これが鍋焼きうどん
客として年齢なりにホッとするお店と言うのだろうか。町の真ん中でなく、すこし外れて、それでいて、民家が多いところ。小さな暖簾、引き戸あけて、三和土にテーブル。神棚あって、TVあって…、壁額は主人謹白の十訓…、お品書きは黒字、値段は赤字で書いてある。
暖簾は、麺類・丼物一式「まつ山」。大正時代の創業で、4代目のおばあちゃん経営、100年以上という。店は、秀吉祀る豊国神社前、正面通りと本町通りの角っこ。鴨川へ出る歩きコース。前は520円のあんかけうどんで入って、今度は940円の鍋焼きうどん。この店で最高値。前に入ったおり、二人連れが注文。「わあっ、美味しそう」と声あげていた。
この寒さ、あったまりたい。あの時の二人連れの声、耳に残っている。TV、昼のニュース見ていて、土鍋が来た。蓋とって、湯気が上がる。ちょっと待ってから写真撮り。海老天が横たわっている。椎茸、ほうれん草、蒲鉾、玉子の黄身、小さい鶏肉…、これ、これ、これが鍋焼きの本道や。レンゲで出汁、一人でもフーフー、ええ、薄味や。うどん引っ張り出す。黄身をつぶす。さあ、海老天や、椎茸や…。身体ホコホコ…これが鍋焼きうどん!。
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