聖徳太子の馬が石に~
この山に霊ありて~、聖徳太子が乗っていた馬が石になったという。あれから1400年経って、今もなお、石になった馬が池に浮かんでいる~という。そう駒札に書かれていて、その池を覗きこんだら~である。石になった馬の背中、そう思うと確かにストーン?と見える。
東近江市五個荘町、石馬寺(いしばじ)へ行って~である。日出ずる国~の聖徳太子が建立して、その云われから「馬の寺」という。聖徳太子が摂政していた推古2年、西暦で594の出来事である。鎮護国家、仏教興隆の場所を求めていた太子が、近江のこのあたりで霊を感じ、山に登って、降りて来たら、松に繋いでいた馬が石に化し、それで寺を建てたという。
近江には、聖徳太子の伝承が多い。昨年、亡くなって1400年、東近江市など2市2町は太子ロゴなどつくり、巡回朱印コースを選定、PRした。石馬寺もその一つ。繖(きぬがさ)山トンネルの六角定頼像の写真取材に行って、能登川駅へ歩き帰りの寄り道だった。歩く人はいない。柿が熟して下がっている。廃車が岩石に乗っている。フラミンゴ仕立ての庭があって、太子のノボリが立って、石馬寺…。池の中、石化した太子馬、たいしたもんだと見た。
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