コレクション展は前衛書
この書、「花」だという。こちらは「風」だという。もう一つ、こっちは「無我」だという。「底」も「不思議」もある。色んな書が並んでいる。読むというより、すこし考えて見る書である。しょうしょう、難しい気もするが、これが前衛書だという。しょうかあ?。
ぶら歩き、今年度最後のコレクション展見に京近美4階へ行って~である。「書」は美術なのか否か~の議論から始まる歴史があって、戦後に芸術としての評価が高まった前衛書の展示である。墨人会の森田子龍、一字書の井上有一、書は線にあり~の手島右郷、さらに前衛書オピニオン、比田井天来、南谷親子など、名のある書家の作品が並ぶ。
独立書道とも、現代書道とも言う「書」の革新か。前衛書は、文字の意味と、その形で「象書」とも言う。書家それぞれ前衛書へ至る道筋などあり、その作品を見て回った。墨をぶつける如く「芸術は爆発だ」(岡本太郎)のような書。タイトルが「作品その1」という書。「金、権、賄、有」などの文字を散りばめ、世相を皮肉る書。見つめていて字が浮かんでくる書、どう見てもわからない書。書道芸術の書、今一度、しょうか、しょうか~と見た。
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