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2023年2月

2023年2月28日 (火)

小6、岩間一真君、絵才あり

Img_8867 Img_8868 Img_8880 Dsc_00122048x1365 Img_8877 Img_8876 Img_8872 Img_8879 Img_8873 Img_8869 見れば見るほど、作品に味が染みこんでいる。マンガの赤塚不二夫あり、爆発の岡本太郎あり、ヒゲのダリあり…。英字紙など切り貼りした抽象画、首をぶら下げた奇妙な鉛筆画、魚と人を描き加えたスタバのカップ…。数え切れないほどの展示作品、絵才が溢れている。

 

 障害者のある人の作品と表現に出会える場所、「アートスペースco―JIN」。京都市役所前、河原町通りを北へ、荒神口交差点すぐ。共生社会目指す京都府が6年前につくったギャラリーである。府立文芸会館のグループ展、府立医大の定期健診などの行き帰り、入場無料なので、ぶらりよく入る。一年に4度、展示入れ替えで、いま、小6の岩間一真君である。

 

 もう三度、通りがかって、三度入っている。入り口の壁面、その都度、岩間君が絵を描き足している。ブルーと赤の下地に、人、葉、ピストルなどバランスよく配して、ガラス面にも模様を描き、三度目のおり完成作品だった。背が低い岩間君、脚立に上がり、絵筆を持って~だったと。ギャラリー内、完成作品の前、岩間君の写真があった。人体解剖図、お化け屋敷、書「恋する」、展示は何が出て来るかわからない。それが何度行っても~の魅力だ。

 

 ※ 展示は3月26日まで。岩間君作品と先天性脳性マヒ、岡安聖美さんが車いすで描く作品も展示している。

 

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2023年2月27日 (月)

長い、長い…みんな長い。

Img_8584Img_8592Img_8595_20230224072001Img_8847Img_8848Img_8849Img_8858Img_8897Img_8902 Img_8861    何が長いか。落語の寿限無の名前が長い。コロナ禍もずいぶん長い。京福電車の駅名「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」は長すぎる。小説」墨東奇譚」の作者は永井荷風。京都三条商店街は、マラソン金メダル・野口みずきが走って長い。人生100歳も長い。

 

 目標、日々1万歩の歩く距離も長い。だいたい7㌔。足?、まあ長い。その足でぶらり、よく長い列を見る。3年ぶり開催、観光地を巡る京都マラソン。歩き出て、京都御苑南側の丸太町通りで出あった。ゴールの平安神宮まであと8㌔地点。小雨の中、歩いたり、走ったり。参加が1万6千人、ランナー列はこうも長いのかと見た。金運願う「御金神社」参拝の列も長い。

 

 神社は、日本で最初に電車が走った西洞院通り。御池通りを北へ10㍍ほど。金ピカの鳥居前、ガードマン2人出て、境内入りを制限している。食べるのに長い行列の店と言えば~である。出町、黒豆大福の「ふたば」と東山三条、天津飯の「マルシン飯店」。それに祇園、おこげご飯の「7代目儀兵衛」。河原町では、ちょっと待ちや~でスイート「抹茶館」…、どの店も、人が人を呼んでいる。語らいなら、鴨川河原、等間隔の並びが長い。それもこれも、いわゆるロングロングでアロウ~。

 

 

 

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2023年2月26日 (日)

京ふう中華は、からしそば

Img_8647 Img_8659 Img_8648 Img_8650 Img_8652 ♪~春が来た、春が来た、どこに来た~♪。「鼻にきた、鼻にきた、つ~んときた」。これ、京の中華、からしそば。京の食文化と言えば、和の京料理だが、これに対抗して、京の中華屋さんが考えたのが、つ~んと鼻にきて、こたえられないそば。ちょっと評判になっている。

 

 夕方、なんとなくNHKのTVを見ていてだった。京都には京都独自の中華メニューがあるという。中華店の店長が登場して、からしそばの紹介。辛子に酢を混ぜたタレ、中華麺に絡めて~というところで、北朝鮮がミサイル発射、北海道沖に落下~のニュースが入り、場面が切り替わった。そのあと、再開して、カツオ出汁にあんかけを加え、具をまぜた出来上がりが、鼻ツン。

 

 NHKなので店名は出ないが、京都駅八条口、近鉄みやこみちの「京の中華・ハマムラ」らしい。その、ツンとくる~の、食べたことが無い。ハ・マ・ム・ラで顔ロゴのハマムラ。大正時代創業、京都の大衆中華。歩きの流れで行った。店前の大きなポスターは「つ~んとくる刺激と風味」。単品1188円。カウンター席ですすった。具はキクラゲ、人参、白菜、ささ身…、TVのとおり。よく混ぜて口にした麺。ツンツン、ツンツン、春一番は鼻にきた。

 

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2023年2月25日 (土)

東映時代劇、いま一度!

