胸像は目玉の松ちゃん
目玉の松ちゃん、ご存知かなあ。ギョロリと目玉を大きくむいて、見栄を切って、観衆ヤンヤの松ちゃんこと、尾上松之助。無声映画時代、初めての時代劇俳優。出演本数は明治からから大正へ1000本。荒木又右エ門、豪傑児雷也…まさにチャンバラの大スターだった。
その目玉の松ちゃんの胸像が下鴨神社糺(ただす)の森公園にある。京阪電車出町柳駅から西へ、高野川の橋を渡り、次の加茂川の橋までの間の三角州近く。京都府が公園を整備、芝生が揃い、ベンチも出来て、ぶらり寄って見て、北側に松ちゃん像。アラカン、嵐寛十郎の鞍馬天狗などチャンバラは好きだけど、松ちゃんはそのひと昔前、名前だけしか知らない。
対面は、綺麗な公園が出来て、初めてだった。蝶ネクタイ、頭は七三分け。目鼻すっきり。目玉は向いていない。公園整備、それまでなかった案内板に松ちゃんの経歴紹介、往時のモノクロ写真などが出ている。福祉に貢献、寄付金で住宅ができ、松之助出世長屋と命名。大観衆の豊国神社で野外劇。彦根ロケ後、心臓病で亡くなったのは若き50歳の大正15年。送葬の列に沿道20万人だった~と記録に残る。松ちゃん知るファン、いま100歳世代。
※ 尾上松之助(1875-19269)岡山県生まれ、本名は中村鶴三。 ※ 胸像は昭和41年、福祉貢献で京都府がつくる。
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