« ♪~一杯のコーヒーから~♪ | トップページ | 国宝・親鸞上人 »

2023年4月 5日 (水)

ミュシャまたミュシャ

Img_0798 Img_0804 Img_0805 Img_0809 Img_0811_20230326080201 Img_0812 Img_0816 Img_0817 Img_0834 今なお、人気の「ミュシャ」を語るとすれば、どこからだろう。一つにアールヌーボーの旗手、一つに女性描く線の魔術師、一つに写真、油彩、イラストなど制作のマルチぶりなどか。どこかで毎年のように展覧会あり、ムシャムシャした時、安らぎにミュシャ?!。

 

 展覧会、これまで、なんど見たか。ついこの間も伊勢丹京都であって、また見た。アルフォンス・ミュシャはチェコ生まれ。フランス語でミュシャだが、チェコ語なら「ムハ」。人気が出たのは、35歳。フランスの大女優、サラ・ベルナールを描いた演劇「ジスモンド」のポスター。優美な女性と花々が受けに受け、それが新しい芸術、アールヌーボーに。

 

 伊勢丹展のサブタイトルは「マルチ・アーティストの先駆け」。挿絵、ポスター、商品図案など170点。撮影はOKなので、作品は主なものにして、ミュシャはどんな人物かと、展示の本人写真を次々に撮った。プラハで結婚した時、ゴーギャンら有人と一緒の時、41歳でフランスのレジオンドヌール勲章受賞の時…。どの顔からも、目の光りと優しさを感じさす。母国思う「スラブの叙事詩」完成させ、没して80年超えて、いまも、ミュシャ、ミュシャ。

 

 ※ ミュシャ(1860-1939) ※ 伊勢丹京都展は3月26日までで終わり、このあと福岡、広島、秋田へ巡回。

 

|

« ♪~一杯のコーヒーから~♪ | トップページ | 国宝・親鸞上人 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

20年ほど前に京都髙島屋で「ミュシャ展」をやりました。今回の伊勢丹さんと同じ堺の美術館の作品が中心でした。BGMにその作品に合う曲を流しますので、とりあえずチェコの曲を流しました。 お客様から「ミュシャ」ならスメタナの「わが祖国」でしょうとの指摘を頂きましたが、恥ずかしながらそこまで気がまわりませんでした。搬入・陳列・照明・チェックで2日かけてやっとオープンしたのでホットしていたところにこの指摘。。すぐにレコード売場に走り、たまたまありましたので、BGMで流しました。展覧会は大変です。体力もいるし美術の知識もBGM~入場客数・費用対効果から関係者の駐車場確保までとか、大変勉強になりました。京都新聞の校正の方が毎回必ず来られて、キャプションの間違いをよく指摘されました。作品・展示・キャプション・照明等は主催者の責任です。NHKや各新聞社や美術館の・・・髙島屋は会場を提供し、会期中の運営と管理の責任を持つだけですよ(笑)・・・

投稿: 安田金久 | 2023年4月 7日 (金) 08時48分

アールヌーボーの旗手・ミュシャ(ムハ)を知ったのは30年前。新聞社主催で美術展を開催したときだ。その時は大した関心も起きず、チェコ生まれということが脳裏に残っただけだった。
そのチェコ。大学4年の春にチェコ・プラハで民主化運動が勃発。だが旧ソ連の介入で間もなく制圧された、あの「プラハの春」である。国内でも70年安保直前で学生運動も過激になりつつあった。
いつかプラハへーその思いが実現したのは12年前。事前準備にあのミュシャと交響詩「わが祖国」のスメタナについてネタ収集した。
1800年代末期にオーストリアのハプスブルグ家からの独立を目指す国民の動きの中で、スラヴ民族を見事に歌い上げたのがスメタナの「わが祖国」である。この「わが祖国」、パリで活躍中のミュシャの心をとらえ、残りの人生をチェコに捧げる民族創作に傾注していくことに。
そこで完成したのが「スラヴ叙事詩」=4×5~6×8mの20連作(2017年に世界初で初めて六本木の新国立美術館で公開)=と、プラハ城内の聖ヴイート大聖堂壁面の巨大なステンドグラス。
もう一度訪ねたい世界一美しい世界遺産の町・プラハである。    (長々と申し訳ありません)

投稿: s.hidaka | 2023年4月 5日 (水) 12時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ♪~一杯のコーヒーから~♪ | トップページ | 国宝・親鸞上人 »