Img_8273Img_8310Img_8316Img_8278Img_8301Img_8274Img_8340Img_8341Img_8298_20230223072901Img_8297 Img_8290Img_8296Img_8295_20230223071601Img_8288_20230223071401Img_8266  ついに出た!総天然色、東映スコープ、近日公開、乞う!ご期待!。オールスター総出演~と出た。豪華、この顔ぶれ!、凄い!。片岡千恵蔵、市川歌右衛門、大河内伝次郎、大友柳太朗、月形龍之介、中村錦之助、山形勲…、東映、東映、チャンバラの東映、どうえい!?。

 

 まさか~である。平安神宮大鳥居前、京近美入って、1階フロア。壁際に設置の大型ビデオにかつての東映大スターが次々に登場している。立って最初見ていたが、どの顔もなつかしい。20席ほどあるパイプ椅子、真ん前まで行って座った。旗本退屈男、忠臣蔵、任侠東海道、鳳城の花嫁…、白波打ち寄せる「東映」の題字が出て、時代劇映画の予告編である。

 

 ビデオ上映は、美醜画家・甲斐荘楠音の大回顧展、その関連からという。甲斐荘は絵画だけでなく、映画の時代衣装に携わっており、スターの着物がそうだという。それはそれとして、~この額の三日月傷が目に入らぬか~は旗本退屈男の早乙女主人之介、市川歌右衛門。雪降る吉良邸、山鹿流の陣太鼓を打ち鳴らすのは大石内蔵助。片岡千恵蔵。二枚目の黒川弥太郎、悪役の薄田研二、お姫さま女優の千原しのぶ、雪代敬子…東映映画、もう一度、どうえい?。

 

 

 

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2023年2月24日 (金)

「御池ゼストの招き猫」

Img_8679 Img_8688 Img_8681 Img_8683 Img_8682_20230222083601 Img_8689 Img_8690 Img_8691 Img_8692_20230222084001 なんというか、ニャンというか、出歩くと、お店のウインドウで「アート猫」によく出会う。お絵描き猫、招き猫人形…、愛嬌がニャンとも言えない。2月22日は「猫の日」という。にゃんでか?というと、2の重なり続く語呂合わせ。~ニャン、ニャン、ニャン~。

 

 朝、NHKラジオを聴く。雪が舞った翌日が猫の日。アナウンサーは「今朝は気温1度、猫もこたつで丸くなる寒い猫の日です」と話し出していた。週に一、二度は通るゼスト御池は、地下鉄京都市役所前の長い商店街。ここの河原町ひろ人形の猫がにゃんとも沢山いる。小判や鯛など抱えたビッグ猫一匹、その回りのミニ猫は形と色がとりどり、縦横に並ぶ。

 

 猫の飾り窓、タテ3㍍、ヨコ5㍍。「御池ゼストの招き猫」という。~みなさまに福が来ますように~と願い、右手は金運、左手は人招きを示す。向かい側に宝くじ売り場がある。歩きの一日一万歩、雨の日は、長い地下商店街を行ったり来たりする。雪が舞って寒かった猫の日の前日、飾り窓をデジカメ撮りした。様々なミニ猫、右手上げ、左手上げ、目をつむり、開き、50匹以上は…いる。♪~ふんじゃった、猫ふんじゃった~♪、気を付けたい。

 

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2023年2月23日 (木)

「ジョウビタキ」を撮った!

Img_8242 Img_8239 Img_8235 Img_8234 Img_8233 Img_8248 Img_8247 チュン、雀くらいの大きさでも、そうではない。セキレイほどすばしっこくはない。わりにゆっくり枝に止まっている。可愛いい小鳥だけど、カメラマンが追いかけまわすカワセミでもない。ツグミかな、キビタキかな。何だろう、何だろうなあ、そっと、写真を撮った。

 

 京都市動物園へ行って~である。卯年、今年のアニマル園長選挙で、立候補のウサギさんたちを「おとぎの国」で見て、遊園地近くの垣根に小鳥がいる。低い枝に止まって、お辞儀するように頭をピョコピョコ下げ、尾っぽをフリフリしている。距離は5㍍ほど。それ以上は近づかず、デジカメをズームにして、近場で枝渡りの小鳥を追い、1枚、2枚、3枚…。

 

 何ちゅう小鳥だろう。デジカメのメガをパソコンに取り込んだ。ピンとあわずのもだけど、何枚か、写っている。スマホのgoogleレンズかざしたら「ジョウビタキのオス」と出た。漢字で「尉鶲」。冬、チベットからの渡り鳥だ。オスの頭は銀白、能面白髪の父尉からジョウの名がつく。顔は黒く、お腹はオレンジ。白い斑点も。ヒタキは、火打石のような鳴き声「ヒッヒッ」から。撮ったぞ、撮ったぞ!「ジョウビタキ」。ヒッヒッヒ!?。

 

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2023年2月22日 (水)

これが鍋焼きうどん

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 暖簾は、麺類・丼物一式「まつ山」。大正時代の創業で、4代目のおばあちゃん経営、100年以上という。店は、秀吉祀る豊国神社前、正面通りと本町通りの角っこ。鴨川へ出る歩きコース。前は520円のあんかけうどんで入って、今度は940円の鍋焼きうどん。この店で最高値。前に入ったおり、二人連れが注文。「わあっ、美味しそう」と声あげていた。

 

 この寒さ、あったまりたい。あの時の二人連れの声、耳に残っている。TV、昼のニュース見ていて、土鍋が来た。蓋とって、湯気が上がる。ちょっと待ってから写真撮り。海老天が横たわっている。椎茸、ほうれん草、蒲鉾、玉子の黄身、小さい鶏肉…、これ、これ、これが鍋焼きの本道や。レンゲで出汁、一人でもフーフー、ええ、薄味や。うどん引っ張り出す。黄身をつぶす。さあ、海老天や、椎茸や…。身体ホコホコ…これが鍋焼きうどん!。

