人気の、すみっこ暮らし
いやまあ、えらい人気だという。みんなで静かに肩寄あって、すみっこで暮らしていたのに、今更なんでかな。北から逃げてきた寒がりの白くま、食べ残されるエビフライのしっぽ、トカゲのふりをしている生き残りの恐竜…、すみっこで、みんながナゼと首をかしげている。
どちらかと言えば、世をはかなんで、心に傷を持つモノ同士の集まり。すみっこの共同生活を始めて10年という。ウワサを聞いて、生きることに自信のないペンギンくん、ミルクティーだけ飲まれて、吸い口に残ったタピオカくんも参加、すみっこが狭くなるほど大世帯になっている。そこを謙虚なネコくんが、疲れるほど気をつかい、みんな仲良くという。
エビフライのしっぽと仲の良いアジフライのしっぽ、いつかブーケに~と夢みる雑草、カタツムリにあこがれるニセツムリのナメクジ、それに、それぞれに拘りがあって、すみっこに住み続けるスズメ、おばけ、山、ふろしき…みんなで今は60人?。その、可愛さ、哀れさ、いや、あこがれ。世間が注目して、アニメ映画、展覧会、グッズやらで、年収200億円とか。みんなの、こと志しとちがって、みんなをもう、すみにおけなくなっているという。
※ 京都大丸でGW中、すみっコぐらし10周年展開催。すみっこが落ち着くというサンエックスのキャラクター。イラストレーター、よこみぞゆりさんが学生時代、ノートの落書きから誕生という。
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