駅アートは「洛北八景」
陶版画は「洛北八景」という。八景はどこ?と見ると、送り火の大文字、八瀬からケーブルの比叡山。世界文化遺産の銀閣寺、修学院離宮に詩仙堂。カラオケで歌う♪~京都大原三千院~♪。それに宝ヶ池の国際会館、川床の貴船~の八景。これで、ハッケヨイ、ハッケヨイ。
駅前に枝垂れヤナギが垂れて京阪電車の出町柳駅。枡形商店街の古本屋へ、地下鉄三条京阪で乗り換えて行く。地下の改札出て、地上の叡山電鉄まで、長いエスカレーターに沿う壁面に「洛北八景」。作者は故徳力富吉郎さん。西本願寺絵所12代目、棟方志功さんらと「版」グループ創生した著名な版画家という。陶板画はいつ頃できたのか、大塚オーミ陶業製作。
その一景、一景、先さえ急がなければ、足を止め、見応えがある。反対側の壁面、作者代わってまだある。元京都デザイン研究所長で、大阪芸大教授だった西脇友一さん。やはり大塚さん製作の陶板ふたつ。「鞍馬山絵図」と「葵祭行列図」。西脇さんらが原画を作っている。牛若丸と天狗と火祭りの鞍馬山。斎王代が乗る御輿、御所車、武人列…どこかに双葉葵をつけ、下鴨神社、上賀茂神社への列。乗って降りて出町柳駅、見るべきはまず駅ナカアート。
※ 徳力富吉郎(1902-2000) ※ 西脇友一(1932ー?)
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