京都駅設計はビルの谷間
そう言えば、京都駅の巨大ビルは、正面あたりで深い谷になっている。建築設計した原広司さんは幼少期、谷間の多い南アルプスの長野県飯田、伊那谷で育ち、~その時のイメージを活かして京都駅ビルを設計した~と、いま、連載中の朝日新聞文化面で語っている。
明治10年の初代から平安建都1200年事業で出来た4代目京都駅。幅27㍍、高さ60㍍、長さ470㍍と巨大である。聞き語り連載3回目。原さんは「谷間って言うのは農耕が行われ、集落が作られ、文化が生まれる場所です。空を屋根だと思えば、建築になるんです」と話し「京都駅ビルは巨大建築の中に谷間を作った感じですね」と振り返っている。
紙面には、谷間を思わす京都駅ビル写真が載っている。写真は本人提供という。西に伊勢丹、大階段、東にグランビアホテルと京都劇場、上には空中経路…、完成から25年、もう何度もウロウロしている。原さん提供という写真の場所もよく知っている。東から大屋根入れて、西の大階段を見通すところだ。日々歩きの合い間、その谷間を感じに京都駅へ行った。あまり知られてない東のEVで7階へ上がり、駅ビル正面の底、そこに原さんの谷間があった。
※ 原広司 1936年9月9日生まれ、長野県飯田高校から苦学して東大。同名誉教授。世界初の連結高層梅田ビル、札幌ドームなど設計、日本建築学会大賞など受賞。※ 朝日新聞記事は2月1日付け、24面文化面、原広司「語る」第3回。
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