京近美60年のポスター追憶
その展覧会に歴史がある。物語がある。あなたにとって、その鑑賞のとき、どんな思い出がおありでしょうか~と問う。今年は京近美が開館して60年。館はこれまで開催した展覧会ポスターを1階フロア壁面に貼り並べて、赤いポストを置き、一筆箋投稿を求めている。
京近美は前回の東京五輪前年、1963年に国立近代美術館京都分館として誕生、それから60年という。1967年独立、1986年に新館として今の近美、この間の展覧会は452回という。その中から近美が150回分のポスターを選び「ポスターでふりかえる京近美の60年」として展示している。投稿用の赤いポスト、宛先は「拝啓きょうきんび」。
展示のポスター、日本一有名な鮭を描いた高橋由一展。ポスター、鮭は避けられない?。赤富士の小松均生誕100年展。北京秋天で、梅原龍三郎遺作展。30年以上前開催は小磯良平遺作展。京都画壇は上村松園、松篁の親子、小野竹喬、福田平八郎…、洋画で浅井忠、陶芸で八木一夫…鑑賞してないけど、今も身近に感じる。思い出と言えば、盗難、時効後に発見のロートレック展の「マルセル」。その時のポスターがない。どんなだったか~と投稿した。
※ 近美フロアのポスター展は今年末まで。 ※ マルセル盗難事件は1968年12月、展示最終日に発生。時効7年後に発見。フランス美術館返還、容疑者不明。作家・高樹のぶ子が小説化している。 ※ 一番最後、ネットから添付の「マルセル」。
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