 

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2023年2月21日 (火)

卯年のアニマル園長選挙

Img_8255 Img_8186 Img_8192 Img_8196 Img_8195 Img_8205 Img_8232 Img_8210 Img_8206 Img_8207 Img_8208 Img_8261 俊足自慢のマーボか、男前のハルマキか。鼻の利くゴマダンゴも、病気知らずのアンニンもいい。優雅さではユカリだし、ダークホースならロバのハルだし…。京都市動物園、卯年の第8代アニマル園長選挙。みんな可愛いし、どれに一票入れるか、ちょっと迷ってしまう。

 

 寒さが底という日だった。いつもコースを変えての、昼のぶら歩き。地下鉄蹴上駅降りて、南禅寺参道歩いて、東門から動物園へ入った。一人一枚という投票用紙、昨年の寅年に続く卯年の園長選びが始まっている。締め切りは3月5日という。投票用紙一枚もった。ポスターで立候補している6頭を確認して、園内の「おとぎの国」まで行って、卯年の皆さんと出会った。

 

 平日、この寒さ、動物しかいない。丹頂ツル、檻の中で単調に歩いている。シロテナガザル、白い手を組んでガラスにへばりついている。確かに手が白い。国内でも古くて、京都市有形文化財指定になった観覧車、人乗せず回っている。おとぎの国のロバさん、ヒツジさんら、寒さで、身体を寄せ合っている。立候補、ウサギさんも固まっている。どれがハルマキか、ゴマダンゴかわからない。園入り口の投票箱、暖かいマーボ豆腐恋しく、マーボにした。

 

 

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2023年2月20日 (月)

路上ライブ「パクユナ」さん

Img_8115 Img_8116_20230217070501 Img_8118_20230217070501 Img_8121 Img_8124 Img_8125 何だ、何だ、あの人だかり、何だろう。一歩また一歩、だんだん近づいて、人の頭越しに覗いたら、ライブだ。マイクを片手若い女性が歌っている。透き通るようないい声。冬の冷たい空気を切るよう。誰だ、誰だ、誰だろうと、シンガーの前の案内板を見たら~である。

 

 大きなキャリーバッグ前、「パクユナ」と出ている。濃紺のスラックス、水色のジャケット、茶色のハーフコート。髪型はおかっぱ、化粧けのない顔。年齢は、はたちを出たところあたりか。清楚な女の子だ。何の歌か、一曲すみ、喋っている。人が多く、よく聴こえない。大阪梅田、高架の阪急阪神連絡歩道橋。JR大阪駅が後ろに見えて、電車が行き来している。

 

 前の見える所へ移った。人だかりは20人以上か、若い男性が多い。スマホ写真、ユーチュウブ撮影…、「パクユナ」さんの追っかけだろうか。人気の路上ライブ、らいぶ?たって、「パクユナ」って~と検索した。三重県桑名出身、2001年生まれ、東邦高校卒、日本生まれ日本育ちの韓国女性。アマ5万人のオーディション、300人内に入っている。東京、名古屋、大阪…、らいぶ、全国ライブが続いている。歌のうまさ、メジャーデビュー近そう。

 

 

 

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2023年2月19日 (日)

現代美術家・李兎換(リ・ウファン)展

Img_8060 Img_8066_20230216083601 Img_8068_20230216083601 Img_8079 Img_8070 Img_8096 Img_8107_20230216084601 Img_8108 Img_8100 Img_8102 Img_8101 Img_8090 Img_8103 世界的に知られる現代美術家・李兎換(リ・ウファン)さん。横文字で「LeeUfan」と書く。自然と人工素材の組み合わせなど「もの派」と呼ばれる現代アートをけん引する。韓国生まれ、日本の大学で活動の領域を広げた。その大回顧展があり、どんな作品か、見に行った。

 

 ミュージアムロード、海側の兵庫県立美術館。昨年の東京・国立新美術館の開館15周年に続き、こちらは開館20周年記念展である。梅田からの阪神電車、岩屋駅で降りた。山手にはパンダの王子動物園、道筋に緑と赤の怪物アート。美術館は世界的スケーター、坂本花織さんの母校・渚中学前である。安藤忠雄さん建築設計。運河側階段に座ると空が広がる。

 

 行ったのは最終日の日曜。写真撮影は平日OKだが、土日祝はNGだった。いま84歳、李さんの生涯を描くマンガの鑑賞ガイドが有り難い。展示は、石と鉄板、石とガラス、線と線など、どう理解するのか。単純と混沌、連続と不連続…、世の中は人間だけでない関係性を示す。世界の美術館はその作品を評価して、所蔵が多いという。そうなんかと生半可に理解、見終わって周辺ぶらり。空と運河、青りんごなど野外アート。ここにも「もの派」?、その関係性ぼんやり考えた。

 

 ※ 展覧会は2月12日終了。

 

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2023年2月18日 (土)

やっぱり、大阪はたこ焼き。

Img_8031 Img_8052 Img_8037 Img_8044 Img_8045 Img_8046 Img_8048 Img_8051  大阪へ行ったら、たこ焼き。やっぱり、たこ焼きは大阪イチオシのB級グルメ。その、たこ焼きはたこ焼きでも、この味、あの味と、店がいっぱい。飛び切りタコ大きいのや、手づくりソースが自慢なのや、千差万別、色んな店があって、だいぶ並んで「たこ八」へ入った。

