちがいない。対してトロは1貫。食べて、お腹に入り貴賤はない。

 

 ※ 支払い税込み、白皿390円、ランチ630円で、計1020円。

 

 

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2023年7月 3日 (月)

花は今だけよ!とムラサキシキブ

Img_7242 Img_7546 Img_7602_20230702180301 Img_7571_20230703062101 Img_7609_20230703061601 Img_7565 Img_7607_20230702180301 Img_7563_20230702065201Original-1 今年もあと半年、7月に入っての歩き始め、この花ナニと、ムラサキシキブを見つけた。秋にその名のとおり紫の実は知っているが、花となると、開花時期短く、小さく、発見しにくいらしい。花名の表示があり、立ち止まって、これか、これがそうかと、とくと眺めた。

 

 京都美術工芸大学の植垣。東山の馬町でバス降り、方広寺境内を通るたび、棚で育成中のヒョウタンの成長ぶりみて歩く。正面通りを鴨川まで出て、川端を七条通りへ曲がって、大学である。校門前の植垣は長く、花の名札付け、四季の草花を咲かす。淡い粒々、シモツケは終わり、カエデの葉がほんわか色づいて、葉が緑濃い霧島ツツジの隣、ムラサキシキブである。

 

 来年の大河は「どうする家康」から、平安時代の女流作家、紫式部。そのタイトルは「光の君へ」。紫式部が源氏物語を着想という石山寺がある大津市は、すでに「筆の始まり」などの垂れ幕を市内に掲げている。大河はこれから何度もにしても、花のムラサキシキブは滅多にである。日本の固有種、シソ科の落葉低木。花は薄い赤紫色、小さく泡のよう。伸びたツルから出た楕円状の葉の根元で、控え目に「今だけなのよ」と咲いていた。花言葉は「愛され上手」。

 

 ※ 紫の実成った写真はネットから。

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2023年7月 2日 (日)

彦根は、町じゅう、ひこにゃん!

Img_7348 Img_7363 Img_7392 Img_7394_20230629082301 Img_7395_20230629082301 Img_7415 Img_7407_20230629082601 Img_7417 Img_7419 Img_7424 Img_7433Img_7421_20230702070001 滋賀県彦根市へ行って、町を挙げての「ひこにゃん」ぶり、にゃんと言ったら、いいのだろうか。グッズ、看板、マンホール、各種土産…にゃんともすごい。兜は井伊家赤備えの赤、首に鈴、小さな目、三頭身。その可愛さ、登場いらい、ひこにゃん、ひこにゃん…である。

 

 JRの改札出て、正面にひこにゃんイラスト。国宝彦根城はこちら!と西口から徒歩で20分と指さす。敵、石田三成の居城・佐和山城址は反対の東口、その表示は小さい。お城の中の彦根城博物館へ歩いた。途中の彦根市役所前で、彦根城を世界遺産に!と2025年国スポ開催の横長看板を見た。さらに歩いて、お濠沿い、土佐からのいろは松並木見て、今日のひこにゃんである。

 

 博物館前、一日二回の登場。係りの女性と〇と×の札を持って、ニャンとも言わず受け答え。その立ち姿と仕草が愛くるしい。年賀状が1万通超え14年連続、ふるさと納税お返しはひこにゃんペンダント…市役所は担当部署を設置している。全国ゆるキャラブームの火付け役になった、ひこにゃん。平成19年(2007)に彦根城築城400年記念、市民公募で誕生。以来、にゃんといい町・彦根、にゃんこがにゃん個か、数えきれない。

 

 ※ 彦根井伊家と猫は、鷹狩の二代目藩主直孝を手招きしてお寺に呼び寄せ、落雷から救ったという逸話から。お寺は東京世田谷の豪徳寺、井伊家の菩提寺。

 

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2023年7月 1日 (土)

蝶々

Img_6677_20230628071501 Img_6678_20230628071501 Img_6681_20230628071501 Img_6242 Img_6084_20230628072001 Img_6083_20230628072001 Img_6873_20230628072201 Img_6874_20230628072301 蝶々が飛んでいる。あっち、こっち、でっち…番頭はんと丁稚どん?と飛んでいる。♪~ちょうちょう、菜の花にとまれ、菜の花が飽いたら~♪、さて、どこにとまるのか。歌詞どおりは、サクラだけど、季節は菜の花もサクラもない初夏。どの花にとまるか、見定めたい。

 

 出歩いて、蝶々が花まわりでヒラヒラしていると、つい近づく。アラビアンライトのアリババなら、開けゴマ!だけど、ここは、トマレ蝶々!。写真撮り、飛んでいるのは難しい。とまって、口からストローを伸ばして、花の蜜を吸っている所でいい。あてのないブラ歩きの日々、そんな出会いが一度、二度、三度はあって、歌うなら森進一「花と蝶」である。

 

 パソコン取り込みの写真、あるある。梅雨どきに咲くアガパンサスにアゲハが来て、呪文なしでとまって、1枚、2枚、3枚。アガパンサスは別名、ムラサキクンシラン(紫君子蘭)。これ、知らんとは言えない?。白い翅に黒い紋があってモンシロチョウ。よく見かけて、ちょこまかするけど、ともあれ、トマレ!の呪文が効いてか、よう撮っている。蝶々、どこから来て、蜜を吸って、どこへ行くのか。吾輩も写真撮ってどこへ、今日の歩きにあてはない。気分は山頭火。

 

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