「なんぞやひととはととうこととみじかいぺんしる」
幽霊のような平仮名文字が続いている。「なんぞやひととはととうこととみじかいいろぺんしる」。なんのことやろう。通りがかったギャラリー「art space co‐jin」で開催中の企画展タイトルだ。どう区切って読むのか、胃が痛くなる。まあ、入って見た。
美術教育を受けた京都造形芸大卒、現代アート作家・木村舜さん(31)と、受けなかったアールブリット画家・吉田裕志さん(50)のコラボ展だという。ギャラリーは京都御苑の東、京都府立文芸会館のすぐ近くで、文芸会館の展覧会を鑑賞に行く前に歩き通って、フラリとよく入る。このコラボ展もそうだった。会場に入ると、出展作家の木村さんがいた。
「なんぞやひととはととうこととみじかいいろぺんしる」のタイトルの解読をお願いした。「何ぞや人とは?と問う事と、短い色鉛筆」だと言う。木村さんは、人とは何か~という疑問を様ざまに考え、平面画や立体像にして作品を出し、吉田さんは、それはそれは短い色鉛筆で風景や静物を描いている。展示会場、これぞ人!という木村さんの怖そうな作品、吉田さん描く2、3㌢にちびた色鉛筆も見た。いま一度、句点のない「なんぞやひととは~」のタイトル、やはり胃はキリキリする。
※ 展覧会は6月25日まで。 ※ 木村展はこれまで東京などで個展開催、作品購入者も多いという。
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