 

 神戸の兵庫県立美術館へは、梅田で阪急から阪神電車に乗り換えて行く。JRなら灘駅、京都から一本で行けるが、ヒマなひとり鑑賞だし、急ぐことはないし、運賃も安いし、昼の梅田ぶら歩きが楽しめる。その梅田地下街、両サイドにこれでもか、これでもかと店が並んで、ホワイティうめだで人気の「たこ八」。道頓堀に本店があり、大阪のたこ焼き10選に入る名店という。

 

 こだわりは、銅板の焼き上げ、醤油の生地で、ソースなし。明石焼き用、出汁もあり、焼き蕎麦などとお得なセットも。並び待ちの間、何にするか考え、イカ焼きセット。たこ焼き5個とで、税込み682円。外で待って30分あまり、カウンター席へ。座ってすぐ先に注文済みのセットが来た。たこ焼きは、外はこんがり、中はふんわり。そのままも良し、出汁つけもよい。イカ焼きには玉子入り。タコもイカも足8本。いかにも、いかにもで、洒落もうまい?。

 

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2023年2月17日 (金)

古くて新しいお堂、球体の輝き

Img_7559_20230214072501 Img_7563 Img_7558 Img_7562 Img_7571 Img_7575_20230214072701 Img_7572 地下に地上に町が広がる大都市・大阪。何が出て来るかわからいと、歩いていたら、出た。金色の大きな球体、キラキラ光って、まるでミラーボール。人工池に浮かんでいる。コンクリート橋を渡って、なんだ、なんだ!と見に行ったら、球体は、立派で厳かなお堂だった。

 

  「堂島薬師堂」。由緒は1400年前、推古天皇時代にさかのぼり、聖徳太子の四天王寺建立に関わるという。番地は大阪市北区堂島1丁目。高さ99㍍、23階建ての堂島アバンザビルの庭園。表通りの四ツ橋筋に玄関遺跡がある元毎日新聞大阪本社があったところ。平成11年(1999)に再開発のおり、だれが考えたか、球体の中にお堂を移したという。

 

  「堂島」という名の由来のお堂だという。四天王寺造営の木材運ぶ船が、このあたりの中洲で座礁、それが縁で太子が中洲の島にお堂を建てたからという。そんなあれこれが案内板に詳しい。ジュンク堂書店が入る堂島アバンザへ寄っての帰り、裏道の北新地側へ歩いての発見だった。お堂の中、薬師如来、地蔵菩薩、弘法太師像などという。気持ち、お賽銭して、扉超しにデジカメを入れ、写真を撮った。ご本尊、球体の中、旧態依然?として輝いていた。

 

 

 

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2023年2月16日 (木)

コレクション展は前衛書

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 ぶら歩き、今年度最後のコレクション展見に京近美4階へ行って~である。「書」は美術なのか否か~の議論から始まる歴史があって、戦後に芸術としての評価が高まった前衛書の展示である。墨人会の森田子龍、一字書の井上有一、書は線にあり~の手島右郷、さらに前衛書オピニオン、比田井天来、南谷親子など、名のある書家の作品が並ぶ。

 

 独立書道とも、現代書道とも言う「書」の革新か。前衛書は、文字の意味と、その形で「象書」とも言う。書家それぞれ前衛書へ至る道筋などあり、その作品を見て回った。墨をぶつける如く「芸術は爆発だ」(岡本太郎)のような書。タイトルが「作品その1」という書。「金、権、賄、有」などの文字を散りばめ、世相を皮肉る書。見つめていて字が浮かんでくる書、どう見てもわからない書。書道芸術の書、今一度、しょうか、しょうか~と見た。

 

 

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2023年2月15日 (水)

大阪の「屯舎」で握り寿司

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 旨いもん酒場、お弁当物語…など店前を通り、入ったのは、赤い暖簾「屯舎」。ネギトロ丼、海鮮丼などランチメニューに寿司の握り。豚を飼っている訳でもなさそうなのに「屯舎」。なんでか、トンとわからない。北新地からだいぶ外れた大阪第一ビル1階。前は国道1号が走っている。入った店内、ズズっと広い。最初に座ったテーブル席からカウンターへ変わった。

 

 赤提灯は握り寿司だったし、丼モンより、握りがいい。カウンターの上、張りぼてにマグロが下がっている。寿司は回っていない。タッチパネルもない。席前のネタ書きの黒札を選んで、カウンター前へ出す。板前さん、それ見て、黙々と握る。昔からの、この店流の注文方式か。焼き穴子、ヤリイカ、アジ、トロサーモン、赤出汁。寿司板に静かに揃って出た。ネタは?、握りは?。いや、いける、いける。飛び込み「屯舎」、とんはとんでも、握りがいい。

 

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2023年2月14日 (火)

ストックホルム五輪を見に行ったバッグ

Img_7912 Img_7914 Img_7908 Img_7922 Img_7923 Img_7924 Img_7913 Img_7919 Img_7918 どっしり、茶褐色、革製の大きなボストンバッグ。持つと中は空っぽなのに肩が食い込みそうに重い。明治から大正へ、出来事が多かった1912年。日本がオリンピックに初めて参加したストックホルム大会の応援に行った110年前のアンティークなバッグだという。

 

