六角堂の白鳥
いつ頃からか、聖徳太子創建の六角堂に白鳥がいる。飼われたのか、居ついたのか、越冬を忘れたのか、もう15、6年はいる。本堂北側の池の中、動物園のような檻はない。奥側の池と手前と、4羽はいる。空へ飛び上がりもせず、池を行ったり来たりして、泳いでいる。
本堂の屋根が六角形の六角堂は、京都市内の真ん中を印す「へそ石」がある六角通り烏丸を東へ少し入る。正式には天台系の紫雲山頂法寺。生け花の池坊家が代々、住職を務める。ご本尊は如意輪観音。親鸞上人が叡山から100日通い、ここで浄土真宗に目覚めたという。お地蔵さん、羅漢さん、縁結びの六角柳、センサーの鐘突き堂など見どころ多く、加えて白鳥である。
住まいにしている池、鯉もずいぶんいる。聖徳太子が天王寺建設の用材を求め、ここまで来て、身を清めた沐浴跡の池だという。歩きの流れ、このあたりまで来ると、境内へ入って、白鳥を見に行く。竹の柵に「噛みつきます。近づかないで下さい。エサやらないで下さい」と注意の書き込みがあり、すこし離れてみる。首長く、嘴が鋭そうな、大きな白鳥。見ていても、太子に帰依しているのか、我関せずと泳ぐ。バレエ、白鳥の湖のイメージはるか。
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