メタセコイヤ
用があっても無くても、日々のぶら歩き、目にすると、いいなあ~と思う樹木がある。建仁寺法堂前のクスノキ、植物園四季彩の丘のケヤキなどだが、その一つ、京博西苑のメタセコイヤもそうだ。背が高く、空へ切りこむような円錐形の、その姿形に、つい見惚れる。
メタセコイヤは「生きた化石」だという。このところ、スマホ調べが増えているが、たまには~と、書棚の新明解国語辞典をひいた。「巨大な落葉高木。高さは時に30㍍にも及ぶ」。京博のも20㍍はあり、どこからでも目立つ。生きた化石については「中世代に繁茂した化石樹だが、中国奥地で原生種が発見されて以来、再び世界各地で栽培」と記述あり、なるほど、そうか~だった。
さらにスマホでも調べる。日本では80年ほど前、皇居で栽培が始まり、全国に~いう。滋賀県高島市マキノのメタセコイヤ並木はよく写真に出る。ヒノキ科メタセコイヤ属で、仲間のない1属1科。初夏に新緑美しく、秋から冬へ茶けた落葉、これがまたいい。いま開催の親鸞生誕850年展を見て、庭園の西南へ行ってメタセコイヤ。遠くから、近くから、散り際のサクラと一緒に見た。均整とれた枝ぶり、羽状に出た青葉、黒く落下の球果…どう眺め見ても、これは京博のシンボルツリー。
<注> 花言葉は「平和」。メタセコイヤの「メタ」は~後でとか、変わった~の意。中生代は100万年前。中国奥地は四川省、発見は80年前。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
- グッドな「2025」ポスター(2025.04.26)
コメント
メタセコイアで思い浮かべるのは秋田市郊外の「椿台ゴルフ場」。ここは各ホールがメタセコイアでセパレートされています。今年が開場50周年。だから樹齢も50年以上。高さがそれこそ30メートル以上。それが数千本。ブログにある通り新緑も秋の黄色も見事。が、落葉の始末がそれこそ大変、だとか。健脚さんのおかげで⛳に想いを…。アア、ゴルフをやりたい。体力を付けなければ。健脚さんの万分の一の距離でも歩くか⁉。
投稿: 道ー中 | 2023年4月 9日 (日) 08時06分