 京町家をリニューアルしたギャラリー。室内は吹き抜け、井戸まであって、奥には坪庭がある。呉服屋さん多い京都の四条室町西北かど、ギャラリーの名は「ちいさなおうち」という。祇園祭の鶏鉾が立つあたり。街角での出合いを撮る写真家・昭元順耳さんの個展案内、小雨降る日に行った。ひととおり展示の作品を見て、昭元さんに言われて、このバッグだった。

 

 ギャラリーオーナーの祖父、岡村房次郎さん(当時55歳)が、日本人対象に組んだJTB初めての海外ツアーで持ち運んだバッグだという。敦賀、ウラジオストック、シベリア鉄道経由で行った五輪応援を中心にパリ、ロンドン、ローマ、ハンブルグなど4か月の長旅だったと、バッグそばの貼り紙に書かれている。バッグには各国で泊まったホテルの古いワッペン。金栗四三らの日の丸五輪行進を見に行った110年前のバッグ、今ここに~である。

 

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2023年2月13日 (月)

ゲンつき鍾馗さん

Img_7422 Img_7423 Img_7440_20230209075801 Img_7435 Img_7439_20230209075801 Img_7436 Img_7438_20230209075801 Img_7444 Img_7445 この、鍾馗さん彫刻、愛称は「ゲンつきゲンちゃん」という。JR大阪駅正面、交差点を渡ってすぐ、第一生命ビルディングの正面、歩道前に立っている。よく光った黒御影石、子丑寅卯辰巳…12の干支を記した台座の上、高さ3㍍はありそう。浄財箱まで置いてある。

 

 人の多い大阪、何が出て来るかわからない。駅正面にちょっとした花壇、冬の今はキンギョソウ、ストック、アイスチューリップなど咲かせている。寛げる都会のオアシス。花の写真を撮って、正気になって、鍾馗さん。中国・唐時代から伝承の神様、厄払いに効果があるという。京都の町家では、玄関入る前に、ちょっと待ちや!と、屋根瓦によく飾ってある。

 

 大阪で彫刻の鍾馗さん対面は初めて。作者は京都でよく見る世界的な彫刻家・流政之さんではないかな~と由緒書きの案内板を読むと、そうだった。「ゲンつきゲンちゃん」の愛称は、原付きバイクではなく、縁起吉兆を思うゲン担ぎのゲンつき。彫刻の腰あたりに「福」の一字、後ろを回って、出世・秀吉の瓢箪が3個。良い一日を願ってゲン担ぎ。鍾馗像ひと回りか、台座の干支タッチか、福祉へ浄財を入れるか~、どうゲンをつけるか、大阪行一日の始まり。

 

 ※ 流政之(1923-2018)長崎県生まれ、立命館創始の中川小十郎を父に持つ。戦前パイロット、立命館中退、独学で彫刻。95歳まで生き、神戸のメリケンパークで海援隊彫刻など国内外に作品多い。香川県高松の庵治半島にアトリエ、美術館もある。

 

 

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2023年2月12日 (日)

植物園にメジロが来た!

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 冬の京都府立植物園へ行っての出あい。一週間ほど前、南国・宮崎の知人から「庭にメジロです」とミカンを食べる写真がメールで届いていたのを思い出し、デジカメ撮り。メジロくん、皮つきの小さい実を丸ごと口にして可愛い。ホーホケキョ、梅にウグイスは姿は見せないが、メジロは甘いモノに目があっても目がない?。冬枯れ植物園のメジロは春の先触れ。

 

 いつもどおり、園内ぶらりぶらり。白いスノードロップと黄水仙、黄色いソシンロウバイ、自然生態園の赤い実は一両、正式にはアカネ科のアリドオシ。園は「いつもお金がありどおし?」の洒落解説は苦しい。台風倒木に生えたキノコが色々あって、食べられるヒラタケも。園は見るだけよ~という。夕陽に染まるメタセコイヤ、彫刻・麦わら帽の少女の背中越しに比叡山が見える。チューリップの球根は土の中、~「春」もうちょっと待ってね~と植物園。

 

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2023年2月11日 (土)

幻のクリームパン

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 中山道67番目の宿場町、守山へ行って、山崎製パン系「サン・エトワール」。JR琵琶湖線守山駅改札をでて、西の階段を降りてすぐ、交番と隣り合っている。滋賀銀行守山支店ロビー、雁皮紙を使った知人の写真展を見に行っての帰り、ひと休みで入った。入り口からパパンがパンと並んで、一番奥に「守山」の焼き印がついて「幻のクリームパン」だった。

 

 幻視、幻影~、そんなことはない。よく見えている。菓子パンの生地にカスタード入りのクリームパン。食べれば、お腹へ入って消えることは消えるが、どのパンでも同じだし、何で幻だろう。店の人気ランキングは、一番はプレミアあんぱん、二番はイタリアンバニーニなどで幻のクリームパンは入っていない。トレーを返しに行って、なんで幻?と店員さんに聞いた。「これ冬場の限定です。いずれなくなるからです」。幻のクリームパン、いまだけよ~だった。

 

 

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2023年2月10日 (金)

ありがとう!大阪マルビル46年

Img_7453 Img_7451 Img_7454 Img_7456_20230207082901 Img_7466 Img_7478 Img_7479_20230207083101 Img_7482 Img_7486 Img_7449 大阪へ行って、丸いからマルビル。高さ123.9㍍、地上30階、地下2階、茶色い円筒形の超高層ビル。地上でも地下でもJRから歩き3分、集まりやすい、帰りやすい~とキャッチし続け、完成から46年経って古くなって、この夏に解体、建て替えの工事に入るという。

