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2023年3月11日 (土)

「THE金箔瓦」

Img_8740 Img_8747 Img_8732 Img_8745 Img_8733 Img_8734 Img_8735 Img_8741 Img_8744 ここ掘れワンワンではないが、埋蔵文化財の調査員が掘ると、金の瓦が1枚2枚3枚…所よっては、ゾクゾク…。信長の安土城、秀吉の大坂城など、空高く聳える美しいお城が次々に出来て、文化の花が開いた安土桃山時代。その権力の象徴、天守閣に輝いた金箔瓦である。

 

 発掘調査の結果を知らせ、研究成果を展示する京都市考古資料館。地味だけど、展示はオープンで、ぶらり行くと、発見がある。いまは「THE金箔瓦」展。京都市有形文化財という資料館は大正3年に建った旧西陣織物会館。入り口に「西陣」の大きな石碑は当時のままである。西に天神さん、東に京都御苑、その中間あたり。バス停「今出川大宮」の前である。

 

 1階特別展示コーナー、関白の聚楽第、旧二条城など市内現場や、安土城考古博物館所蔵から借りたのや、発掘した金の瓦が並んでいる。金箔瓦は信長、安土城の天主が始まり。信長天下布武の象徴という。イエズス会宣教師は、その瓦を眺め「製作巧みにして、薔薇に金を塗りたる如し」と感嘆している。秀吉の時代は、大坂城はじめ、各地の天守閣で金箔瓦全盛時代を迎え、家康の徳川時代に衰退という。展示の金箔瓦、今も、その歴史がピカリ、ピカリ…。

 

 ※ 「THE金箔瓦」展は6月18日まで。入場無料。

 

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