うどんが食べたい
ラーメンでも、蕎麦でもなく、うどんが外で食べたい。京都の北、衣笠山のふもと、堂本印象美術館へ行く道筋、うどん、うどんと歩いた。なか卯の明太子うどん、麵家のかき揚げ、丸亀製粉の釜揚げでもないうどん。歩いて、歩いて、そのうどんは、千成餅食堂の千成うどん。
千成餅食堂は町中の大衆食堂。京都市内で、山科にも、丸太町にも、吉祥院にもある。入ったのは、嵐山、鳴滝方面へ向うバス停・等持院道近く。堂本印象美術館まで立命館大学キャンパスを抜ければ、あと10分ほど。うどんは、ここや!と、600円の千成うどん。丸餅、蒲鉾、ネギ、鶏肉、薄味出汁にうどん。七味少し、ツルツル、スルスル…うどんはこれ、これ、これやがな。
テーブル席、ご近所さんで混んでいた。空いている奥の座敷へ~と言われ、600円なのに~と二の足を踏んだが、行けば、座敷は一畳半。真ん前にTV、地元・大将軍学区の運動会賞状、壁貼りカレンダーは、今年は強いぞ!阪神の大山選手。テーブルに自分好みのトッピングメニュー一覧。のり30円、蒲鉾3枚60円、椎茸50円、もち一個100円…。なんと20種も。町を知り、大衆食堂を知り、うまかった、安かった千成うどん。これも出歩いて一日。
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