 

 中之島・香雪美術館へ行くのに、阪急梅田からJR正面へ出て、信号渡って、大阪マルビル。いつもは四ツ橋筋へ、右へ歩くのに、その日は真っすぐ行って、「46年間ありがとうございます」のポスター見て、建て替えを知った。2月からは「また逢う日までキャンペーン」という。屋上の廻る電光ニュースは見上げことはあるが、中には一度も入ったことはない。

 

 今のうちと、外側を回り、マルさを感じて入った。玄関にビル46年の歩みビデオ。1976年完成、ビル名は一般公募で、丸いからマルビルだった~という。東京は丸ノ内の地名で丸ビル、大阪は形態でマルビル。いまは、隣のヒルトンなど、高いビルに挟まれ、肩身が狭いが、完工時は日本初の超高層円筒形ビルだった。建て替え完成は、大阪万博すんでの2030年。やはり丸く再会。♪~また逢う日まで~♪。別れの訳の老朽化、♪~それは話したくない~♪。

 

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2023年2月 9日 (木)

「大戦争」という名のラーメン店

Img_7101_20230202070601 Img_7112 Img_7113_20230202070701 Img_7115 Img_7116 Img_7117 Img_7124_20230202071001 Img_7126_20230202071101 Img_7109 ラーメンはラーメンでも、店名が気になる。去年10月、京都河原町に開店した「ラーメン大戦争」。英語表示で「THE RAMEN WAR」。~人類みな麺類~系列のチエーン店という。店名とて「大戦争」とは、ただごとではないと、ワーワー言う前にまず行って見た。

 

 始まりはいつもの歩き。去年の世相を表す漢字一字は「戦」。祇園前で京阪バスを降り、漢字検定協会ビル内で展示の清水寺・森貫主揮ごうの「戦」を見てから行った。四条通りを西へ、鴨川渡り、河原町通りを北へ六角まで10分。いつもは列が出来ているが、行った日はスッと入れた。案内のあった奥のテーブル席、メニュー「ピストル」と「平和」がある。

 

 そりゃあ「平和」がいい。チューシューは5枚まで何枚でも良いという。2枚目でないけど、若くはないし、控えめに2枚にした。店のどこが大戦争なのか。店内、板壁が石垣ふう、ピストルと刀の飾りがあり、メニュー裏に騎士のイラストだ。なぜ、大戦争?と思案するうち、醤油ラーメン「平和」が届いた。チャーシュー2枚は鉢にレアにへばりついている。二本指を広げて、ピースは平和。あっさり味のラーメンをすすりつつ、ロシアの文豪トルストイを思った。

 

 ※ 「ラーメン大戦争」は大阪からの全国展開店。現在大阪4店、東京1店、高知1店と京都河原町店1店。

 

 

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2023年2月 8日 (水)

朝の顔づくり、その後

Img_4726 Img_5668_20230201072101 Img_5441 Img_5689 Img_5804_20230201072101 Img_6415_20230201072001 Img_7023_20230201071901 Img_6915 Img_7063 まだやってるんでしょ。「朝一番、サラダの顔づくりですね。ええっ、やってます。やってます」。もうずいぶん長くなるのでは。「そうですね、もう一年近くになりますかねえ」。確か、毎朝ですよね。あきませんか。「かっぱえびせん。まあ、習慣、クセですかねえ」。

 

 あの顔づくり、夏から秋はシャインマスカット多かったですが。「今は冬なんで、ミカンが中心ですね」。ゆで卵も多いんでは。「そうですね。まあ、今は変わりべんたんにしたり、同時に使ったりでしょうか」。お皿の下敷きはミックスサラダですね。「お皿もサラダも、さらです。古くはありません」。それ、定番のダジャレですね。「さらっと聞き流して下さい」。

 

 お正月はどうでした。「やめました」。始まりは?。「三が日がすんで、お節の残り、人参、鯛の子、黒豆を使いました」。具材、多様化では。「マンネリになるので、イカのリンクで眼鏡、瓜の奈良漬けや椎茸煮で鼻にしたり。冷蔵庫の中次第ですが…」。黒目は刻み海苔が多いのでは。「ポイントですね。置き方で顔の表情が変わります」。人間の顔も一人として同じじゃない。「サラダの顔も、そうです」。頭髪が気になりますが、お励(ハゲ)み?下さい。

 

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2023年2月 7日 (火)

京都駅設計はビルの谷間

Img_7148_20230206070001 Img_7626 Img_7151 Img_7155 Img_7153 Img_7159 Img_7160 Img_7161 Img_7164  そう言えば、京都駅の巨大ビルは、正面あたりで深い谷になっている。建築設計した原広司さんは幼少期、谷間の多い南アルプスの長野県飯田、伊那谷で育ち、~その時のイメージを活かして京都駅ビルを設計した~と、いま、連載中の朝日新聞文化面で語っている。

 

 明治10年の初代から平安建都1200年事業で出来た4代目京都駅。幅27㍍、高さ60㍍、長さ470㍍と巨大である。聞き語り連載3回目。原さんは「谷間って言うのは農耕が行われ、集落が作られ、文化が生まれる場所です。空を屋根だと思えば、建築になるんです」と話し「京都駅ビルは巨大建築の中に谷間を作った感じですね」と振り返っている。

