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2023年5月13日 (土)

朝倉文夫の彫塑館へ行く

Img_3604 Img_3599 Img_3582 Img_3586 Img_3587 Img_3589 Img_3602_20230510085301 Img_3611 Img_3609 Img_3615 Img_3613 Img_3612 Img_3608  五角形の屋根上、真ん中に裸婦像が見える。両腕を胸に抱え、東京都内は今、とないなっている~と見渡している。昭和の始め頃からの屋上庭園がある。平成、令和で流行りだした屋上庭園、今ごろ、何いってえ~んだと、花が咲く。国登録有形文化財「朝倉彫塑館」である。

 

 JR山手線日暮里駅を降りて5分ほど、坂道を上がって行った。台東区の根津、千駄木、谷中の~谷中7丁目。「東洋のロダン」と言われ、高村光太郎と並び、日本の彫刻界の先達、朝倉文夫が自ら設計して建てて、家族と住んで、アトリエにして、後進を集めて指導した学びの館。ことし生誕140年。京近美にあったチラシで、その記念展を知っての鑑賞だった。

 

 長女は去年、生誕100年回顧展の朝倉摂さん。舞台美術家で画家。孫は文学座の女優、富沢亜古さん。お二人とは、滋賀勤務時代に名刺交換したことがある。木、石でない粘土づくりの彫塑は、石こう像、ブロンズ像。入館料500円の企画展は「アトリエの朝倉文夫」。好きだった猫たち像、寝そべる犬像、男女の裸婦像、歴史の小村寿太郎像…、スカイツリーが見える屋上に、落ちないか?ぞうっとする砲丸の像…、朝倉文夫の世界、猫も犬も人も像なり。

 

 ※ 朝倉文夫(1883-1964)大分県出身。東京美術学校卒。彫塑館は昭和10年に完成、その後増改築。現在遺族が寄贈で台東区に。自作の庭園(五典の池)は名勝。昭和28年、彫刻家として初めて文化勲章受賞。

 

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コメント

学生時代、日暮里駅にほど近い「谷中田美術運送店」というところでよくアルバイトをした。絵画、彫刻などを運ぶ仕事。朝倉家にもよくお邪魔し摂さんともお会いしている。都美術館にも事務所があり日展審査の折はよく作品を運んだ。どうということのない弟子の作品を大御所が褒め、他の審査員の反対を押し切って?入選(本当の話)なんていう場面も見た。
 朝倉家では庭の石運びを頼まれたが重くて動かせなかった(若いのに)思い出がある。

投稿: 道-中 | 2023年5月13日 (土) 07時10分

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