この人はすごい!和田誠展
タバコの「ハイライト」デザインがそうだ。週刊文春の表紙絵がずっとそうだ。映画「麻雀放浪記」の監督がそうだ。黒柳徹子らの似顔絵もそうだ。本の装丁、ポスター、著作、作曲、ロゴ、広告デザインなどもそうだ。もう一つ、料理愛好家・平野レミさんの旦那も、そうだ。
あれも、これも、それも~その多彩な人は、和田誠さん。83歳で没して、その生涯でどれだけ、どんな仕事をしてきたのか、そのすべてを見せる展覧会が京都伊勢丹で開催中。5月の梅雨入りは10年ぶりという日、見に行った。入り口廊下にプレスリー、寅さん、どうもスミマセンの三平師匠、背番号1、森進一と似顔絵が続いて、会場の写真撮影は可だった。
生まれた1936年に始まり、年代別の柱が立って、和田誠の生涯を作品とともに年譜している。多摩美術大学卒、広告デザイン会社へ入って、すぐタバコの「ハイライト」だった。隣の会場、壁一面に文春の表紙。毎週の40年間2000回という。生み出す言葉は「六本でもバナナ(七)」「九階でも塔(十)」「一羽でもニワトリ」…、イラストは、花を噛んで鼻をかむ、鮭を飲んで酒を飲む。「誠頭脳」は、マコトに柔らかく、才が多い。多彩。写真を撮って撮って、とっても面白かった。
※ 会期は6月18日まで。 ※ 和田誠(1396-2019)大阪生まれ。
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