 

 紙面には、谷間を思わす京都駅ビル写真が載っている。写真は本人提供という。西に伊勢丹、大階段、東にグランビアホテルと京都劇場、上には空中経路…、完成から25年、もう何度もウロウロしている。原さん提供という写真の場所もよく知っている。東から大屋根入れて、西の大階段を見通すところだ。日々歩きの合い間、その谷間を感じに京都駅へ行った。あまり知られてない東のEVで7階へ上がり、駅ビル正面の底、そこに原さんの谷間があった。

 

 ※ 原広司 1936年9月9日生まれ、長野県飯田高校から苦学して東大。同名誉教授。世界初の連結高層梅田ビル、札幌ドームなど設計、日本建築学会大賞など受賞。※ 朝日新聞記事は2月1日付け、24面文化面、原広司「語る」第3回。

 

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2023年2月 6日 (月)

おふくうどん

Img_7315 Img_7313 Img_7311 Img_7312_20230205065801 Img_7320 Img_7314 焼き立てだろうか、焦げ目のついたお餅が一つ。これに揚げ玉と刻みネギが入っている。出汁は京ふうの薄味。その名は「おふくふどん」。値段は税込みで650円。先代の林家三平師匠ならこう言うだろう。~お餅も入ってベタベタと、安くてどうもスミマセン!~。

 

 店名は「お福」。蕎麦なら、夫婦そば、茶そば、にしんそばあり、うどんなら、店名そのまま、おふくうどんである。交差点から平安神宮の大鳥居が見える三条通り神宮道の東南かど。店前は一年中、すだれが掛かっている。青い暖簾にもだが、すだれにも、お顔ふっくら、お多福さんを描いたイラスト。入り口は開けるのは右か、左か、ちょっと考える引き戸。

 

 知恩院から青蓮院超えて、岡崎へ行く道筋、何度も通っている。火曜と水曜はお休み。ずっと昔に一度入って、京料理をけん引する美濃吉の社長さん、ほっこりしたさか、食べに来ていたのを思い出す。節分ウオークのおり、福は内!で久々に入った。注文はこの店にしか無さそうな、おふくうどん。お餅、茶色の焦げ目がこおばしい。広くない店内、前と変わりない。テーブル席から見上げるTV隣の、陶器のお福さん。店と同じで、年季入りで福々しい。

 

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2023年2月 5日 (日)

節分ウオーク

Img_7133 Img_7179 Img_7186_20230204075701 Img_7175 Img_7188 Img_7196 Img_7209 Img_7233_20230204080301 Img_7234 Img_7241 Img_7279_20230204075101 Img_7298 Img_7334 Img_7347_20230204075201  節分、どこから何が出るか、わからない。京都・吉田神社の参道にイカ焼き。如何にも如何にも~と出た。インドからダンドリーチキン、段取りよい。山形、芭蕉の山寺から玉こん。静けさに蝉の声、串にこんにゃくがあう。魔を滅する福豆、五色の鬼には金棒…と出る。

 

 いつもの出歩きは、節分ウオーク。始まりは毎年の吉田神社から。年越し蕎麦の河道屋さんが出てないのが寂しいが、だいたい、いつもの場所にいつもの露店。本殿への道、番外でエセるろうに剣心が出た。写真どうぞ!とポーズする。平安神宮の大極殿前、四角な面を被った方相氏が砂利道を行く。鬼払え、鬼払え!~の叫び。宮中行事追儺式、古式にのっとっている。

 

 山伏ご縁の聖護院。黄色の鬼が登場。恐れずの女性、鬼の髪の乱れを直して、ツーショット。鬼が恐縮している。八つ橋の西尾。敷地で餅つき、ぜんざいの振る舞い。バンザ~イ。満月稲荷神社、矢田寺は、鬼面は外に、福面は内に~。祇園の八坂神社は、舞殿で花街の舞妓さん踊り奉納。外国人観光客多く、感嘆して、奉納にオオノー?。祇園甲部の舞妓さんは祇園小唄。♪~月はおぼろに東山~♪。観客多く動けず、写真撮りは後ろ姿…これはオオノー?。

 

 

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2023年2月 4日 (土)

今日は何の日?、路面電車が走った日

 Img_7139 Img_7138 Img_7140 Img_7142 Img_7141 毎朝、NHKラジオは「今日は何の日」と教えてくれる。2月1日の朝、何となく耳にしていて、その日は、日本で初めて路面電車が京都に走った日、明治28年(1895)と聞いた。よく歩き行く京都駅近くに記念碑があるのは知っていたが、日付までは~だった。

 

 何事も現場が大事である。ヒマな出歩きの日々、聞いたからには~で、記念碑の現場へ確認に行った。「今日は何の日」の、その年その日、路面電車が走り出した場所である。記念碑は京都駅正面から西北へ200㍍、交差点前の歩道に立つ。地名で言うと、東洞院通り塩小路である。丸い台座に高さ2㍍の四角な石碑。「電気鉄道事業発祥之地」と記されている。

 

