黒門市場の「まぐろ三昧丼」
大阪で「黒門」と来れば、東京で「アメ横」、京都で「錦」…。庶民の台所、大晦日の賑わい、「いっらしゃい、うまいよ、やすいよ」と威勢がいい。大阪へ行って、梅田から堂島へ地下道ぶらり。その「黒門」看板にした「マクロのエン時」見つけ、旨そう!と入った。
マグロまたマグロの専門店。大阪ミナミの黒門市場に本店があっての出店である。昭和2年の鮮魚店に始まって、創業店主・結城時蔵さんの名前でマグロ卸の株式会社「エン時」へ。黒門市場でも、マグロなら「エン時」と有名らしい。マグロのなめろう、角煮、酒盗、トロのべったら…マグロのメニュー数々あって、注文したのは、人気一番の生本まぐろ三昧丼。
白いご飯が見えない。赤身、中トロ、赤身と三列に並び、丼からはみ出るよう。まずワサビ醤油でひと切れ。舌にジュワッ…トロ味が走る。これこれ、これが本マグロ。塩で脂をおさえ、またひと切れ。マグロ身の山かき分け白ごはん。今度は続けて2切れ。NHK朝ドラ「舞い上がれ」の長崎五島からのキハダマグロという。店内に重さ60㌔、長さ1・4㍍の魚拓あり。一品で好物穴子炙りも。人気店、ちょうど客席が空き、ええ時に「エン時」入りだった。
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