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2023年1月 8日 (日)

駅ビルの冬、空と雲と

Img_5470 Img_5471 Img_5473 Img_5474 Img_5485 Img_5486_20230106073001 Img_5487 Img_5488_20230106073001 Img_5496 Img_5503_20230106073101 秋晴れに対し、冬晴れ、冬日和という。冷たくても、空気がよく澄み、日の光が明るい。青い空に浮かぶ雲は低い。うね雲、いて雲、すじ雲…、子規は冬の雲は鉛の如し~と名付けた。晴れた日の京都駅ビル、雑踏の正面から4階へ上がって、空に雲、雲に空と見た。

 

 一日に何十万人もの乗降客、正月は観光客で倍加する京都駅。その同じビルなのに正面西から大階段のある4階へ上がると、イベントがあると賑わうが、何もないと、人がいない。ゆっくり、ぼんやりしに、南ひろばへよく行く。学びよし、食事よしの木机、寝転べる人口絨毯の芝生まである。今年初めて、伊勢丹美術展帰りに行って、冬の空と雲を眺め歩いた。

 

 京都駅ビルを設計した原廣司氏は「駅は、人びとが<空>を見出す場面を待つ」と言っている。南ひろばからの冬空、寒さで透明度を増し、雲の白さが際立つ。雲の下、新幹線が行き来する。東山三十六峰・伏見稲荷の上、雲が三段重ねに浮いている。デジカメで雲のズーム撮り、つかめそうに見える。ガラス面に反射した京都タワーは、ツータワーになる。空中経路、彫刻モニュメント、案内表示などの借景の空と雲が似合う。見歩いて、寒さも、世の中も忘れている。

 

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