 その名も「京都電気鉄道」は、ここから酒処・伏見の中心、下油掛町まで6㌔、架線つけて軌道を走ったという。途中、停留所はなく、客があると、少年が先走りして確認、チンチン、チンチンと停まって、客を乗せたらしい。石碑に電車写真と「電車が新幹線へ発展していく先駆け」と書かれている。走り出し80周年記念の昭和50年2月1日に建立、国鉄、京都市電、京阪、阪急、近鉄など電鉄各社名がある。今から128年前の2月1日である。

 

 ※ 京都電気鉄道は京都市電と合併、市電は京都市内全域へ広がり、クルマ時代になった1970年後半廃線に。 ※ 記念碑は伏見側、下油掛町のお菓子屋さん前にもある。

 

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2023年2月 3日 (金)

大津市「緑が丘球場」

Img_7065Img_7066 Img_7038 Img_7037_20230131072001 Img_7040 Img_7043   戦前、全国中学野球京津大会の決勝があった、その球場は、電車の臨時停留所が出来、その観客は2万人も、だったという。大津市と京都市の境、旧東海道わきの「緑が丘球場」である。京都に西京極球場完成まで、昭和2年から5年間、京津大会開催の歴史を持つ。

 

 大津市だけど地域的には京都市みたいな大津市藤尾。びわ湖毎日マラソン出発・決勝だった皇子山競技場が前にある大津市役所へは逢坂山のむこう。大津市藤尾支所町づくり協議会が発行する会報・藤尾歴史散歩に、この球場のことが写真付きで載っていた。球場が出来て、朝日新聞滋賀版は「新緑がしたたり、涼風が吹く理想の球場」と記していたという。
 
 その球場はどのあたりだろうと会報を見て探しに行った。山科から京阪バス、藤尾・小金塚行き、最初の停留所が緑が丘。会報記載の電車臨時停留所があった四ノ宮と追分の間あたり、今は住宅地。どこかな、どこかなと歩いて、テニスコートがある藤尾運動広場へ出た。藤尾支所の西側で、表示も、面影もないが、この場所が球場だったようだ。戦時色強くなって、芋畑転用で球場は姿を消したというが、その歴史は会報写真の中「今は昔」で、存在していた。

 

 ※ 緑が丘球場掲載の会報・藤尾歴史散歩は2022・10月と11月。第16回京津決勝の場内行進写真。平安中20―2膳所中の記載。 ※ 夏の高校野球地方大会は第1回~37回は「京津大会」、38回から54回は「京滋大会」、その後、福滋大会経て、60回から1県1校出場に、

 

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2023年2月 2日 (木)

上杉本、国宝「洛中洛外図屛風」

Img_6985_20230130070601 Img_6986 Img_6995_20230130070601 Img_6996_20230130070601 Img_7001_20230130070701 Img_7010 Img_7002 Img_7005 Img_7006 Img_7007  目を細めて、よ~く見ると~である。白峰神宮、飛鳥井邸でお公家さんが蹴鞠をしている。京都御苑内、近衛邸に桜が咲き、一番咲きの糸桜だという。薪を頭に乗せて歩くのは大原女、犬に追われて逃げるのは猿飼い…、目を細めるほどに、そこに描かれた絵が見えてくる。

 

 上杉本、国宝の洛中洛外図。天正2年(1574)、織田信長が上杉謙信に贈った狩野永徳が描いた六曲一双の屏風である。その登場人物、右隻と左隻合わせて、だれが数えたのか、2485人だという。まだ永徳が若い室町時代初期の作品。後に様々な洛中洛外図が登場するが、ち密な描写力はこれに勝るものはないという。右隻は東地区、左隻は西地区を描く。

 

 この屏風絵、鴨川二条大橋西詰の橋下に写真がある。京都府が民間支援得て、ホームレス対策兼ねて、設置して10年以上という。京都市の元菊浜小跡、ひと・まち交流館地階には高精度デジタル複製のパネル。出歩きの一日、この2カ所を渡り巡って、思い切り近づいて、目を細めた。歩く巫女、祇園祭の螳螂山、シジミ取り親子、魚を釣る人、鮎の漁…、金の雲に群青色の川…、永徳さん、どれだけ年月かけて歩き回ってスケッチしたのか。まさに国宝!、ギネスびっくり?。

 

 ※ 国宝指定は平成7年(1955)。山形県の上杉博物館が所蔵している。 ※ ひと・まち交流館にはデジタル展示ほか、洛中洛外図の書籍も揃えている。

 

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2023年2月 1日 (水)

あべのハルカスに「月」が出た

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 美術館の「不思議の国のアリス」展を見て、屋外庭園へ行って、その月を見た。ガラス面に大きく、丸く浮かんで、そんなことアリス?である。屋外庭園は高さ80㍍。一番上屋上ハルカス300へは3倍の高さ。この16階から有料乗り換えだけど、ここは無料でも高い、高い。庭園なので、季節ごと色んな花が咲き、樹々もあって、今は三椏がまた出ている。

 

 フロアにはあべのハルカスのマスコット、あべのべあ。雲の上でぼんやりをイメージするクマさん。ツリーには何頭もぶら下っている。雨上がりでもないのに、なぜか虹もでている。展覧会ご縁か、何をどう見ても、そんなことアリス?と思ってしまう。フォトスポットのお月さんはゴールドムーン。見方によっては、ウサギが餅をついている。まあ、なんでもアリス。年じゅう出ていて、もう3年。あんまり高いので、フォトフォト、疲れてないかなあ。

 

 

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